千日「かいほう」行 157日目

23日、亡父の三回忌を迎えました。仏間の祭壇に自宅の庭に咲いていたサザンカとロウバイを「三」を模して供えて亡父への「かいほう」としました。

母と姉一家とともに迎えて昼食を共にしました。その時、お寺さんを呼ばなかったことを問われたので、三回忌の意味合いを「解法」しました。

一般的に仏教では、亡くなってから7日ごとに生前の行いについて裁きを受けて49日目に生まれ変わる世界が決まると考えられており、その日が特に重要視されて「四十九日法要」が営まれます。その後、「一周忌」「三回忌」で追加の裁きを受けることができると考えられており、仏様のご加護を祈って故人がよりよい処遇を受けられるよう祈るのが、年忌法要の意味だと「解法」されました。

お寺さんから頂いた年忌法要の案内には、その意味合いについては記されておらず、ただ「三回忌」から「七回忌」「十三回忌」・・・、最後は「百回忌」でした。とても最後まで供養できるとは「解法」できず、だったら「一周忌」の後は、お寺さんとともに年忌法要するよりも一年一年私ができる限り続けていくことが供養になるものと「解法」されました。

それと母が昨年末、悪性リンパ腫の再発し、軽症だったとはいえ風邪に罹り、これからの母には一日一日を「かいほう」して行くことになりました。そして母が亡くなった後のことを「解法」すれば、家の事情から年忌法要を営めるのは「一周忌」までで、それに倣うことが亡父にも「かいほう」して行くことになりました。

亡父は仏様の加護を受けて浄土で処遇されていると「解法」して、一日一日できる限り、自宅の仏間やお寺の堂で読経して「浄土」にいる亡父とともに自らの一日の心穏やかな暮らしの祈りを「かいほう」して行くことになります。


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