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小4娘と、大人の本気バカを観に行く。

歴史マンガが好きな娘のたっての希望で、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』を観てきました!


内容はタイトルのまま(笑)。

※ここから細かなネタバレがあります。

コロナ禍で首相や閣僚が亡くなり、AIプログラムで徳川家康などがよみがえり、「偉人内閣」が組閣され、未曾有の国難に立ち向かうところから始まりました。


まず、偉人のキャラが濃い。

…いや、偉人を演じてる俳優さんのキャラが濃い!


ホームページからお借りしました。

どの人も甲乙つけ難い。

迫力でいえば、GACKTさんの織田信長と、高嶋政宏さんの徳川吉宗。 

特に吉宗登場では"暴れん坊将軍"として知られてることに触れ、「暴れたことなどないのに!」で笑いを誘ってました。

高嶋さんが登場する画面は、微妙に暴れん坊将軍のテレビに寄せてて、時代劇好きはくすくす笑っちゃう。

信長は、ホントかっこよ過ぎる!
本物の信長も外見は違うにしても、当時の人からしたらこんな位置付けだったのかな〜と思わされる。


そして秀吉。
さすが、何度も秀吉を演じてる竹中直人さん。
NHKの大河で秀吉の口癖だった「心配ご無用!」も出てきて、芸が細かい。


もちろん、徳川家康を演じる野村萬斎さんの安定感。 

ほんの少しGACKTさんと交代で能を舞う場面があり、さすが、能と同じ舞台を使う狂言師と思わされる体の動きでした(腰を低い位置で保てるのがさすが)。 

ちなみに娘は、家康が白髪でメイクもバッチリだったためか、萬斎さんだと気づかず。
あとでびっくりしていました。 

「どうする家康!」と去年の大河のタイトルを誰かが家康に向けて叫ぶ場面もありましたよ(ホント、芸が細かい)。


紫式部を観月ありささん、北条政子を江口のり子さん。
観月さん、眉毛ほぼないメイクで美しさを抑えてるのが逆に好感を持てました。 

江口さんは、徹子の部屋のパロディ担当と、最後もう一役と、楽しそうでした。


物語のキーマンになる、現代人側の記者を浜辺美波さん、坂本龍馬を赤楚衛二さん。 

2人が出てくると濃いキャストの中では特に爽やかさが際立って、眼福でした。


ありえないフィクションの世界を、大まじめに作ってくれた俳優さん、スタッフさんに感謝。

こういうノリ、好きです。


ホームページの紹介記事を読むと、

監督は『翔んで埼玉』で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞、『テルマエ・ロマエ』『のだめカンタービレ』などを手がけた日本映画界のホームランバッター、武内英樹。

映画ホームページより

とあり、納得。

ありえない世界を超チカラを入れて作る作品ばかりだし、気づけば全部観てます(笑)。

本気でバカになれる人、尊敬します。



ただこの作品、ありえない世界を作ってバカ騒ぎするだけでなく、強烈に政治や現代人の気質への風刺も入っていて。

そこもグサっときて、よかったです。

万人受けするかは微妙だけど、歴史の知識がある方、観るか迷ってる方には、おすすめしたい作品でした。ぜひ!


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