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大河ドラマに推しが出たので。|実咲

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テレビでは一生取り上げられることはないだろうと思っていた「推し」が、NHK大河ドラマに出る。その衝撃を、平安時代オタクの著者がリアルタイムでつづります。
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#行成

推しと、去る人。✿第28回|実咲

皇后定子が世を去ったのは、長保2年(1000年)12月16日のことでした。 それは、世の人にとっ…

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推し、つぶさに。✿第27回|実咲

「お上、どうかお覚悟をお決めくださいませ」 一代の天皇に、二人の后が並び立つ。つまり、正…

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推し、行き交う。✿第25回|実咲

現代では20歳で行う成人式。あでやかな振袖や旧友との再会の機会になっていますが、平安時代に…

創元社note部
4週間前
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推し、病む。✿第24回|実咲

まひろ(紫式部)が越前から帰京したころ、伊周も大宰府から戻っていました。 しかし、もうす…

創元社note部
1か月前
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推し、板挟み。✿第23回|実咲

まひろ(紫式部)が越前で宣孝との結婚を決意した頃、都ではエライコッチャなことになっていま…

創元社note部
1か月前
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推しを、得る。✿第21回|実咲

まひろ(紫式部)の父為時が越前守(福井県知事のようなもの)になり、任国へと旅立った前回の…

創元社note部
1か月前
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推し、立ち働く。✿第20回|実咲

「春はあけぼの」 義務教育で必ず習う、誰しもが知っているこのフレーズ。 「光る君へ」第21話では、最新の学説に基づく『枕草子』誕生秘話が語られていました。 『枕草子』は、中関白家が滅びゆく中で、悲劇の后であった定子の哀しみを慰めるものでした。 また同時に、定子の在りし日の姿を「美しく朗らかで学才も豊か、明朗快活で人が集うサロンの主」として現代に伝えるものでもありました。 清少納言は決して、ただ自分の主を自慢したくて『枕草子』を描いたわけではないのだというのが、ここ最近の学説

推し、現る。✿第19回|実咲

胃がねじ切れそうにつらいです。 すべての平安オタクは、この展開をもちろん知っていました。 …

創元社note部
2か月前
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