悪い起業アイディア2例:
1.対価不発
対価不発とは、多くの人が課題は感じているが、本気で金を払う人が一人もいない。
例:温暖化対策、フードロス
出典:堀新一郎,琴坂将広,井上大智. STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか(Kindle Locations 349-351)
2.細分化不足
細分化不足とは、サービスが存在する市場は巨大だが、当該サービスが解決しているセグメントが極端に小さい。
出典:堀新一郎,琴坂将広,井上大智. STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか(Kindle Locations 349-351)
細分化不足の例として、ラクスルの例があります。
ラクスルは、稼働率の空いてる印刷会社と、印刷が必要な会社を繋げるプラットフォームです。
ラクスルは、まず印刷会社の価格比較メディアを立ち上げて参入しました。
後日、ラクスルはこの価格比較メディア事業から撤退し、現在のプラットフォーム事業に参入しました。
印刷メディア事業は、印刷会社の広告宣伝費がラクスルが狙う市場規模になります。
それに対し、稼働率の空いてる印刷会社と、印刷が必要な会社を繋げるプラットフォーム事業は、印刷物の出荷額というより大きな市場を狙うことができました。
ラクスルが狙ってた価格比較メディアの広告宣伝費市場は市場が小さすぎて、細分化が適切に実施できていなかった例です。
価格比較メディア比較メディアの市場の横に、巨大な印刷物の出荷の市場が眠ってました。
印刷業会などの大きい市場を狙う際には、大きい市場の中の細分化された、起業家であるあなたが狙える適切な市場を選ぶ必要があります。
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