SOGI_JAPAN

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日本らしいダイバーシティの実現を目標に、D&I全般に関する企業向け教育事業を展開しています。団体メンバー持ち回りでnote作成しております。その他SNSもぜひご覧ください。お問い合わせは、各種メディアDMかホームページからお願いいたします。

最近の記事

トランスジェンダー女性「高橋真矢(しーまや)さん」取材記事(後半)

当事者の「生の声」にフォーカスすることで、顕在化しにくい社会問題の本質に迫る取材企画。今回はトランスジェンダー女性の「高橋真矢(以降、しーまやさん)さん」に取材させて頂きました。後半パートでは、昨今のトランスジェンダーを取り巻く問題や今後の社会との関わり方について、しーまやさんのお考えをお聞きします。 しーまやさん自身は性別適合手術やホルモン注射をしないという選択をされました。ご自身から見て(手術を含めて)手術や注射をする人としない人の「差」はどこにあると思いますか?手術や

    • トランスジェンダー女性「高橋真矢(しーまや)さん」取材記事(前半)

      LGBT理解増進法の施行以降、企業や自治体をはじめとして、当事者の生きづらさや働きづらさを解消するような取り組みが活発化しています。一方で「性自認」を悪用して女性のスペースを脅かすような犯罪も起き始め、当事者に対する誤った理解や社会との分断を助長するような流れがあることも事実だと言えるでしょう。この法律制定時のそもそもの意義は、当事者への理解を増進することにあったはずです。私は、望ましい形で当事者への理解が進んでいないことを強く危惧しています。そんな中、我々 SOGI JAP

      • 【インタビュー】ZENトレプレナー研究所代表の吉田有氏に聞くSOGIとこれからの日本

        吉田有氏は、神奈川県は大磯に拠点を構え、禅(以降、ZEN)とビジネスを結びつけた独自のエグゼクティブ向けの教育プログラムを展開しています。今回は、私たちの取り組んでいるSOGI問題について、ZEN視点からの考え方をお伺いし、ひいてはこれからの日本のあり方についても貴重な意見交換をすることができました。 -現在の吉田さんのお取り組みについて教えてください。例えば、大磯のお寺でオリエンテーションと坐禅を実施して、大磯の山をサイレントウォークしたり、山頂で瞑想したりします。それを

        • 【インタビュー】raciné

          昨今、非常に注目度の高い美容トレンド「フェムテック」 女性は、ライフステージによって「生理・月経」「妊活・妊よう性」「妊娠期・産後」「プレ更年期・更年期」などの様々な課題があると言われていますが、それを改善する研究を「フェムテック」と呼び、実際に日常でケアに用いる商品を「フェムケア」商品と呼んでいます。 一昔前に比べるとトラブルを感じる年齢の若年化や状況の複雑化などが指摘されていますが、日本という社会性・文化性の背景もあり、問題に適切に対処できておらず、フェムテックのマー

        トランスジェンダー女性「高橋真矢(しーまや)さん」取材記事(後半)

          【インタビュー】長岡京市

          長岡京市は、京都府の南西に位置する市で、奈良時代末期の都城「長岡京」にちなんだ市名になっています。 今回はご縁あって、長岡京市の共生社会推進課にSOGIへの取り組みについて取材させて頂ける運びとなりました。 取材にお答え頂いたのは、共生社会推進課の高田さんと藤井さんです。 長岡京市の景色 -共生社会推進課の取り組みについて教えてください。人権、平和、友好交流の3つを軸に取り組んでいて、SOGIに関する施策は「人権」の分野になります。 -他自治体と比べると行政サービスと

          【インタビュー】長岡京市

          【インタビュー】女装・ジェンダーレス アパレルブランド「REBIS」

          昨今、ジェンダーレスというコンセプトのもと、性に縛られず、多様性を表現できるアパレル商品などを展開する企業が増えています。人によってはそのような商品を見たことがない、あるいは知っていても企業がどんな想いで取り組んでいるのかわからない方もたくさんいらっしゃると思います。今回は女装・ジェンダーレス アパレルブランド「REBIS」を取材しました。LGBT、セクシャルマイノリティといったSOGI問題とマーケットを考えるヒントや、ものづくりへの想いをみなさんにお伝えできればと思います。

