【一級建築士】あみあみの使い捨て型枠?ラス型枠工法について解説!どこに使用するかなど...
▶問題
地中ばりのせき板には、 施工の省力化及び工期の短縮を図るため、合板の代わりに特殊リブラス (鋼製ネット) を使用するラス型枠工法を採用した。
答え 〇
ラス型枠工法:
特殊リブラス (鋼製ネット) をせき板に使用し、
コンクリートを打ち込むもの
・せき板の解体作業がない→ 施工の省力化・工期短縮
・地中ばりや基礎に多く用いられる
▶解説
コンクリートを打設する際には
1:せき板と呼ばれる合板で型枠をつくって
2:そこにコンクリートを流し込んで
3:固まったら型枠を外す、
という流れをイメージすると思います。
しかし、ラス型枠工法では型枠の解体が不要
といいます。一体どういうことなのでしょう?
上の写真がそのラス型枠です。初めて見た方は
「あみあみの型枠?向こう透けとるけど??」
と思うでしょう。
僕も調べながら「どういうこと?」って思いましたw
これだったら、コンクリートがにじみ出るんじゃ…
打設が終わるとこんな感じになります。↑
思ったよりちゃんとしてますよねw
なんかもっと、でろんでろんな仕上がりになるのかと…笑
当然、型枠は中に沈み込んで外せません
(まぁ、そういう設計なんですけどね)
おかげでその分、解体作業がないので
工期短縮につながる、というわけです!
しかも、あみあみの型枠は合板より軽くて扱いやすいので省力化にもつながります。
最近の建築業界は人手不足が深刻なので
この工法は欠かせないものとなっているようです
▶まとめ
ただ、仕上がりを見たらわかる通り
この型枠はどこにでも使えるわけではありません。
主に使われるのは、地中梁や基礎など
どうせ土に埋めてしまう所です
見えない地中であればいくら表面がガタガタでも
問題ないですからね。
適材適所に工法を使い分けることが重要です!
本日のメモ
「ラス型枠はあみあみだから、工期短縮」
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