マッチングサイトを使って思ったこと：その2。

最初にPairsを始めてから、最後に登録したマリッシュを退会するまで約1ヶ月半。

ここまで書いてきたのは3人ですが、トータルで10人以上の方に会うことができ、まぁ結局どなたともご縁はなかったのですが(笑)、それでも今まで人生でやったことのない「恋活」「婚活」を実際にやってみて、自分の中で考え方が大きく変わったことや、自分の中の新たな発見がいくつもありました。

その1で書いたことと重複する部分もありますが、今回はマッチングサイトを使ってて思ったことの第二弾をいろいろ書いていきたいと思います。

■その①　美容とか外見に気を使うようになった

マッチングサイトを始めて、プラスの面で一番大きく変わったのはここかもしれません😅

ダイエットのためにランニングを始めたり、十何年ぶりでしょうか？　ファッション雑誌を買って服をいろいろ見てみたり、美容室で美容師さんと相談して髪型を新しくしてみたり等々。人生で一番「かっこよくなるための努力」をしているんじゃないかと思います。

これは、単純にマッチングをしやすくするため…というわけではなく（そもそも、多少ダイエットに成功したり髪型変えたくらいでは、私のカッコ悪さは隠せないので…）、いろいろな方とお会いしていた中で、やっぱり女性は、男性よりもはるかに「美しく自分を魅せる努力」をしているということに気づいたから。

私なんぞと会うためでも、素敵な服を着てきてくれたりしっかり化粧をしてきてくれているのをみて、やっぱりこれは男の方も女性から魅力的に見てもらえる努力はやれる限りしなくては失礼だなぁ…と思ったんですね。

私は接客業なので、もちろん人前に出て恥ずかしくないよう清潔な格好をして髪もきちんと切って…くらいはしていましたが、それ以上にもうちょっと自分をカッコよく見てもらうための努力というのは、一緒にいてくれる相手に対しての一つの誠意なんだなと、この歳になって気付かされました。

元奥さんとは付き合っていた頃から数えると12年間一緒にいましたが、さっきも書いた通り「汚い」とか「一緒にいると恥ずかしい」レベルで気にしなかったわけではもちろんありませんが、元奥さんのためにもっとカッコよくなろうと思ったことは実は一度もなくて、これに関しては今更ながらに申し訳なかったなと思っています…。

■その②　自分が面食いだと知ったこと(笑)。

これ、この1ヶ月半で一番自分の中でショックだった出来事なんですけど(笑)、私は自分の顔を棚に上げて、どうも面食いらしいです…。

全部で10人の方とマッチングサイトでお会いしたんですが、その中の8人の方は多分ある程度の人が見ても「かわいい」だったり「きれい」と思う方ばかりだったと思うのですが…。

もう自分で最低なことを言っているのは自覚しているので思ってることをそのまま書いちゃいますが、残りの2人の方は太っている上にお顔も正直いいとは言えない方たち。（ついでに言うと、化粧も崩れていたり髪もちゃんと整っていなかったりと言う感じ…）

サイト上ではお写真がなかったお二人だったのですが、初めてお会いした時に自分でもびっくりするくらいテンションが下がっちゃったんですよね…(汗)。

お会いする前にメッセージのやり取りはそれなりにしていたのですが、一度お会いした後結局メッセージをそれ以降する気が全く起きず（文章が本当に頭に浮かばない…）、本当に申し訳ないことをしているという自覚はあったのですが、そのまま自分からフェードアウト…。

その他の8人の方とは全くそう言うことはなかったし、お断りをするにしても直接面と向かって話をしたり、一度お会いした後も2度目のデートまで結構まめにメッセージをしていたりしたので、やはり理由は「顔」（もしくは体型）なのかと…。

私自身はマッチングサイトにはっきり顔の写った写真を何枚か載せていたのですが、これは「会った時にガッカリされてフェードアウトされること」がマッチングサイトを使うにあたって自分が一番されて嫌だと思ったことだったので…。（顔写真を見て「この人無いわ」と思われてマッチングしてもらえない方が、個人的にははるかにマシです）

自分がやられたらショックだと思うことを女性にするとは…と思って、数日間は軽く自己嫌悪に陥りました(苦笑)。

それ以降、顔写真のない女性に関しては、いいねをもらっても絶対にマッチングしないようにしています(笑)。

ちなみに、後日友人に電話で「俺、最近自分が面食いだって気づいてちょっとショックだったさ」と話してみたところ、あっさりその友達から「お前、自分で気づいてなかったの？」と言われてさらに追い討ちをかけられました(笑)。

確かに、今まで付き合ってきた人や、もちろん元奥さんも、周りに紹介した時に「綺麗な人だね！」と言われることが多かったもんなぁ…。

自分が幸せな人間だったことを、ここでも改めて今更自覚をした次第です…。

■その③　マッチングサイトには「目的意識」が必要だ

マッチングサイトを始めて気がついた…というよりは、より「そうだよなぁ…」と実感を深めたことなのですが、例えば同じように「彼女が欲しい」という気持ちでも、「誰でもいいから彼女が欲しい」というのと、特定の好きな人がいる状態で「彼女が欲しい」では、言葉は同じでも実際の心情としてはだいぶ意味合いが違ってくると思います。

