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中高年は報告や連絡の文字数が少ない

2022年9月現在、コロナの第7波の後半にあります。既にコロナ感染が日本で発生してから3年目の後半になりました。いろいろな仕事の手法が変化しました。今後コロナが収まっても、仕事の手法は、コロナ前に戻らない部分もあると思われます。

定例でも緊急でも「会議」と言われるものはリモートになったままになると思われます。「研修」も多くのものはリモートで済まされ実技を伴うものは動画再生で終わってしまう状況になってます。古く硬直化した組織においては、無駄な会議や無駄な研修は削減されて、良いことかも知れません。
一方で組織では、人と人との距離は広がったままで、コロナが収まっても元に戻ることはないような気がします。リアルなミーティングが減り、直行直帰が増えることで、上司、部下、同僚との会話が減りました。飲みに行くことなども減りました。

デジタルのコミュニケーションツールを使ったとしても、文字と音声、平面的な表情が時々見れるだけのコミュニケーションとなったまま、コロナが終わっても戻りません。言語化された部分は伝わるかも知れませんが、非言語な部分はデジタルは解決してくれません。上司にとっては部下や同僚が、笑顔でいるのか、険しい顔で仕事をこなしているかがわからない状況です。言語化したものは伝わるが、非言語は伝わりにくい時代になったということです。良いか悪いかは別として、コロナをきっかけに、職場に新しいコミュニケーションの時代が来てしまったようです。

中高年も仕事では、新しいコミュニケーションの時代の状況に合わせる必要があります。職場では、報告や連絡も対面や紙ではなくなり、ブラウザへの入力やメールでの伝達などデジタルになってきています。中高年は入力作業をおっくうだと考える人が多いので、文字数が少なくなる傾向があります。同じ業務をやっているとしてデジタルの報告書では若い人が文字数が多く、中高年が文字数が少なくなる傾向があるのです。よって上司や同僚から、中高年の働きぶりが見えにくくなります。

ものごとを簡潔に伝えることは大事なことですが、付帯する情報を削除しすぎることは、よくありません。中高年は現状や現場で感じたことを言語化し、デジタルツールでは文字数を削らない報告や連絡を心がけると良いと思います。

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