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マッチングサイトで出会った人達 その6: Hさん

ここまで、マッチングサイトでお会いした5人の方達とのことを書いてきましたが、時間的な話をするとPairsを開始したのが5月末。withを始めたのが6月初頭。最後にMarrishを始めたのが6月の10日頃…という感じ。

そして、一番最初に会っていただいたYさんとお会いしたのが6月頭。ここまでの書いた中では最後にお会いしたKさんとお会いしたのが6月の半ばすぎ…という感じの時系列なのですが、前回のラストでもちょっと書いた通り、マッチングサイトをスタートして半月ちょっとが経ったこの時点で、マッチングサイトでの婚活を続けていくことにちょっと迷いが出始めていました。

これは、もちろんお会いしてくれた方達のせいでは全くなく、しっかり婚活なり恋活なりそれ以上なりをマッチングサイトで主体的に行っている方達に対して、そこにしっかり向き合えってその方達にお伝えできるほどの気持ちが自分の中にまだ無いんだと気づいた事や、マッチングサイト特有の、とにかくたくさん「いいね」を送って無事マッチングできた方とメッセージをやりとりして…という「マッチングありき」のやりとりにちょっと自分のやりたいことと違うのでは…?という気持ちが芽生えてきたからです。


なので、とりあえずその段階でまだ会費を払って10日も経っていなかったMarrishはまだちょっと勿体無いなと思って(笑)続けることにしたものの、この時やり取りをしていた人がいなかったPairsはこの時点で解約。何人かやり取りをさせて頂いている方のいるwithに関しては、「婚活を一旦やめてサイトも退会するので、今後やりとりができなくなります」という旨を一応メッセージで送らせてもらってから退会することにしたのですが…。

ほとんどん方が「そうですか残念です」的な感じでメッセージを返してきてくれた中で、唯一「せっかくやり取りをさせてもらっていたので、サイトをやめるならLINEでやりとりを続けてくれませんか?」と言ってくれたのが、今回お話をさせていただくHさんでした。

(前置きが超長くなってしまった…)

■Hさんについて

年齢は私の2つ下。
ショートカットが似合う細身の方で、お話をしていてもすごくよく笑う素敵な方でした。

Hさんはマッチングサイトのプロフィール写真に、プロの方に撮影してもらったお見合い用のすごくちゃんとした写真を載せていたのですが、個人的には写真よりも実際のお顔の方がはるかに魅力的で、失礼な言い方ながらすごい美人!という感じでは無いかもなのないですが、それでもお会いしてマスクをお互い外した際に、思わずドキドキしてしまったくらいに素敵な人でした。

■1回目のデート

サイト上でLINEを交換させてもらったタイミングで、ではせっかくなので一度お会いしませんかと私の方からお誘いをして、1回目のデートが決定。

ここまでほぼ全ての初回デートでお店を女性任せにしてきた私ですが(笑)、今回はちゃんとお店と日程は私の方から決め、昼間にカフェで最初のデートを行うこととなりました。

カフェの近くで待ち合わせをして、顔合わせをし、そのまま入店。

お互い映画が好きだということはメッセージでもやり取りをしていたので最近見た映画の話などをしつつ、お互いの仕事や、マッチングサイトでお互いどんな人と会ったのか…みたいな話で盛り上がりました(笑)。


1時間半ほど話をしているうちにお店が混みはじめたので、話しているときに二人で「観に行きたいですね」と言っていたトップガンを近いうちに観に行くことを約束してこの日は解散。

Hさんはすごく気を遣ってくれるというか、いろいろ話題を振ってくれたりこっちを褒めてくれたりと場を盛り上げようとしてくれていたのに加え(そんなに話が途切れたり盛り上がらなかった訳でも無かったと思うのですが(笑))、話していると最中もずっとコロコロ笑っているような方だったこともあり、正直このまま解散するのが惜しいなぁ…と思うくらいに楽しい時間を過ごすことができました。

以前のnoteで「私は面食いだった」発言をしてしまったのでもはやなんの説得力もない気はしますが(笑)、Hさんがすごく綺麗な人だなと思ったのとは関係なく(ほんとだってば)、お互いのことを気遣いながら会話をしたり、同じことかもしれませんがお互いに「一緒にいて楽しい」ということを表情や仕草でもいいのでしっかり伝わるようにするということは、単純にコミュニケーションの問題としてすごく重要なんだと言うことを、Hさんを見ていて改めて感じた1回目のデートでした。
(今まであった方達が気遣いをしてなかったとか気持ちを伝えようとしてくれなかったということではありません。
ただ、Hさんの場合はなんか、マッチングサイトで会っているという枠を超えて、とにかくご本人がそう言う気遣いをすること自体を楽しんでいたと言うか、とにかく誰にでもきっとこうやって明るく相手のことを気遣ってる人なんだなぁ…という印象が特に強かったという感じでした)


