起業家が「〇〇版のUber」を作る前に知ってほしいこと

上記の記事から、重要部分を抜粋します。

スキルの視点:OO版のUberを作るなら、サービス提供者のスキルが深いと機能しにくい

あるサービスを提供するのに必要なスキルセットが深いものであるほど、従来型のUberモデルがそのサービス業界で機能する可能性は低くなります。

もしあなたが例えばガレージの扉を修理したい場合、そのサービスリクエストはもう少し複雑なものとなります。

このサービスの仕事内容は(Uberでタクシーを呼ぶように)「タップ1回」では済みません。

ガレージへの破損は凹みでしょうか、それともドアが開かないのでしょうか。

いつどのように起こったのでしょうか。どれくらいの大きさのガレージなのでしょうか。

自動か手動か。

必要となる作業内容を特定するにはスキルの高いプロが必要となり、問題についてやりとりするにはある程度体系的なコミュニケーション方法も必要です。

スケジュールの視点:即マッチングするサービスじゃないと、Uberモデルが機能しにくい

タクシー業界では、即時サービス(つまり「今すぐ」)はサービス自体の根底をなすものです。

誰かが1日の予定を交通の都合に合わせて組むことは稀です。

通常はその逆です。交通サービスはリクエストが生じた際にすぐに必要なものであり、通常は1日に複数回、短時間のものが発生します(タクシーだけでなく、バス、地下鉄等も)。

Uberの「ボタン一つでサービスを」のモデルはこの目的を果たすのに役立っています。

しかし、もし消費者が例えば家庭教師やセラピストを必要としているなら、必ずしも2〜4分内に必要としているわけではありません。

それだけでなく、サービスのセッションはたった数分間で終わるものではありません。数時間かかることもあります。

つまり、家庭教師を探すなら、Uberの様な需要と供給の即時のマッチが不要です。

この需要と供給の即時のマッチが不要な場合、Uberのモデルは機能しにくいです。

最後に

私には、UberのようなC to C業界や、B to C業界での起業は流行ってるように見えます。

例として、メルカリ、Airbnb、Uber、Uberイーツ...です。

ただ、Uberのようなモデルで起業する前に、上記のスキルや、スケジュールの視点で、その起業が成功しそうか、検討しましょう。

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