見出し画像

リヴァイ人気はギータ以上？「進撃の巨人」コラボ裏話を聞きました

福岡ソフトバンクホークス

こんにちは、マーケティング戦略部の中澤です。
久々のnote更新となりました。GWはいかがお過ごしでしたか？

ホークスはというと、5月3～5日GWど真ん中のホームゲームで大人気アニメ「進撃の巨人」とのコラボイベントが実現。球場が家族連れやたくさんのお客さんで賑わい、大声援を後押しにチームも6連勝と充実のGWとなりました。

コラボグッズやキャラクターオブジェ、コラボビジョン演出など、球場がアニメの世界に染まった3日間。

今回のnoteではイベント後日談として、コラボ企画ができるまでの裏側を担当者に直撃しました！

球場で見ることができた方も、できなかった方も、担当者が振り返るイベントの裏側を少しのぞいてみませんか？

ホークス担当者に聞く進撃の巨人コラボの裏側

話してくれたのはMD事業部：江尻賢司さん（左）
マーケティング企画部：長﨑結美子さん（右）

Q.どうやって進撃の巨人コラボが実現した？

江尻　今年初めにコラボグッズ制作の話が舞い込んだことがきっかけです。グッズ販売を委託しているファナティクス社から話を受けて、私はライセンス担当としてグッズデザインの監修など企画を進めていきました。作者の諌山創さんが大分県日田市出身で九州のホークスと親和性が高かったのと、アニメも3月にファイナルシーズンパート2が終わるタイミングでスタートできるので、タイムリーな打ち出しができることも決め手になりました。

長﨑　イベントはグッズ発売が決まってからお声掛けさせてもらいました。若年層やファミリー層、野球ライトファン向けの企画がないかと考えていた時に、GWのイベントとしてぴったりはまり、連休中の中心企画として準備を進めてきました。

Q.反響はいかがでしたか？

江尻　発売後、一部商品はその日に即完売して、オンラインサイトから商品ページが落ちてしまうくらいの反響でした…！本格的な告知展開をする前だったのに、ファンの間であっという間に情報が広まっていって、SNSでも再販希望が流れて…。もう欠品できないので、数多く作ってくださいとすぐに発注依頼しました(笑)

Q.一番人気のグッズは？

江尻　圧倒的に「リヴァイ兵長のアクリルスタンド」です。コラボ商品の中でも飛び抜けてますね。通常グッズも含めた全アイテムの今年度の累計売上でトップ5にランクインしています。本家ホークス選手にも劣らない人気で、驚きでした。

Q.こだわりポイントは？

長﨑　コラボビジョン演出です。今回のコラボのためにエレン声優の梶裕貴さんに「オリジナルコメント」を原作に合わせたイメージで4つ、収録していただきました。
ファールボールの時に「気を付けろ。ボールが壁を越えてきた」とか、ヒットを打つと「ナイスバッティング！お前が人類の希望だ」とか、リリーフ時に「いいから黙って俺にすべて任せておけ」とアナウンスするなど、セリフ選びが1番趣向を凝らしたところです。

アニメの世界と野球の試合進行が連動するセリフはファン必見だったのではないでしょうか？

ほかにも部署内でアイディアを出し合って、「いきなりビジョンに巨人が出てきたら面白いんじゃない？」と、ゲリラで超大型巨人が試合中のビジョンにでてきたりとか(笑)。できる限りの場所に、進撃の巨人要素を詰め込んでいきました。

江尻：私はマニアックなネタが盛り込まれたグッズですね。若かりしジークが野球ボールを持つシーンのステッカーはアニメの1シーンをそのまま切り取ってできています。このタイプのデザインは他になくて、原作に野球ボールが出てくるシーンがあったからグッズ化できたマニアックなグッズです。

サインボールに同封されるステッカーに細かなこだわりが

あとは、ファンならみんなが「これは…！」となるであろう「現在公開可能な情報」風のグッズ(笑)

作中に登場する巨人の大きさとPayPayドーム、柳田選手を並べたデザイン

ホークスグッズに進撃の巨人のキャラクターたちを取り入れるのはもちろん、反対にアニメの世界観そのままにホークス要素を取り入れることも意識していましたね。
私も原作ファンなので、好きなキャラクターがコラボしていたりして、楽しい仕事でした！

Q　最後に、今だから言える裏話はありますか？

長﨑　アニメの世界観を表現しようとする中では、ビジョン用のコメント収録で試合中に流すには過激過ぎると社内でNGになってしまったものもあるんです…。お蔵入りになったものの、本当は「駆逐してやる！」とか「すべての敵を打ちのめせ！」みたいな強い言葉も入れたかったのは、ここだけの話です(笑)

江尻　アニメが3月に完結すると思ってたら、終わらなかった…(笑)。元々パート2をもって3月末に完結する噂で、グッズはプロ野球の開幕に合わせて販売するので話題的にもちょうどいいなと思っていたんですが、まさか続くとは。社内でも回が進むたびに、「あれ？まだ最終回じゃなくない？」という感じで。もしかしたら担当者から聞きそびれただけだったのかもしれませんが、来年まで続くことは私たちもびっくりでした(笑)

作り手の遊び心がコラボの楽しさを生み出す

ここで紹介できた話はほんの少しでしたが、担当者自身も楽しみながら企画していた様子が伝わったでしょうか？

なぜプロ野球とアニメがコラボするのか？と言えば、「新規ファン層の拡大」や「エンタメ性の向上」といったマーケティング的な目的が強いですが、担当者目線で見ると自分の好きなことを仕事にできるのであれば、こんなに楽しいことはありません。

仕事という枠を超えて、担当者自身が楽しく面白いと思えることをやることが、結果的にたくさんのお客さんに喜んでいただけるイベントを作り出すのだと、今回2人の話を聞いて実感することができました。
中の人が楽しいことをやって、ファンの方から「職権乱用じゃないか！」と突っ込んでもらえような楽しい企画をこれからも作っていきたいですね(笑)

進撃の巨人ファンの皆さまがイベントをきっかけにホークスの試合を見に来てくれたり、逆にホークスファンが試合観戦をきっかけに進撃の巨人を見てみようかなという気持ちになってくれたり、双方の垣根がなくなるイベントを行っていくことで、「色々なジャンルにチャレンジするホークスを好きになってもらえたらいいな」という願いを込めて、今後もバラエティ溢れるイベント作りに励んでいきます。

イベント当日のツイートも遊び心全開でお届けしました！

楽しいGWは終わってしまいましたが、今後も6月にはタカガールデー、7月には鷹の祭典と、普段の野球観戦以上に盛り上がれるイベントが目白押し。

勢いに乗るチームと一緒に、夏に向けて突っ走っていきましょう！
それでは、次回のnote更新をお楽しみに。

（マーケティング戦略部　中澤 佑輔）

★進撃の巨人コラボグッズ★


★今後のイベント情報★


みんなにも読んでほしいですか？

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます！