話を聞いてもらう
人に向き合って話を聞いてもらうって、最近の僕にとってはなかなかないことだった。それは多分言葉にならないことを発するかもしれない自分が嫌だったから。
先ほどいなっちこと稲田さんに話を聞いてもらった。
聞いてもらおうと思ったのは、元から「話を聞きますよー!」というSNS上での緩めの募集がかかっていたことと、なんとなく彼になら聞いて欲しいと思わせるものを感じていたからだった。
募集していた概要はこちら
出会ったきっかけは僕が昨年お友達でプロデューサーの川原卓巳くんが地方での町おこしをするための視察ということでその撮影に付いて行った時に、現地で出迎えておもてなしをしていただいた一人だ。
いなっちは世界一チャレンジしやすいまちと謳っている宮崎県新富町にて
企業家育成のスクール運営をされている方。新富町には大勢で伺ったので、大勢の中でちょっと言葉を交わしたくらいだが、彼は大勢を前にしても自分のペース(なんならちょっとゆっくりした間)を持っていて、自分の言葉を紡いで自己紹介していた。そんな姿がとても魅力的に見えて、ぜひ仲良くなりたいな〜と思っていた一人だった。
彼がやってくれたのは、人と関係を作るためのコーチング。人を理解するために傾聴をし、質問をしてくれるスタイルだった。
彼と話している中で、自分がなんとなく思っていたことがちょっと形になってきた気がした。
僕が大事にしていることを彼に箱のように話をした。
「写真のアウトプットはもちろん大事。だけどそこに至る過程や撮影の現場もよくしたい、楽しくしたい」
「(今までどの作品がベストな一枚ですか?と言う質問に)特にこれっていうものがない」 ←これは自分でも笑った
「写真を押し売りするつもりはない」
これを話したあとに彼から出てきた言葉は、
「たくやさんの本当の作品って、写真じゃないんですね〜」
「場の空気をよくしたりするステージメイクなんですかね」
「僕は写真って3次元を切り取るものだったんですけど、たくやさんの写真はその場やそれまでの時間を大事にしているから、4次元なんですね。4次元カメラマンだ」
なんておおよそ自分じゃ紡ぎ出せないありがたい言葉がどんどん飛び出てきていた。
信頼できる人に話を聞いてもらうって言うのは、それだけで頭が整理されてレ椎ことなんだけど、リフレーミングして言葉にしてくれると違った見方ができて、何回も同じループで考えていたことがいきなり次のステージで考えられるようになってスッキリする感覚があるな。
彼がくれた言葉をヒントに、もうちょっと自分が大事にしている考え方について言葉を捻り出してみたいなぁと思った。
いなっちのSNS。ちょうど僕がやってもらった企画と、僕も話を聞いて共感したコーチングにおける違和感についての記事が出てますね。
10年くらい前からコーチングという技術自体にはすごく興味があったのだが、今日の話をきっかけに自分の強みと掛け合うのでは、とさらに思うようになった。
いなっち、ありがとう!
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