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高学歴の人と起業すると成功しやすい

高度に複雑な仕事では、GMAスコアと職業的成功との相関係数は〇・五〇(PC=六七%)に達する。

社会科学の標準からすれば、相関係数〇・五〇はきわめて高い予測精度だと言える。

ダニエル カーネマン,オリヴィエ シボニー,キャス R サンスティーン. NOISE 下 組織はなぜ判断を誤るのか? (Japanese Edition) (p. 51). Kindle Edition.


GMAスコアとは、一般的なセンター試験のような知能の試験のことです。

つまり、いわゆる、『頭がいい』と言われる高学歴の人々は、ビジネスの成功(職業的成功)しやすい事実があります。

特殊な例

有名大学を中退してから大富豪になったスティーブ・ジョブズ(アップル創業者)、マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)は例外中の例外だということだ。

ダニエル カーネマン,オリヴィエ シボニー,キャス R サンスティーン. NOISE 下 組織はなぜ判断を誤るのか? (Japanese Edition) (p. 52)


上記の三人のように、成功した起業家には例外もいます。

高学歴の人に専門に投資する投資家も存在する

この世には、早稲田大学、東大の卒業生の起業家だけに投資する投資家たちもいます。

この高学歴の起業家だけを対象にする投資家たちは、合理的です。

既出の相関係数〇・五〇の科学的事実から、高学歴の人たちは、職業的に成功しやすいです。

あなたが高学歴でなければ、なるべく創業パートナーは高学歴な人を選びましょう。

思考の柔軟性も重要

みんなが大好きなのは、揺るぎなく迷いのないリーダーだ。何が正しいかを直ちに見抜き、自分の判断に自信を持っているように見えるリーダーが大勢の信頼を獲得する。

だが判断エラーを減らしたいのであれば、リーダーは(いやリーダーでなくてもだが)反対意見が正しく自分の判断がまちがいである可能性をいつでも認める用意のあることが望ましい。

ダニエル カーネマン,オリヴィエ シボニー,キャス R サンスティーン. NOISE 下 組織はなぜ判断を誤るのか? (Japanese Edition) (p. 58)

この世には、間違いを論理的に否定されると怒り、自分の間違いを正さない人がいます。

そういう人は感情的に物事を判断し、ビジネスで成功できない傾向があります。

あなたが創業者仲間を選ぶときは、論理的に議論し、自分の間違いを指摘されたら、柔軟に考えを変えられる人を選びましょう。

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