バンドメンバーとの思い出 ご飯編

自己紹介の記事でバンドやってる奴には色んな考え持ってて色んな人がいるって書きましたが、それは何も特別な状況で気づいた事じゃありません。

日常の色んなとこに出てきます。

これは当時組んでたメンバーがご飯に行った時の話。
その日はバンドでスタジオ入って、終わった後にベースとギターからの飯の誘いを断って、1人家に帰って休んでました。

家にいる時にギターから電話がかかってきて、飯を食ってる所まで至急来てくれないかとのこと。大変な事態になってるからそのつもりで来て欲しいと。

俺にはこいつが何言ってるかさっぱりわかんなかったけど、ギターの話を要約するとベースと飯を食った後に、金を持ってないことに気づいたそうです。
だから代わりに払ってくれって話でした。

バカすぎて相手するのもアホらしいんで、電話切ってその日は寝ることに。

一週間後、スタジオ入った時にその話を思い出して、何があったのかを2人に聞きました。
ギターとベースでスタジオ帰りのときに、こんな会話をしたそうです。

ギター 「腹減ったなー、飯食ってかない?
(俺が金持ってねーの知ってるはずだからOKだったら奢りだな)」

ベース 「おーいいね、どっかで食ってこう
(俺が金持ってねーの知ってて、誘ってくれるってことは奢りだな)」

お互いの意見が一致し、ご飯を食べ、会計時にお互い金がないことを知り、なんでご飯食ったんだっていう言い争いに。
それで、困って俺に電話したみたいです。
俺が金ねーの2人とも知ってるくせに。

結局お金は当時付き合ってたギターの彼女に呆れながら支払ってもらったとのこと。

単純にギターとベースがブッとんでるってのもあるかもしれませんが(特にギター)、この話を聞いて人間の話す言葉って不完全なもんなんだなーって思いました。
一週間経ってもどっちが悪いってお互い言い争ってるギターとベースを見て、動物園の猿みたいって冷静に思った記憶があります。

この件以来、思い込みで話をするのではなく、思ったことはちゃんと言葉に出し、相手に伝える努力をしていこうという意識が芽生えました。

これはサラリーマンになってからの社内のコミュニケーションでほんとに役に立ちました。

今では当時のメンバーに感謝してます。
俺に金を払わせようとしてくれて、ありがとう。

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