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2021年失敗したサービスまとめ。

こんにちは!

昨年は「焦りから開き直り!」ということで、とにかくいろいろやってみた、一年でした。失敗どころか構想で終わったものもありますが、サービスづくりの総括です。

※サービス名と概要を最初にまとめてます。

【1】はんぶんこ

保育園でテイクアウト事業を始めることができる

昨年の春頃、構想していたサービス「はんぶんこ」です。自分が当事者として感じていた課題から着想しました。

我が家の家事の分担、大半を妻が担ってくれているのですが、食事だけは唯一、僕の担当。日中に献立考えたり必要な食材揃えて、夕方に保育園へお迎え。からの夕食づくり。7歳、2歳、1歳の子どもがいて大人分とは分けてつくらないといけないので結構大変だったんですね。

そんな時に、もう一品のお惣菜をお迎えついでに保育園で買えたらいいな、と。

また、先生方が、本当に忙しくされているのも知ったので、何か保育園側の収益の足しになって、皆さんが潤う仕組みがつくれたら。そんな思いで構想していました。

■概要
 ・調理師が、昼食調理時に+αの一品を調理
 ・その販売「管理アプリ」を提供
 ・告知、予約受付、決済が一括管理できる
 ・保育園での利用に特化。

■収益モデル
 ・アプリの利用料(定額)+売り上げに応じた手数料を保育園よりいただく

■マーケメッセージ
 ・toC
保育園の給食を「晩ご飯のもう一品」でお持ち帰り
 ・toB
今日から始められる保育園ならではのテイクアウトサービス

すんごくいい感じがしたのですが、よみが甘くって。

これを始めるにあたり、3名の保育園経営者に話をお伺いしたのですが、保育園って基本補助金で成り立っているビジネスなので、行政に認められた事業”以外”で収益を上げること基本NGだそうなんです。

もっというと、収益が上がらなくても、その保育園のリソースを保育以外のことに充てることにも厳しい制約があるみたいなんですね。(例えば、園のスペースを地域のイベントに使うなども基本NG)

これは、特に認可保育園に限った話なので、例えば認可外保育園だけを対象に展開するとか、何か法の抜け道とかないか・・とか考えているうちにいつの間にかお蔵入りになってしまいました。

実際に開発などには着手せずに終わったんですが、規制が強いところに対してのサービスって逆に燃えるし、何より、今家族の生活が成り立っているのって、本当に保育園あってからこそなので、何かこの方向性で事業開発やってみたいなーという気持ちはくすぶっています。だれか一緒やろうぜ!って人、声かけてくださったら嬉しいです。

【2】1verce

携帯1つでラップのレコーディングができる

保育園テイクアウト管理アプリと並行して考えていたのがこのプロダクトです。考えていたといっても、複数社に見積りとって結局、具体的なアクションには移っていないので、概要だけまとめておきます。

保育園アプリが「当事者としての課題感」をもとに発想した事業でしたので、もひとつ完全に「趣味」をベースにやってみようと。

僕趣味、というか、音楽が好きで、その中でも日本語のhiphopが好きなんですが

思いついたのが、MCとトラックメーカーのマッチングアプリです。しかも単にマッチングするんではなく「All I need is one iPhone※」をコンセプトに、携帯でビートを選んだらそのままレコーディング(ラップを収録)までできる、みたいなプロダクトを考えていました。

※こちらのサンプリング。ぱくりとちゃう!

仕様としてはめちゃくちゃシンプルだったのと、海外に既に同様のプロダクトがあったので、とにかくつくってみようかな、くらいの軽いノリで。

ロゴも速攻つくってみました。

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この手のサービスは必ず最初ににわとりたまご問題発生するので、何がポイントかな、と考えた時に・・

