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【一級建築士】SD345ってなに?鉄筋の種類と重ね継手について解説!

▶問題

コンクリートの設計基準強度が27N/mm² の場合、SD345の鉄筋の重ね継手をフックなしとし、長さは呼び名の数値の40倍以上とした。


答え 〇

鉄筋の種類がSD345、 コンクリートの設計基準強度が27N/mm²のときの、鉄筋の重ね継手長さは、呼び名の数値の40倍、または30倍フック付以上とする。JASS 5。

▶解説

https://osamari.biz/010/10016/

鉄筋は主に2種類あります。

丸鋼(Steel Round)
SR235・SR295の二つが規格化されている。
表面がツルツルしている。

異形棒鋼(Steel Deformed)
SD295やSD345など、全部で五つが規格化。
表面がデコボコしている。


普段から僕の投稿を見て下さってる方々は
「後ろの数字は引張強さ…?」

と思うかもしれませんが残念ながら違います。

確かに以前、鋼材の種類について解説した際、
SN490Bの数字の部分は引張強さ!

といったのですが、今回は鉄筋なので
少し話が違います。

SR295やSD345など、鉄筋の場合の
数字部分は降伏点または、0.2%耐力を表します!

降伏点と0.2%耐力についての解説は今回省きますが
とりあえず「鋼材と鉄筋の数字部分はちがう

ことを覚えておいてください。


話を本題にもどしますが、
異形鉄筋の重ね継手長さは下の表のとおりです

(  )内は、フック付きの数値。
dは鉄筋の直径を表す

コンクリートの設計基準強度が大きいほど
重ね継手の長さは短くなっているのがわかりますね。

ちなみにフックがあるとコンクリとの一体性が増すので
さらに重ね継手を短くすることができます。

▶まとめ

なんだか専門用語が多くて
完全初学者の方に一からすべて説明をするのは
難しくなってきました…

僕もできるだけ丁寧な解説を心がけますが

記事全体の分量を考慮して
要点のみピックアップしておりますので

ところどころ不十分な説明になっている点は
ご了承ください💦


本日のメモ
「Fc=27N/mm²の時、SD345の重ね継手長さは40d」


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