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3月前半のおすすめ絵本「音を楽しむ4冊」|えほん診断付き|保護者向け

2月が終わり、今日から3月です。ついこの間年が明けたばかりな気がするのに、時が立つのは早いものですね…

さて、今日は3月前半のおすすめ絵本と、その4冊からお子さまに合ったものと出会える「えほん診断」をお送りします。

3月前半のテーマは「音」です。絵本というと、ストーリーのあるものを想像する人が多いかもしれませんが、中にはストーリーが全く無い絵本も多くあります。

その中でも今回は特にその「音」を楽しむ4冊の絵本を選んでみました!

赤ちゃんから楽しめるこれらの絵本は、大人からすると、なんだか不思議だななんて思いますが、子どもたちは大好き。

読み方次第でいろんな表情を見せてくれるところも面白いですよね。ぜひ、いろんな人が、思い思いの読み方で読んでみてください。

今月のおすすめ4冊

カニ ツンツン

この表紙に描かれているのは一体…?

作: 金関寿夫
絵: 元永 定正
出版社: 福音館書店

様々な民族の言葉と、創作の言葉、そしてなんの形とも言い表せない様々な形が絵本の中に散りばめられています。なんだかよくわからないけれど、言葉の響きと色鮮やかな絵が楽しく美しい。4年前、月刊絵本の「こどものとも」の一冊として刊行された時に、子どもたちの爆発的な支持を得たのだとか。「これはなんだろう?」とか「どんな意味があるんだろう?」とか戸惑い考える大人を尻目に子どもたちはどんどんこの絵本の世界に入っていきます。「カニツンツン ビィ ツンツン ツンツンツンツン」という冒頭の部分はアイヌの人たちが聴きとった鳥の声だそう。赤ちゃんから長く楽しめます。


もいもい

むむっ!またも表紙に不思議なものが…?

著:市原 淳
監修:開一夫 
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン 

あかちゃんが選んだあかちゃんのための絵本。東京大学あかちゃんラボの監修するこの絵本は、研究を通してわかった、あかちゃんが本当に好きなイラストが描かれています。なんともいえないこの形、そして「もいもい」という音、大人が思うあかちゃんがが好きそうなものと、あかちゃんが本当にすきなものは実は違っているのかもしれません。ストーリーはなく、色や大きさ、形が少しずつ変わるこのイラストを楽しむ絵本。まだお持ちでない方はぜひお子さまに見せ、反応を楽しんでみてください。


ポンチ

さぁ一緒に、ポンチ、ポンチ、ポンチ!

文: 織田 りねん
絵: ちえちひろ
出版社: パイ インターナショナル

みかんやキウイ、ぶどうなどのくだものが「ポンチ」の掛け声ではじけ、変身していきます。リズムよく繰り返されるその様子に「ポンチってなんだろう?」と疑問がわきつつも、なんだかとってもくせになってしまうこの絵本。はじけた果物たちが最後に集まる場所は・・・?ゆるいくだものの絵もとっても愛おしく、思わず楽しい気持ちになれます。音や色を楽しむ赤ちゃんの時期から、果物の名前を覚えたお子さままで、幅広く楽しめそうです。


うるしー

くまの手品師が帽子から出すものとは・・・?

絵: ロロン
監修: 開一夫
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン

月齢8~13か月の赤ちゃんにつのイラストを「うるしーだよ」という声とともにパソコンの画面に表示し、 赤ちゃんの視線をアイトラッカー(赤ちゃんが画面上のどの部分に注目しているのかを計測する装置)で計測したところ、赤ちゃんが最も長く眺めたのがこの絵本のイラストでした。驚くことにこの結果は大人の投票とは真反対。本当に赤ちゃんが好きなイラストでできた絵本です。「なにがでるかな?うるうるうるしー」とくまの手品師が帽子の中から色んなものを出していきます。赤ちゃんが楽しめるのはもちろん、少し大きくなってからも、何が出てくるかを予想しながら読むと盛り上がりそうです。


えほん診断

えほん診断は絵本との新たな出会いを生むための診断です。5問程度の簡単な質問に答えることでお子さまにおすすめの絵本が表示されます。

15秒で直感的に診断できます!

絵本を購入したいとき、書店に行く、絵本の紹介サイトを見る、キーワードで検索するなど様々な方法がありますが、膨大な数の絵本の中からお子さんが喜ぶものを見つけるのは意外と難しいもの。
そして、お子さんが喜んでくれるものを選ぼうと思うと同じような絵本ばかりになってしまうなんてこともあります。

今回のえほん診断ではお子さんのご様子も踏まえながら、自分で探す中では出会えなかった1冊と出会う機会をつくります。

今回は今月のおすすめ絵本4冊の中からいまお子さんにおすすめしたい絵本が1冊選ばれる仕組みとなっていますのでぜひお試しください!

※科学的な根拠を持った診断ではありません。新たな絵本と出会う一つの方法としてお楽しみください。

▼絵本診断を無料で試してみる

ぜひ、新たな絵本の世界を楽しんでみてください!

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