1,著名なビートメイカーがトラックを提供
2,有名無名問わず、いろいろなMCが利用
3,次世代のスターが生まれる

という流れだろうということで

たまたま大学時代の先輩にプロのDJとして活動している人がいて相談していたら、昔話に花が咲いて、結局何も進まなかったという・・。

まあ、趣味とかそういうもんですよね。。終わっちゃいねーていうかまだ始まってもねーです。

【3】mocmoc

家に居ながらにして、人気(ひとけ)を感じつつ、集中して仕事ができる

保育園とHIPHOP、全く方向性の異なるプロダクトの構想を経て、自分でも開発そのものをやってみたいな、とAdaloでつくってみました。

みんなでワイワイしたいわけではない、むしろしっかり集中したい。でも、独りだと、どうも集中できない…そんなときに使えるWebサービスがあったらな、というのが最初に考えたこと。

「家に居ながらにしてカフェとかコワーキングスペースにいるような感じで、人気(ひとけ)を感じつつ、集中して仕事ができる」が提供したい価値でした。

それを実現するため初期の機能としては
・ユーザーさんが作業ルームをホストとして立ち上げることが出来る
・ホストがDJ役としてBGMを選択できる
・ゲストは好きなルームを行き来することができる
・後はBGMを聞きながらモクモクと作業に集中
という機能の実装を目指しました。

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9割の機能は実装出来たのですが、開発力不足で、肝心の「リアルタイムでBGMを共有」がどうしても難しくって。

それと「ほどよい人気(ひとけ)」ってのもなかなかの難問で。集中すればするほど、mocmocが作業の邪魔になるという、鬼の矛盾状態。

そこで、まずはツールとしての利便性を追求し、そこにソーシャルの要素を加えていく、という風に大きく方向性を変えました。

ピポッドした先は「みんなのToDo覗いてみよう」というコンセプト。

■実現したい体験
「オンラインでもひと気を感じられて、より作業に集中できる(かつ、そのことを通じて、新しい人の出会いが生まれる)」※ここは変わらず

■そのための機能となることの条件
1)PCに向かって作業する人に「ツール」としても利便性がある
2)作業を邪魔しすぎない
3)ひと気を感じられたり、コミュニケーションのきっかけになる

■具体的に実装した機能
1,Todoリストがずらっと並んでいる「部屋」をつくる、もしくはほかのユーザーさんがつくった部屋に入ることができる
2,部屋の中で、ToDoカード追加したり、進捗にあわせて更新したりすることができる
3,同じ部屋に入っているユーザーさん同士、ToDoのカードに対して、スタンプ推せたり、完了したToDoに関してはご褒美?としてチャットをすることができる

つくってみて、1ヶ月半くらいやったんですが、全然盛り上がらなかったなー。泣

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ソーシャルカレンダーアプリが海外できている、というのを耳にして、こちらはソーシャルTodoアプリだ!と沸き立っていたのですが、全然盛り上がらなかったですね・・。

プロダクトのせいなのか、ユーザーさんが少なすぎるせいなのか、サービスサイト自体はまだ閉じていないので、めちゃくちゃ余裕が出来たら、もいちどじっくり考えて再開したいプロダクトです。

この時はプロセスエコノミー意識して、noteマガジンをつくって、開発の進捗を10数記事ほどまとめていました。読み返すと、その時々の開発の意図というか、思考の流れが振り返られていいですね。

【4】キフトギフト

誕生日おめでとう!メッセージの数だけ寄付が実行される

これはbubbleでつくってみました。

ちょうどこの時期、1年半にわたって運営してきた、物々交換の「コト」版、できるコトを交換しあえるサイトってのをクローズした。

次は贈与や寄付といったテーマで何かつくってみたくて。最初はバースデードネーションをめちゃくちゃ簡単にできる!みたいなのを考えていたのですが、あんまりピンと来なくって。

たどり着いたのが、

誕生日おめでとう!メッセージの数だけ寄付が実行される「キフトギフト」です。

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誕生日に関することをいろいろ調べたら、オランダでは主役が自分でパーティ主催したり、お世話になっている人にケーキを贈ったりする習慣があるそうで、これはいいな、と。

誕生日だからこそ、何かを受けとるのではなくって、贈る日にしてしまおう!

