見出し画像

子どもは放っておけば勝手に育つ

これまでの子育てを振り返りながら(まだまだ奮闘中ですが^^;)
「子どもは放っておけば勝手に育つ」って誰が言ったんだ!
と思いました。

子育て歴14年、中々大変で、いかに親の関わりが子どもの成長に影響するのかを痛感すると伴に罪悪感と責任感を突きつけられた気がします。
だから、全然放っておくわけにはいかなかったし、放らずに向き合ったから何とか歯車が回るようになった気がするのです。

しかし、待てよ。
とはいえ、私達はこの14年間、子どもを放っていなかったじゃないか。

さっさと日々をこなしたいから身支度等々手を出してたし、こちらの価値観で習い事をさせたり、宿題をしたかテスト勉強はやれてるか気を揉んだり。

現に、私たち家族の歯車がうまく回り出したのは、私たち親が子ども達と向き合っただけでなく、受け入れ、そして見守ることを心がけるようにしてからです。

衣食住と愛情を担保した上で、しっかり見守りながらとことん放っておくことができたら、自分らしく勝手に育っていたのかもしれません。

親か気を揉んで先回りして手を出したり口出ししたりすることにろくなことはありません。それは親が自分の不安を軽くするためのこと。
本当に子どもを育む気持ちがあるのなら、親は不安を抱えながらもグッと見守るべき。子どもが自分の道を見つけて自分で歩んでいけるなら、そんな不安くらい耐えるべき。そして、子どもが助けを求めた時はすぐに手を差し伸べる。そのためには子どもが助けを求められるような関係を築く。

頭では分かっていたけれど、これまで子育てをしていてうまくいかずに悩み、様々な経験を通して実感しました。

簡単にはいかないけれど、とにかく「子どもの邪魔をしない」ということを心に決めるだけでだいぶん違うと思います。

誰でも何でも容易い方に流れるようにできていて、子どもも放っておけば自分にとって容易い道を選ぶのです。自分にとって容易い道、とは自分の能力や才能、興味関心に沿った道です。つまり、自分に合った道。

とりあえず、私たち親は、子どもがその道を選ぶ邪魔をしないようにしたいですね。

#子育て #児童精神科医 #親

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?