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アメリカでクレジットカードを作る方法

アメリカでクレジットカードを作るのが日本と比べて難しいことをご存知でしょうか。今日は、アメリカでクレジットカードを作る方法をご紹介します。

はじめに
この記事は私がアメリカに住んでいた2014年時点の体験に基づいています。執筆時点(2019年)で変更になっている年会費は更新しておりますが、カード発行難易度や所要時間に変化がある可能性があります。あらかじめご了承ください。

クレジットスコアが大事

ただ単に申し込めばいいのでは?そうお思いの方もいるかも知れません。しかし、就労ビザやグリーンカードを保持する外国人がアメリカではじめてのクレジットカードを手にするのは簡単ではありません。それはクレジットスコアが無いからです。

クレジットスコアとは、カード会社にとってその人がどれくらい信用できるかというものです。カードの利用分をきちんと支払っている人はクレジットスコアが高く、新しいカードの申し込みや、カード利用限度額も上げやすいです。一方、きちんと支払いができてない人はクレジットスコアが低く、新しいカードに申し込んでも発行されないことが多いです。

クレジットスコアがない人

アメリカではじめてクレジットカードを作る場合、クレジットスコアが存在しない状態です。カード会社にとっては信用出来ないのでカードは発行でききません。利用者にとってはカードが無いのでクレジットスコアを上げることが出来ません。鶏と卵の問題です。

アメリカで生まれた子供も同じでは?と思いましたか。クレジットスコアのある人(親など)の家族カードなどを発行するのは比較的簡単です。その点、アメリカに家族がいない状態の就労者や移民は大変なのです。

Secured Cardという選択肢

実は、クレジットスコアが無い(または低い)人でも作れるクレジットカードがあります。それは「Secured Card」です。

カード会社に対してデポジットを支払い、料金の支払い能力があることを証明することでSecured Cardを手に入れることが出来ます。この Secured Card をきちんと使うことでクレジットスコアが生まれ、数ヶ月から1年後にはデポジットなしの通常のカードに申し込み、承認されるようになるはずです。

デポジット
一時預かり金。カード利用分の支払いができなかった場合、この預り金から精算が行われる。Secured Cardを解約するときに返還されるまたはカード会社が信用した場合に途中返金される。

Capital One Secured Mastercard

Secured Card を扱う会社は多々ありますが、その中でも Capital One Secured Mastercardが個人的なオススメです。

Capital Oneに申し込む前、銀行が扱うSecured Cardに窓口まで出向いて申し込みましたが、審査に1週間かかった挙句、却下されました。銀行曰く3ヶ月以上の居住証明が必要とのことでした。

一方、Capital Oneはオンラインで申し込みが可能で、私が申し込んだ際はその場で承認されました。私の場合、$49のデポジットでクレジットの利用可能額が$200でした。記事執筆時点で年会費は無料です。

申し込みからカード受け取りまでの流れ

必要な情報の準備
・Social Security Number
・アメリカの銀行口座

1日目: 申し込み、デポジット入金
Capital One Secured Mastercardに申し込みました。すぐに承認されたのでデポジット入金を行いました。

7日目: 承認の通知が届く
郵送で、改めて承認の通知が届きました。

21日目: カードが届く
郵送でカードが届きました。

アメリカでのはじめてのクレジットカード。責任をもって使い、期限までにきちんと支払いを行い続けることで、クレジットスコアを伸ばしていきましょう。特典が沢山ついたカードも、利用可能額の引き上げもすぐそこです!

Image: Hloom via Flickr / CC BY-SA, 401(K) 2013

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