見出し画像

夜咄の茶事(よばなしのちゃじ)

松井宗豊です。

茶の湯の正式な形として「茶事(ちゃじ)」というものがあります。

客前で炭を継ぎ、一汁三菜の懐石とお酒を一献差し上げ、濃茶と薄茶を差し上げる。

文字にするとアッサリしてますが、概ね2時間~3時間を要します。

茶事の基本となる「正午の茶事(しょうごのちゃじ)」があり、そこから応用の茶事が数多くあります。

とりわけ冬の時期に行われる「夜咄の茶事」は夕方から席入し、懐石やお茶の点前の間も蝋燭の灯の中で行われ、とても荘厳な雰囲気があり大好きな茶事です。

昨年に続き、この1月・2月も緊急事態宣言が発令されていることもあり、中々このような茶事をするのが憚られますが、また何も気にすることなくできる日々が早く来て欲しいものです。

※写真は数年前、夜咄の茶事をした際の物を使用しております。

よろしければサポートのほどお願いいたします。いただいたお金は、霜乃会の活動や、上方伝統文化芸能の発信のために使用させていただきます。