■2回目のデート

2回目のデートは、当初1回目のデートで話をしていた通りトップガンを見に行く予定だったのですが、二人の予定を合わせようとすると夜10時過ぎからのレイトショー(終わるのは24時過ぎ…)しか時間が合わなかったため、さすがに終電がなくなる時間まで拘束するのは申し訳なさすぎて断念。(タクシーで帰れるんでとは言ってくれましたが、それはさすがにねぇ…)

二人とも見たいと思った映画がそのタイミングではやってなかったのですが、私が1回目のデートで「エルヴィスもちょっと気になってるんですよね」と言っていたのをHさんが覚えていてくれていて、それを見に行くということになりました。


…しかし(汗)。

実は私自身はエルヴィス・プレスリーが大好きで、あの時代のいわゆる「R&B」とか「ブルース」と「カントリー」とか「ロカビリー」がロックンロールに変わっていく時代の音楽(カッコつけて書いてますが、そんなに詳しいわけではありません(笑))ってすごく好きなのですが、はて、その辺りに全く興味のない人がこの映画を見て、果たして楽しめるのでしょうか…?と、エルヴィスを見にいく約束をした後に思っちゃったんですね〜…。…遅いよ自分…。


案の定、映画は私的には結構楽しめたのですが、Hさんはそうでもなさそうな様子で、映画を見終わった後の感想も「エルビス・プレスリーってすごい人だったんですね」というくらい(笑)。

何人かの方にお会いしてきたマッチングサイトでのデートの中で、もっとも「やっちまった〜!」と感じた瞬間でした(笑)。


駅まで送ってお別れした後、私が家に帰ってから送ったLINEも既読にならずスルーされた感じだったので…。

…終わった…。

…と、言う感じで終わった、2回目のデートなのでした…。

■2回目の以降のお話

ここまでマッチングサイトで出会った5人の方達のうち、こちらからお断りをさせてもらったYさんとMさん以外の3人の方についてはいわゆる「向こうからフェードアウト」だった上、このnoteには書いていませんが、メッセージのやりとりの最中でもフェードアウトされた事は結構あったため、今回もLINEが既読にならなかった時点で「こりゃダメか〜…」と思っていたのですが…。

この1週間後くらいにHさんから「最近連絡くれないけど忙しいんですか?」と言うLINEを頂き、そこからまた色々やりとりを続けさせてもらっています。

映画の後、一回はまた昼に待ち合わせをしてカフェで。そしてもう一回は、私の仕事上がりの時間に職場にたまたまHさんが寄ってくれたのでそのまま夕食を…という感じで、2回ほどさらにお会いしていますし、なんなら次の約束もしているのですが…。

流れ的にこのままお付き合いを…と言う感じにはならなそうで、どちらかというとしばらくはお互い、良い友人関係をまずは目指そう…と言う感じになっています。


実は仕事帰りに夕食を食べた際に、出会いがないのでマッチングサイトを始めてはみたものの、やはり「好き」と言う感情では無いところからお付き合いを始めるというのにどうしても違和感拭いきれないこと。誰かとお付き合いをするなら、少なくとも友人としても信頼できる人がいいと言う部分が自分の中で譲れないことがわかったこと…などの話を聞かせてもらっていました。

ただ、何が気に入ってくれたのかはわかりませんが、私のことはサイトを辞めると聞いた時から関係を簡単に切ってしまったら後悔する人だ、と思ってくれたと言うことで、できればこのまま終わりにしたくは無いと思っていることと、でもだからと言って現時点でお付き合いというのもやはり少し不安だから…と言うことで、とりあえずまずは、Hさんのペースで「お友達からはじめてみよう」と言うことになったのでした。


正直、私もお付き合いや結婚をする人が、まず友人として、人として信頼できる人であって欲しい(もちろん自分もそうありたい)と言うのは、毎回誰かとお付き合いした人との時も思っていたことですし、「好き」と言う感情なしに話をある程度進めていかないといけないマッチングサイトに疲れて来ていたのも事実です。

