千日「かいほう」行 83日目

父が亡くなって初めての夏を迎えます。父の生家のあった旧「平野郷」は静かな夏を迎えました。毎年7月11日~14日の杭全神社の夏祭りは昨年に続いて「コロナ禍」で神事だけで、だんじりなどの巡行は中止となりました。

ブログ版『大和川水紀行』<杭全神社夏祭りの今!?>
https://ameblo.jp/sohofujiu212/entry-12610536150.html

亡父が元気なときは夏祭りが始まると、夕食後一人で神輿やだんじりの巡行の見物しに行きました。私も一人で写真撮影しているときに偶然出会ったことを思い出します。小さい時には家族4人で夏祭りに行きましたが、人出が多くて迷子になりました。それ以来、家族で行くことはありませんでした。私も小・中学生の時は人込みを避けて友達らと夜店を「回峰」しました。

旧「平野郷」にあった亡父の生家は30年ほど前になくなりました。父方の祖母は私が幼い時に亡くなりました。それ以来、生家とは疎遠になりましたが、井戸や土間、仏壇などがあったことをおぼろげながら思い出します。その家に住んでいた叔父(父の兄)は正月など時々、父に会いに来ましたが、その叔父も父の後を追うように一週間後に亡くなりました。

ブログ版『大和川水紀行』<古民家を守るには?>
https://fuji-u.blog.ss-blog.jp/2016-06-05

「平野郷」にある全興寺(せんこうじ)の小さな池にハスやスイレンが咲いていました。父らが生まれ育った「平野郷」を「回峰」して、父らがいるハス花の咲く「浄土」へ「廻報」することが、亡父への「かいほう」行になります。

全興寺


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?