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京都のアバンギルドで2012年冬に開催されたParty. Hello World

こんにちは、softinhardです。

この記事では、自分自身がsoftinhardを銘打つ以前の活動/記録/作品をフューチャーします。
今まで、"softinhard以前の活動"の記事は下記のリンク/マガジンにまとめてあります。

今回紹介させていただくのは、京都で過去4回開催された
イベントHello World の記録/作品です。


記録としての記録
自分はイベント主催者やプレイヤーではない位置からスタートし、記録者に徹しようとしていました。そこから逸脱する事も多々ありましたが、Katsuhiro Tsujiの基本スタンスとしてはプレイヤーやクリエイター/表現者ではなく”記録者”でありました。 

当時制作し続けた映像は、作品や表現物以前に”記録”であることを第一義としていました。


Hello World is...

HELLO WORLDでは演者はBGM?余興の範疇を超えない。
集まった一人一人の、それぞれある楽しみ方を最大限に引き出し、同じ空間で共有する。
静かに酒を呑んだり、人と出会ったり、友人と語り合ったり、歌って踊ったり……楽しみに没頭できる夜を準備した。誰しもにある同じ時間、夜、同じ場所に集まれる。
''Draw a STRAIGHT LINE and follow it''」
(Facebookイベントページより引用)

京都のオルタナティブスペース Factory Kyotoで、多種多様なスタイルの表現者たちが出逢い、様々な事象に対し一定の共通認識の基、理想とする場/空間を具現化し、その過程と経過を全参加者が体感したPartyでした。

そのHello World/Partyは、バンド、作家、ダンサーなどそれぞれがパフォーマンスを行いはしたが、客と演者にある境界を取り払い、ひとつの空間を皆が共有することを実体化しようとしていたと認識しています。

それぞれのパフォーマンスよりもパフォーマンス前後の間にこそ、その共有性は記録にも映されていたと思います。

特定の団体やグループにより主導されたものではなく、一定の有志を共有した京都を中心に活動する若者(20代)を中心に集い成されました。

Factory Kyoto とHello World
Factory Kyotoは、かつて2010年から2017年の間、京都(御幸町、移転後は下鴨)にあったオルタナティブスペースであり、その運営組織をことをいいます。様々なイベントや展示などが企画され思想心情の若者たちが集い、毎夜のごとく宴が行われていました。

Hello Worldを主催、運営した人間は、Factory Kyotoによく出入りしている者や運営メンバーであった者であり、観客をはじめ参加者は大小問わずFactory Kyotoに関わる者が大半を占めていました。

ただしHello WorldはFactory Kyotoの主催ではなく、独立独歩のParty/Eventでありました。


Hello World @UrBANGUILD Nov.15th.2012

2012年11月15日、京都のライブハウスUrBANGUILDにて開催された第一回の記録映像です。

The Benjamin Livingstoneによる演奏。


今村達紀氏によるコンテンポラリーダンス。


ユニット/ハトによる朗読/パフォーマンス。


13chによる演奏。

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振り返り
過去の記録を見返す事は苦行に近く、あまりに稚拙な映像と音声は記録に値するのか甚だ疑問でありますが、記録であることには変わりないと思いました。

ほとんど編集もせず、固定に近い形でフラットに撮影したものであります。
当時は、'手を加える'事を悪と思い、被写体を素材のまま無加工で記録に残す事が正解だと信じて制作していました。
こちら(制作側)の意思を汲み取られまいとしていました。

それはとても困難なことであり、ただ技術不足を露呈したに過ぎなかったです。

ここにある映像は、当時の画を懐古的に思い出すためだけに在るのかとさえ思いますが、自分自身の過去の活動/記録/作品を振りかえることも大切であると思い、記事にしました。

softinhard

https://www.instagram.com/softinhard/https://note.com/softinhard


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