どういう起業家チームにCoral capitalは投資するのか
今回の私のnoteでは、以下のCoral Capital さんのブログを要約します。
B2Bの場合
スタートアップを評価する際には、そのスタートアップを成長させるのに何が最も必要か見極めた上で、ほかでもない、その創業チームがそれを実現するのに、どう有利なポジションにいるのかを見るようにしています。
例えば、高い技術力やB向け営業力が求められるプロダクトを開発している場合、その2つの条件を満たす人材がチームにいるかどうか確認します。
ただし、この場合の「営業力」とは、必ずしも経験の有無に直結しているわけではありません。
経験はなくとも、天性のセールスパーソンとしての資質を備えたメンバーがチームにいる場合もあります。
B2Cの場合
C向けプロダクトの場合、GoogleやFacebookなどを見てみると、最初の頃はそれほど営業力が必要とされていませんでした。
Googleで必要だったのはエンジニアとしての非常に高い技術力で、同社の創業者であるSergeyもLarryも自らそのスキルを有しているだけでなく、スタンフォード大学での人脈を活かして優秀なエンジニアを集められるという強みを持っていました。
同様に、FacebookのZuckerberg氏も、ハーバードなどの大学から人材を集められる点で有利でした。
両社とも、セールスパーソンは後から採用しています。
エンジニアは創業チームに必須
プロダクト開発に関しては、フルタイムの担当者がいない場合、Coralでは投資をためらうことが多い。
デザイナー、ハッカー、ハスラーがチームにいると良い
チームの構成も重要です。一般的に理想的だと言われている創業チームの構成は、「デザイナー・ハッカー・ハスラー」の3者から成っています。Airbnbの創業チームが典型的な例です。Joe Gebbia氏が「デザイン」したプロダクトを、Nathan Blecharczyk氏が開発し、Brian Chesky氏がCEOとして「ハッスル」、つまり資金調達から採用、その他全ての必要な業務を率いたのです。ただし、成功する全てのチームがこの典型に当てはまるわけではありません。
メンバーの得意分野は被らない方がいい
創業メンバーの得意分野や強みが重複しすぎている場合も注意が必要です。能力的に似ている部分が多いと、誰が何を担当し、何に対して最終的な意思決定を行うのかなど、不明瞭になるため、チーム内に軋轢が生まれてしまう原因になりやすいからです。
スタートアップチーム全体を評価する場合の2つのポイント
1つ目は、このスタートアップを発展させるには何が必要で、チームにその条件を的確に満たす強みを持ったメンバーがいるかどうか。
2つ目は、チームの構成です。チームの能力の構成からして、高いチームワークや実行力を実現できるかどうか検討します。
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