同じように、マッチングサイトを「婚活したい」という気持ちで始めたとしても、「今すぐ結婚したい人」「数年以内に結婚できる人が見つかればいいなと思っている人」ではやはり同じように「婚活したい」人同士でも全然気持ちに差があるでしょうし、言葉はあまり良くないですが、それぞれの「攻略法」というのも違ってくるように感じます。

そして、当然これは自分自身にも当てはまるので、自分が「結婚」を目的にしている場合は同じように「結婚」を目的にしている人を対象にした方が話がしやすいと思いますし、「今年中に結婚したい」と思っている人に「結婚はしたくない」と思っている人がアプローチをしてしまうと、やはり話や希望で噛み合わないことが多くて、どんなにいい人でもお付き合いまでは行きづらいのではと思います。（行けることもあるとは思うけど）

ただ、意外と「自分が何を求めているのか？」というのって、分かりづらいこともありませんか？

実際、私はマッチングサイトを始めた直後は、自分は「結婚相手を早めに見つけたい」人だと思っていたのですが、いざ真剣にすぐにでも結婚したい人や、すぐにではないにせよ結婚することを前提に話を進めたいという人に出会って「あなたは結婚したいと思っていますか？」と突きつけられた時に、「ああ、自分は結婚がゴールじゃないんだ」と初めて気がついたんですね。

なんか、言葉にすると違いが分かりづらいかもしれないんですが、「結婚相手を探したい」んじゃなくて、「結婚したいと思える相手を探したい」と言うか…。（同じじゃんと言われれば同じに聞こえるとは思うんですけど…）

結婚前にきちんとお付き合いをした結果、この人だと思うと言う人と出会いたいのでマッチングサイトをしていると言うのが、私の本当の目的だったんですよね。つまり、「婚活」よりは「恋活」と言う方が近い。

私の場合、離婚はあまりにも予測していなかった出来事だっただけでなく、あまりにもあっという間に離婚に至ってしまったため、正直なところ半年経った今でも、頭のどこかでは離婚を現実として受け止めきれていない部分があるのですが…。

それでも私が再婚を望むのは、少なくとも自分が幸せな結婚を一時期でもしていたと言う忘れられない記憶があるからなんだろうし、ただやっぱり再婚してしまったら自分の幸せだった結婚生活が完全に終わったことを認めるしかない状態になるわけで、でもそれだからこそ、終わってしまった結婚生活を忘れるために新しい出会いを望んでいて…。

と言う感じで、自分が全然再婚に向けた心の準備ができていないことを、マッチングサイトを始めたことで改めて気づかされしまったと言う感じです。

一番最初にも書いた通り、私は今現在マッチングサイトは全て退会しており、一旦婚活をストップしている状態なのですが、それはこの「自分の目的が結婚ではまだない」と言うことに気付いたので、こんな気持ちで婚活している方のお時間を使ってしまうのは申し訳ないなと思ったからでした。

「彼女が欲しい」でも「結婚したい」でも、もっと下世話に「夜のお相手が欲しい」でも構わないとは思うんですが、とにかくある程度明確に「◯◯のため」と言う気持ちがないと、マッチングサイト…というか、婚活or恋活って、結構続けるのが辛いと思うんですよね…。

なので、当分の間はダイエット等の自分磨きを続けつつ、再婚なり恋人作りなりを自分の中で本当にしたいなぁ…と思うことがまたできたら、マッチングサイトを再開しようとは思っているのですが…。

目的意識がないまま続けると、誰でもいいからマッチングすることや、とにかくメッセージを続けたりすること自体が目的になってしまってうまくいかなくなったりつまらなくなっちゃったりすることが多いと思うので…。

「自分が何を目的にマッチングサイトを使うのか」

これは、婚活or恋活をするにあたってもそうですが、一番大事にしないといけないなと、私の場合は思います。

■まとめ

今回は、YさんMさんSさんと最初のデートを終えたあたりから、マッチングサイトを一旦辞めるまでの1ヶ月半くらいの間を経て自分の中で変わったこと、思い知ったこと、改めて考えたことを書いてみました。

やっぱり色々な人との出会いは、必然的に自分の考えや生き方に大きな刺激を与えてくれるもので、良くも悪くも自分を変えてくれるきっかけになるんだと思います。

それなりにいい歳なので、ただ色々なものと出会って何か違う色に染まっていくのではなく、出会ったものをしっかり見つめて、取捨選択していくことでより良い自分になっていけるよう、ここから先の人生を送っていけるようになれたらいいなと思います。

次回からは、またマッチングサイトで出会ってくれた方のお話を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。