なので、この先どうなるかはわかりませんが、まずは友達から…と言うHさんの提案は、私としてもしっくりきたんですよね。

■条件付きの友人関係の始まり

ただ。

他にやりとりをしている人がいなかったり、私がそれなりの年齢になっている(笑)のでなければ、Hさんとの関係も「まずは友人から」で良かったのですが、やはりその時点でやりとりをしてくれている方達に「付き合うかどうかわかんない友達っぽい人ができたから退会します」と言ってお断りをするのはなんかやっぱり申し訳ない気がしたし、さらにはたとえば3年間Hさんと友人付き合いをした上で答えが「NO」だった場合のことも考えると、友達から始めようと言うHさんに全振りするのも怖かったんですね。情けないことに…。

また、私自身がHさんをこの時点で好きだという自覚があれば別なんでしょうが、Hさん同様私もまだ、素敵な人だと思いつつもそこまでの感情は持てておらず、それもまた「友達から…」に全振りする気になれなかった理由だと思います。


その事をHさんに話すと、私が思っている事は当然の反応だと思うと理解をしてくれた上で、

  • お互い付き合っているわけではないので、これからもマッチングサイト等でお相手を探したり、今知り合っている方とやり取りするのは全く問題ないこと。無いとは思うけど、体の関係が偶発的にあったとしても文句は言わないこと

  • ちゃんと別にいい人ができた場合は、Hさんとのやりとりは終わりにして良いこと(ただし、いい人ができたということは、お祝いも言いたいので伝えてほしい)

  • 連絡はお互いのペースでこれから続けていければいい。またどこかお誘いする場合も、無理して付き合う必要はお互いにないようにする

  • この関係が私にとって重荷になるようだと感じた場合は、すぐに終わらせること。また、Hさんにとっても重荷に感じた場合は、必ず私に話をした上で関係を終わらせること

などという提案をしてくれ、最終的にお互いでOKをして今の関係に至る…という感じです。

今のところ、1週間半か2週間に一回…という感じでお会いしているペースではあるのですが、お互いの気持ちがどうなっていくのか。他人事のような言い方にはなりますが、不安でもあり、楽しみでもあり…という感じです。

■まとめ

ということで、今回はちょっと今までと違う感じの展開になっている、Hさんとのお話をさせてもらいました。

正直に言うと、男って、こう言うシチュエーションになると多分簡単に相手のことを好きになる生き物だと思うので(笑)、最初は私の方だけすぐに好きになってしまって、でも関係が進まずにモヤモヤしたまま時間を過ごす…と言う可能性が高いかなと思っていたのですが…。

LINEのやりとりも含めてそれほどHさんと接する時間がまだ多くないからか、それとも私がHさん以外の方ともやり取りをしているからなのかはわかりませんが、少なくとも私の方で前のめりになってしまっている…と言うことは現時点ではないかなと思います。


ただ、これはもしかしたら男性側からの話だけなのかもしれませんが(それとも私だけ?)、マッチングサイトでの出会いって、そうでない出会いに比べると、常に「切られる不安」と戦いながらの勝負なんですよね。

載せている写真で。プロフィールに書いた文章で。やり取りをしているメッセージの最中で。アポイントを取ろうとしたタイミングで。実際にお会いして…というそれぞれの最中に、常に「はいアウト」と言う感じで全てがリセットされることを常に意識しながら慎重に進めないといけないんですよね。考え過ぎかもしれませんが。


なので、一旦そう言う部分から離れて、改めて一対一の人間として友人関係を作っていこうと言う今のHさんとの関係は、私にとって久々に「関係自体が消えてしまう」と言う恐れをあまり感じないで過ごせる、とても気持ちの良いものにはなっています。


「マッチングサイトでやることではない」とか、「お互いに色々面倒臭い制限をつけて縛りうのが楽しいの?」とか、「そもそもそれって、今やり取りをしている人たちに失礼なんじゃない?」などなど、否定的な意見や感想を持たれる方もいるとは思うのですが…。(実際私もHさんも、今の状態がお互いの気持ちを完全に尊重したやり方だとは思っていませんし、これがベストな状態とももちろん思っていません)


お互いの気持ちと自分の人生にとってより良い道を模索しつつ、今の関係を進めていけたらいいなと思っています。

マッチングサイトをやっているとたまに忘れることがあるんですが、色々な人と出会うためにやっているのではなく、最終的に自分が幸せになれる関係を作れる誰かを探すために始めたことのはずなので…。(途中から色々な人と出会うこと事態が面白くなってやって、目的を見失いつつある感が否めなかったのですが(笑))


次回は、また別の方とのお話を書く予定です!

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