浸透圧に屈しない。

最近、男子小学生がどデカい水筒を持って歩いている姿をよく見る。
ランドセルの半分くらいのサイズである。デカすぎる。

我々の時代とは異なり、最高気温も年々上がってきているので水筒のサイズも大きくなっているのだろう。

水筒で思い出したが、小学生の頃は裕福な家庭の人はアクエリアスが入っていた。

当時の自分は、それがただただ羨ましかった。365日麦茶しか飲んでいなかったからだ。
麦茶ってなんなんだろう、と当時から強く疑念を抱いていたのは今でも鮮明に覚えている。
家庭でしか出てこない、このなんとも言えない風味の飲料。緑茶とウーロン茶はまだわかる。そこそこメジャーだし、味もハッキリしているからだ。
ムギチャという音も気持ち悪くなってくる。
ああ、麦茶が憎たらしい。
※大人になった今は、麦茶のコスパの良さを知っているので毎日水出しの麦茶をがぶ飲みしている。

アクエリアスっていいよな。
小学生の心を豊かにすることができる。
しかもアミノ酸、クエン酸、ミネラルとカラダをサポートする成分が存分に含まれているそうだ。体液と同じ浸透圧設計で、カラダへの吸収速度が非常に高いらしい。

浸透圧とは、濃度の異なる2つの液体が半透膜を通して濃度の高い方へ移動するときの圧力差のことである。多分。

やっぱアクエリアス、いやアクエリはすごい。俺があの時に憧れていたのは間違っていなかったんだ。

対して麦茶はなんだ。お前はどんなもんなのか、調べてみたぜ。
なんと、カリウム、アルキルピラジン、ポリフェノール、カルシウムが入っているらしい。
やるじゃねえか、麦茶。熱中症予防にも十分効果があるらしい。
塩分だけないので、他で補給する必要がありそうだが。

お母さん、ごめんなさい。俺が間違っていた。
麦茶には、カリウム、アルキルピラジン、ポリフェノール、カルシウムが入っており、
熱中症予防にも十分な効果があるみたい。本当にありがとう。

おかげで、浸透圧に屈しない大人になることができた気がする。
※ただ周囲に流されない頑固者だという解釈もできる。

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