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綺麗なフォームよりもっと大切なこと

フォームって大事ですよね。
正しいフォームを身に付けることで
ショットに安定感が生まれます。
トッププレイヤーたちの動画を見ては
かっこいいフォームに憧れて練習する。
とても良いことだと思います。

綺麗なフォームであれば
もっと自信を持って振れるのにな!
打ったボールも安定するし
いいこと尽くめだよね!

と、多くの選手は思うでしょうが
以前の記事で書いた通り、
私は綺麗なフォームというものに
あまり興味がありません

いや、もちろん綺麗なほうが
力は入るし、見た目もいいし
理にかなっているのは承知の上です

前の記事でも挙げたように
フォームばかりにとら われるのが
あまり良くないと思っているだけです

では、綺麗なフォームより
大切なこととはなんなのか?

それは
ボールがどうやって飛ぶのかを
理解すること
です

なにそれ…
打った方向にボールは飛ぶだろ…
ざっくりとした答えじゃん…
などと思われるかもしれません!

しかし、これは
テニスをしていく上で
とても重要な技術なのです

なぜボールはアウトした?

ラリーをすればミスはつきもの。
試合中であれば、なおさらです。

ラリーでアウトしてしまった時、
あなたはミスとどう向き合っていますか?

①ペアに
「ごめんごめん、次入れるよ!」

②悔しがりながら
「次こそはしっかり入れよう…!」

③落ち込みながら
「もう入る気がしないよ…」

③番は論外として
①、②番もここで終わってしまったら
きっとそのあともミスすることでしょう

大事なのは
ミスをした原因を分析して
次はその対策を行い
同じ失敗をしないこと
です

最後のはちょっと振り切りが甘かった…
ラリーが続いててもしっかり振り切ろう

構えるのが遅くなって焦って振った…
一歩目を早く動くようにしよう

のように、原因分析 ⇒ 対策 の流れが
いつも作り出せるといいですね

これは練習でも活かせる技術です!

どんな体勢でも打てます!

私が考える理想的なフォームとは
ズバリ、ボレーのフォーム!!

タイミングさえあえば
大きく振りかぶることをしなくても
ダイナミックな球が飛んでいきます

ストロークでそれをしないのは
バウンド後は球威も落ちて
相手の力を使えず威力が出ないから。
振りかぶることで威力を補って
攻撃的な球を打つイメージです。
これがいっちゃん理論

まぁ、単純に
ボレーでラケットを振ってたら
タイミングが合わないっていう
単純な理由もありますが…

もしも相手が
ワイドに切れる球を打ってきたとき
あなたならどうしますか?
(コートの横に出されるような球のこと)

綺麗なフォームで打とうとすれば
振りかぶって、
しっかり止まって、
腰を回転させて、
スイング!そして振り切る!

と多くの動作が必要となります。

コート外に追いやられた状態で
綺麗なフォームで打つのは
かなり難しいことなのです。
ということで、フォームにこだわるのは
ここはいったん諦めましょう!

たとえ威力が出なくても
まずは相手コートに返していきたいなら
ストロークにボレーフォームを用いても
いいんじゃない?
ってお話です。

ラケットは打点から少し引くだけ
あとはタイミング良くボールを弾く!
これでパッシングは難しいですが
ロビングや、ドロップにも
簡単に切り替えることもできます

でもそれじゃ、打つコースがバレる?
ならバレても届かないところを
通せばいいだけです!

要は『柔軟性』が大事

トップ打ちをするフォームと
カットサーブを返すフォームが違うように
結局はみんな言われなくとも
似たようなことをやっていると思います

ボールがどうやって飛ぶのかを
理解すること
と言いましたが
要は「柔軟性」なんです

もっと噛み砕いて言えば
自分は今コートのどの位置にいて
ネットからどれくらいの高さを通して
相手コートのどこに落としたいのか
このショットを実現するために
どの角度、どのくらいスピードで
ラケットを振ればいいのか考える
ことができてほしいのです

言葉にすると難しそうですが
やってみるとそうでもないはず
だって、やってることは
いつもと変わらないからです

試合や練習で同じミスを繰り返すのは
これができていないのかも…

必ずしもいつも同じフォームで
打とうなんて考えなくていいんです!
状況に応じたフォームで打ってみましょう!

柔軟性の意識を掴めると
プレーが変わるかもしれませんね!

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