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【助産師監修】産後すぐ、母乳が張り始める前にできる事。

産後胸が張ってくる前は、抱き方やラッチオン(赤ちゃんが飲みやすい授乳の仕方)の練習を行うのにもとても良い時期です。

<ソフトニング母乳ケアのラッチオン練習>

① ママが姿勢良くして楽な状態で、赤ちゃんのお口が乳首の前に来るように、授乳枕などを使って高さを整えます。
② 交差抱きにします。(左胸なら、赤ちゃんは左胸の方に頭、右側に脚です。)右手で、親指と人差し指のカーブで赤ちゃんの頭の下の方から首を支え、手の平で赤ちゃんの背中を支えます。赤ちゃんは顎が少し上がる感じで胸に向かうように、赤ちゃんの背中側から肩と首を支えます。
③ 反対の手で胸の付け根を下から支えるか、乳輪を少し上に引いて乳首が少し上に向くようにします。
④ 赤ちゃんの唇を、指か乳首でトントン刺激して、探索反射で口が大きく開き、舌が下がって少し見えるタイミングで、口の中の上あごに向かうイメージでくわえてもらいます。

★ポイント★
① 赤ちゃんの頭を押さえると、後ろに反り返る反射が起こってしまいます。頭を押さえずに、頭の下から肩を支えましょう。
② 大人でも首を横に向けると飲み物が飲めません。赤ちゃんの体がねじれないように整えましょう。
② 赤ちゃんの口が乳首ににまっすぐに向かうように吸わせると、赤ちゃんの舌の先や下に乳首が入ってしまい、舌で押し返されたり、先だけ浅飲みになってしまいます。赤ちゃんの口の中は上に大きくスペースがあり、下には舌があるので、赤ちゃんの顎が少し上がるくらいに支えると、乳首の先が赤ちゃんの舌の上にのりやすくなります。スタート時に、乳首を赤ちゃんの鼻と上唇の間にセットしておくと、下唇を深めに吸わせやすくなります。
③ 浅くくわえると乳首の表面を引っ張って傷ができてしまいますので、赤ちゃんの顎に指を置いて、口をあける一瞬のタイミングで赤ちゃんの顎を支えて、下唇が大きく開くように手伝っても良いでしょう

乳首が短かったり、陥没乳頭、乳首表面が2つに分かれている割れ乳、乳輪が硬くて伸びにくい場合は、フットボール抱きがお勧めです。


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