自分の誕生日の前日に思いついたので、これは最高のテストマーケティングのチャンスだと徹夜でロゴとサイトを完成させました。

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将来的には寄付の宣言⇒実行⇒報告までがワンストップでできるようになったらいいな、とか。おめでとうメッセージを贈る人も一緒に寄付ができるようになったいいな、とか妄想してましたが、

結論言うと・・あんまり盛り上がりはしなかったですね。誕生日なのに!泣

【番外編】GIFT

概要:朝の5分だけ居れるSNS

引き算の美学、極端に機能が限定的なプロダクトとかに興味があって。断捨離とかデジタルデトックスとかの流れも汲み「朝5分しか居れないSNS」というコンセプトでつくったGIFTです。

1日1枚、誰かが贈ってくれた写真とメッセージを受けとることができて、それに対してありがとうのメッセージを送り返すことができます。※できるコトはそれだけ。フォローといった概念がありません。

自分でいうものなんですが、どうも元気が出ない朝に開きたくなるアプリです。写真が貯まるといい感じ!

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この手のサービスって、写真を投稿してくれる人がいて初めて成立するサービスなんでしょうが、これがやっぱり簡単ではないですね。

今のところ、写真を投稿するモチベーションというか、インセンティブというか、そのあたりが非常に曖昧なので、それがしっかり実現できたら、もっと面白く出来そうだな、と思ってます。

こちらもテスト版をリリースしたまんま、なかなか次のステップに行けずに攻めあぐねているのですが、これは続けたいなと思っているので、番外編ということで。一緒にやろうよ!って人いたらご連絡ください!


【番外編】その他

ここからは、つくりかけたけどお披露目の機会すらなかったサービスを紹介させてください。

メイメイ

世界一簡単にネーミング募集ができる

イメージはネーミング募集に特化したbosyuのようなサービスです。

「お名前募集」のPR企画ってよく見かけますが、もっとうまいことやれそうだな、と思っていて。本来はお名前募集を通じてその存在(例えば動物園にコアラの赤ちゃんが来ましたよーとか)を知ってもらうのが目的なのに、募集主×応募者のコミュニケーションしか生んでいない気がしてたんですね。

一方、「名づける」って結構敷居低く参加できるクリエイティブなので、巻き込み方によっては、参加してくれる人は多そうだな、と。

そこで、新R25のアプリのような感じで、お題そのものが回答と一緒に拡散されていくようなWebサービスがあったら、応募者も増え、結果、募集主としても高いPR効果が得られて満足、といったことを構想していました。

これは単に、その時期に本業が多忙になり過ぎて、中途半端につくりかけて放置してしまっているので、これも今年、余裕があったら再開します。

KANZUME

登録したタスクが完了するまでひたすらリマインドのLINEが送られてくる

昨年末Twitterで、確定申告が終わるまで特定のslackのチャンネルから抜けれなくって、完了するまでひたすらリマインドくる、ってのがバズってるのを見て完全にインスパイアされました。

今まで一定数ユーザーさんがいないとそ機能しないサービスばっかり構想していたので、この際ツールとして徹底的に便利なサービスをやってみてもよいな、と思いまして。

しかもめちゃくちゃ気軽に、例えば、自分の妻がこれだったら便利と思えるようなサービスって何かな、ということで、LINE連携にしようと。そんなこんなで今開発中のサービスです。

最後にお知らせ

というわけで、あれやこれやと手を出しているのですが、Webサービスづくりに取り組んで、3,4年目。自分は本当にセンスないなーと泣 それでも自分がつくった、というカタチに拘りたい気持ちがありつつ、

自分は「場」をつくるの方が向いているのではないかな、と思って新たに始めるのが、自分にできる「ちょっとしたコト」でソーシャルビジネスに参加できるオンラインコミュニティです。

上記のキフトギフトをきっかけに、複数のソーシャルセクターの方とお話する機会を得たのですが、資金面もさることながら「人」に関する課題をお持ちのところが非常に多く、

一方、SDGsの流れなどもあり、何か自分にできることはないかということを思ってはいるものの、一歩を踏み出せないでいる人が実は多く存在するのではという仮説もあり、

その2つを結びつける場所をつくろうと、1月11日よりslackでコミュニティをスタートしています。

ご興味のある方は詳細こちらより。参加申込受付中です!

というわけでとても長くなりました。最後まで読んでくださって本当にありがとうございます!

もいっかい!

参加登録お待ちしています!



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