          【インタビュー】女装・ジェンダーレス アパレルブランド「REBIS」

          日本における同性婚問題を考える

          先月、福岡地裁において「同性同士の婚姻が認められないのは憲法に反する」として、福岡県と熊本県に住む3組の同性のカップルが国を訴えた裁判の判決が出ました。福岡地裁は「憲法に違反する状態だ」との判決を下しました。 これまでも各地で同様の裁判が起こされていて、違憲状態とする判決もあれば合憲であるという判決もありました。 こうした裁判が今後も継続して行われて、尚且つ違憲状態であるという判決が多くなれば、立法措置に対して国への圧力にもなり得ます。直近でLGBT理解増進法案が可決され

          日本における同性婚問題を考える

          新時代のチームづくりとマイノリティの力

          こんにちは。 SOGI JAPANのメンバー、組織開発担当のKIYOです。 これから、ときどきこちらで記事を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ■多様性の恩恵から考えてみたい現代の社会は、よく「多様性社会」と表現されます。 現代に生きる私たちは、この多様性のおかげで、さまざまな経験を持つ人々と共に生活し、働くことができています。 近年では、この多様な顔ぶれの中に、LGBTQ+とされる人々も含まれて語られるようになりました。 彼らは今、なぜ注目されているの

          新時代のチームづくりとマイノリティの力

          自分を生きられるのは、自分だけ

          こんにちは! SOGI JAPANほっこり担当 さっちゃん です。 SOGI JAPANは有志で集まっているクリエイター集団です。 映像クリエイター、組織開発クリエイター・・・。日本らしいD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)とは?を追及しながら、ありたい社会を思い描きながら活動しています。 でもD&Iって終わりがないし、100点満点もない、ある意味途方もない旅です。 そして進めながら感じることは「アンコンシャスバイヤスを減らしていかにヘルシーな社会にしていくか」でも

          自分を生きられるのは、自分だけ

          6月はプライド月間

          立憲民主党がプライド月間に合わせてロゴの色をレインボーに変更したことが話題になってます。 なぜプライド月間は6月なのでしょうか? きっかけは1969年にニューヨークで起きた事件がきっかけとなりました。 この事件があった6月を「プライド月間」と呼ぶようになりました。 他にもLGBTQに影響を与えた事件はたくさんあります。 こうした歴史の積み重ねが、現在の世の中を形成していることを忘れず、この先もより平等な世の中を求めていきたい。

          6月はプライド月間

          「自認」「同一性」どっち?

          今、国会を賑わせている、LGBTQ理解増進法案。 与党からは法案名や条文から「性自認」を削除し「性同一性」に置き換える提案がなされた。 この「性自認」と「性同一性」一体何が違うのか? Gender Identityの訳は? 「性自認」と「性同一性」、 どちらも英語の「Gender(ジェンダー) Identity(アイデンティティー)」の訳語です。 まず、「自認」という言葉。 これは自分で認めること。 なので、「性自認」は、性を自分で認めること になります。 一方「同一

          「自認」「同一性」どっち?

          LGBTQ当事者として、ジェンダーレストイレ問題を考えてみた

          4月に開業した東急歌舞伎町タワーに設置された「ジェンダーレストイレ(現在は呼称を変更)」が物議を醸しています。最近のLGBT理解増進法案を巡る動きもあり、非常にタイムリーな話題だと言えます。今回は、今回はLGBTQ当事者(ゲイ)の目線からこの問題を考えてみたいと思います。 - 「ジェンダーレストイレ」の実態とは さて、この「ジェンダーレストイレ」とは、そもそも何なのでしょうか?大半の国民にとって、この話題はポカンとしてしまうはずです。なぜならば、そもそも「ジェンダー」を理

          LGBTQ当事者として、ジェンダーレストイレ問題を考えてみた