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[経営者も参考になる] 漫才師、島田紳助の講義のメモ

島田紳助は、2011年に引退した漫才師です。

以下の前編、後編の動画では、経営の重要なアイデアが得られます。

経営の差別化、競争戦略、局地戦で勝つこと、市場調査の重要性などです。

前編

後編

私は、動画を見てメモを取りました。

以下に私のメモを貼っておきます。

勝てる市場を選べ

才能は、0~5の六段回。

努力も、0~5の六段回。

才能ゼロのやつが、努力を5やっても、掛け算でゼロ。

5の才能があるところで、5の努力しろ。

漫才、ヒール、ぼけ、ツッコミ、コント、モノマネなど、勝てる分野を探せ。

自分に才能のある分野を探せ。

意味のある努力しろ

意味なく500回バットを振ったら、腕が太くなるだけ。

バットを振るのも、毎回、どんなピッチャーが、何球目にどういう球を打つのか、全部想定して振るなら意味ある。

ただ、なんとなく500回、振っても意味ない。

考えて意味のある努力しろ。

何が今の時代にオモロいのか研究しろ

他人の面白い漫才を紙に全部、文字起こしする。

1分間に、間が20回なのか、とか。

どういう言葉を使ってるのかとか。

おもろい人の漫才は、8割、オチが一緒。

野球で言えば、8割、フォークボールなの。

10割、決め球のフォークボール投げたら、客に気づかれる。

だから、散りばめる。2~3割の自分のしょぼいストレートや、カーブを。

今の時代に突き刺さる、決め球を磨け

根性があるやつを探せ

紳助は、相方を探してた。根性あるやつ。

コンビを組んだ、1人目、2人目は、合わなかった。

3人目の竜に、紳助は自分の漫才の研究結果を、講義した。

で、それに忠実にコンビで漫才した。竜は根性があった。

コンビの相方の竜は、講義内容を常に復習して体得してた。

勝てる試合だけやる

紳助は、よく仕事すっぽかしてた。

現場に、仕事に行かないこともあった。

自分より面白い奴がいる現場には行かなかった。

自分が一番面白い現場だけで仕事した。

ターゲットを決めろ

紳助は、ターゲットも決めてた。20~35歳の男だけに漫才した。

ファンがついたら、気をつけろ

女の子のファンは、俺たちをダメにする。

女の子とファンは必要だ。しかし、彼女たちを笑かしに行ったらあかん。

ターゲットにした、テレビの向こうのこたつで見てくれてる、20~35歳の男を笑かす。

他のターゲットは無視。

市場を研究しろ

時系列で、過去に一番売れてた人を、何十年分も分析せよ。

で、自分にできる漫才のパターン、自分にできない漫才のパターンを見つけ出せ。

そして、自分にできるおもろい漫才を真似て磨きぬけ。

自分の漫才をX軸とする。

世の中の笑いも何十年も研究する。

で、世の中の笑いをYとする。

一発屋は、XとYがないから再現性がない。

XとYがバチーんと、突然会うと、一発屋で大ヒットするけど、一瞬で終わり。2~3年で消えてまう。

 自分の能力Xを磨き続け、世の中の流れYを勉強しておい続ける。すると、何十年も売れる。

相方の選び方

相方は、自分の弱点を補ってくれる人を探す。

良い人とかじゃない。自分に必要な人を探す。

心の底から感情で漫才する

感情で漫才をやられると、プロの漫才師でも笑ってまう。

競合が強いか弱いかは運。自分でコントロールできない。

スターにはなれない。コメディアンの明石家さんまがいる。

正統な漫才は漫才師の巨人阪神がいる。

だから、紳助はヒールになることにした。リーゼントしたりとか。

ヒールのメチャクチャな姿してると、当時の劇場の支配人に怒られた。

変な格好して支配人に怒られるから、結果を出すプレッシャーもあった。そのプレッシャーをバネにした。

地道な営業しろ

売れてない初期の頃は、劇場で出番をもらうため、支配人に営業をしてた。

集中力

普通の人は30秒以上、集中できない。

おもろい、深いことを30秒以内でしゃべろう。

2分の持ち場があったら、30秒のネタを4回やれ。

で、最後の1:30から2:00まで最高におもろいことをする。

人は、最後の印象だけ覚えてる。

ハロー効果

人はある分野(例えば野球)の一部分に詳しい人を、野球全体に詳しい人と思う。

多くの分野のある一部分だけ、よく勉強しておけ。

それで色々な分野を喋れるようになる。

興味

興味を持って、ウロウロする。

誰でも知ってることは、自分の差別化にならん。

誰かが知らんことを喋る。

目の前の客を、「へー」って思わせないとだめ。

とにかくやってみる

自分に才能があるかは、やってみないとわからない。

漫才も、飲食業もとりあえずやってみろ。

紳助が取り立てたい人

努力する弟子には、幸せになってほしい。

そういう奴には、お金を出して、紳助は飲食店、開業させた。

漫才の才能がない弟子を、飲食業で成功させて、紳助は自分の才能を見抜いてプロデュースするのが快感。

局地戦で勝て 漫才師なら、M-1に勝て

一日に何百も漫才を見る、M-1の審査員の疲れてる人に向けにネタを作れ。

また同じようなやつきたな。って思われたらだめ。

衣装とか。見た目を工夫しろ。予選は、持ち時間は2分しかない。見た目重視。

勝つためにやる

ライバルに、手の内を見せるな。

友達なら、地元にいるだろ。

漫才の勝負に勝つには、ライバルを出し抜け。

夢が叶ったら、夢は無くなっていく。

紳助は、もう全ての夢を現実にした。もう、夢は無い。

紳助は、10億円を払っても、30年前に戻れるなら、戻りたい。

紳助も、普通の若いにいちゃんだった。皆と一緒やった。

だから、お前も、俺みたいになれる。

頑張れよ。



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