まずは副業の規模から起業を開始

本業は怠らずにまずは副業で起業を開始しましょう。

理由は、起業が行き詰まるにつれて、起業家の能力が貧すれば鈍するから。

具体例としては、いきなり本業をやめて起業すると、以下の①〜③の悪循環が発動する確率が高いです。

①いきなり本業をやめたり、大学をやめて起業すると、失敗する確率が高まっていくにつれ、起業家には焦燥感が増してくる。

②そして「ああ、起業が失敗したらどうしよう。もうすぐ貯金がそこをついてしまう」などのストレスで夜寝られなくなり、起業の活動の質も落ちる。

③ビジネスの質が落ちて結果もでず、さらに焦燥感で寝られなくなる。

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さて、私のおすすめは、起業は副業で始めることです。大学生なら、授業に出ながら、単位は落とさずにしっかり卒業はできるようなペースで起業します。

こうして副業で起業を始めると、いざ起業に失敗しても本業からの収入が有ります。大学生なら、大学卒業と同時に就職できます。

副業で始めると、以下の①~⑤のサイクルを回せます。

①本業があるので、収入に余裕が有る。

②起業の活動が行き詰まってきても、「本業があるから大丈夫」と思える。

③夜も安心して寝られる。

④起業が辛くても副業の起業を頑張れる。

⑤起業の活動の質、睡眠の質、健康の質を高く維持できる。

というサイクルが循環します。

当社の創業者3人はいきなり起業してしまったので、黒字化するまでの4年間はほぼ収入がない状態でした。これは精神的にかなりのダメージを受けました。

私は夜寝られず、医師に処方してもらった睡眠導入剤を飲んで頑張って寝るようにしていました。

また、副業には以下のメリットが有ります。

副業で、あるアプリを作るプロジェクトを実施するとします。

そして、あなたが営業だったとして、エンジニアとパートナーを組む時、そのエンジニアが優秀か、そのプロジェクトの過程で確かめることができます。

いざ、そのプロジェクトがうまくいっても、エンジニアのパートナーとの相性が悪い場合、プロジェクトが一区切り着いたら、さよならしましょう。そして他のエンジニアを探しましょう。

副業でプロジェクト単位で起業するのはデメリットがほぼありません。もし、その副業が本業の収入を上回る見込みが立ったら、本業をやめ本格的に起業しましょう。


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