見出し画像

ボジョレーのワイングラスを眺めながら今のご時世を憂う。~ボジョレーヌーボと牡蠣オイル漬~

11月第3木曜日は、ボジョレー ヌーボ解禁日でした。休日前にゆったり飲みたかったので、ちょっと遅れて週末に開栓します。今年いただいたのは、ノンフィルターボジョレー ヴィラージュ ヌーボ 〜ヴィエイュヴィーニュ(古樹)2022年~(ドメーヌ・デュ・ボワ・デ・シェーヌ/フランスボジョレー地方)。

勧めてくれた酒店の店主によれば、こちらのワインは、なんでも樹齢50年以上の古樹になった葡萄を厳選して作られているそうです。一口いただくと、チリチリと舌先に微発泡を感じ、新酒らしいフレッシュさがありながら、葡萄の香りとコクがしっかりとしています。なるほど旨い!そこらのボジョレーとは、ひと味違う!?なんて言っても、ふだんはワインをほとんど飲まない私、味わいや違いを語れるような輩ではございませんが。(^_^;)

アテは、場外で見つけた牡蠣のオイル漬。一見すると脂っこそうですが、いただいてみるとそうでもなく、むしろ牡蠣の旨味がオイルで凝縮されているようです。こちらも旨い!ワインのアテにも合うのではないでしょうか。

嘗ては派手なプロモーションで盛り上がってた“ボジョレーヌーボー解禁”も近年は、コロナ禍による飲食店や宴席の需要が落ち込み、さらにはウクライナとロシアの戦争による航路迂回のため輸送費の増大、円安の影響等々で価格も高騰と生産者や販売者とっても厳しい状況が続いています。

今では、なかなか気軽に飲めない代物になってきてますね。。それでも、「今年は出来が良い」、「過去最高の品質」、なんて声が彼の地から聞こえてきて、フランスから遙々やって来た瓶を手に取ると、ついつい飲みたくなるのも人情と言うもの。

以前のように気軽の飲める穏やかな世界に一日も早く戻ってくれることを切に願います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?