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旭堂南龍による「霜乃会プラス 能楽」レポート

旭堂南龍です。9月18日(金)に霜乃会プラス「能楽」が開催されました。

今回は人数も限定されているので、来場されたお客様全員に、特別な思い入れのある「扇」を持っていただき、能の「型」を中心に体験していただきました。

能楽師・今村哲朗氏よりのお声がかりで不肖・旭堂南龍を舞台に上げて、能楽の脚の揃え方、腰や腕や胸の一連の構え方などの手ほどきがあり、更には安座の仕方、背筋の綺麗な伸ばし方を教わりました。

言われた通りにすれば、背筋に芯が通りが姿形がカッコ良くなりました。

よくよく聞けば、この背筋の伸ばし方をとことん究めれば、能楽師は遊園地の絶叫マシンは安全装置無しでも乗れるようになるとのことでした。

また扇を持った際には、要(かなめ)をお客様に決して見せないような持ち方や、扇を筆や器に見立てての表現、面を付けた時の泣く仕草、足の運び方や足の裏を見せないのは理由があると、大変に有意義な時間を共有できました。

今村哲朗氏の指導のお陰で、帰る時には擦り足になってましたから、帰宅まで2時間かかりました。

※以上の文章は、実際の様子を元にしておりますが、昔からよく言われております「講釈師見てきたような嘘をつき」という言葉を踏まえた上で、お読みくださいませ。(事務局)

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