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二極分化の法則

私は田端大学というオンラインサロンのMVPを獲得しました。そして人として更に上を目指し、起業家の立場から起業家希望者向けに実践的なノウハウを届けたいと思い、noteを連載中です。

(このnoteは、マーケティングの名著である「売れるもマーケ当たるもマーケの二極分化の法則の章」を私が日本の読者向けに加筆修正と要約した内容です。)

長期的に見れば、あらゆる市場は2つのプロダクトの競走になります。

クレジットカードは、ビザとマスター。

ハンバーガーでは、マクドナルドとモスバーガー。

スマホは、iPhoneとアンドロイド。

パソコンは、アップルのMacとウィンドウズ。

航空機は、エアバスとボーイング。

コーラは、コカコーラとペプシ。

ここであげた例のように、上位2社の寡占が進む市場は多い。もちろん、全ての業界には3位以下は存在しています。ただ、長期的には2社に集約されます。

1位は古くからあるブランドで、2位は新進気鋭のブランドになることが多いです。

二極分化の法則によれば、3位以下の企業のビジネスは不安定で、2位や1位にシェアを奪われやすいでしょう。

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コーラは、コカコーラとペプシが有名ですが、上記画像のコーラ業界第3位でロイヤルクラウンが昔からあります。(wikiはこちら、企業のHPはこちら。)彼らは今、死にそうなプロダクトです。

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テレビゲームでも、任天堂とソニーのプレステ以外は消えました。

1994年頃のテレビゲーム業界は、任天堂の不動の第一位のファミコン(1983年発売)とプレステ(1994年発売)以外で、セガのセガサターン(1994年発売)や、NECのPCエンジン(1987年発売)などが存在していました。

プレステは、ソニー以外の独立系ソフト制作会社を取り込む戦術が功を奏し、1995年頃からヒット作を連発しました。そして、任天堂に次ぐ2位の地位を得ました。プレステの歴史詳細はwikiはこちら

2位が不在の時は、戦術の巧みさが勝敗を分けます。ここで戦術で勝ったのはプレステでした。

他の例をあげます。世界最強企業の一つであるGEのCEOだったジャックウェルチは「ナンバーワンか、ナンバーツー以外の事業は撤退か売却」という方針でGEを巨大にしました。

新興市場では、客が市場をよく分かってないです。故に、客が第3位、第4位のプロダクトを選ぶことがあります。しかし、時の経過で顧客が賢くなるにつれ、トップブランドか、第二位のブランドを「良いプロダクトに違いない」と、欲しがります。

成功したい起業家は、当該カテゴリーの上位の2位以内に入ることに意識を集中すべきです。

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