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常識を疑って若返り

「ありがとう」

あって当たり前なものではないから、有り難い。
だから有り難う、ありがとう、だと言いますね。

当たり前じゃないから有り難い、を図式化しました。

縦軸に感謝を、横軸に当たり前(の認知)を

図式の説明は省くね(笑)。

子供の頃は当たり前が少なくて当たり前

北海道出身の我が家庭では、傷に貼るアレを「サビオ」と呼んでいたけど、園児の頃、移住先では通じなかった。園児がさすがに「ありえない!」とは思わなかったけど、北海道は普通じゃないのか〜と思った。

出典:ばんそうこうの呼び方マップ(阿蘇製薬)

子供の頃はわからないことが沢山あって、別にそれを恥とは思わない。わからなければ、素直に質問するし、間違っていても正せばいいだけだった。

大人になると当たり前を使い分ける

それが、大人になるとプライドってやつを身に着けはじめる。年を追うごとに、知っていることが偉くて、知らないのが恥みたいな空気が漂いはじめる。「えー、知らないのー!」なんて言葉も日常になる。もしかすると俺が子供の頃と比べると、今は小学校ですらそういう空気…かもな。

「知りません、教えてもらえますか?」と素直に言えなくなってしまう。代わりに「えー、ありえない!」となる。自分が知っている世界が正しくて、知らない世界を間違っていると扱う。そうすることで自分の無知を非常識に置き換えて、恥を免れる技。わざわざ説明すると、浅ましさが増すね。

当たり前が少ないと有り難い

色んな文化に触れると、自分の常識が崩れていく。これは自分自身の崩壊ではなく、常識の殻が割れて、当たり前が減っていくこと。「世界は広い」そう思えるようになれば、今の環境が当たり前ではなくなるし、新奇な文化にふれても「ありえない!」にはならなくなる。

今の環境が当たり前ではないこと。コンビニ、自販機、ATMがあちこちにあること。お札がパリパリで偽札の割合が極めて少ないこと。わざと遠回りするタクシー運転手が少ないこと。電車が時間通りに来ること。そして同じ言語で言葉を交わせること。これらすべてが有り難く感じるものだ。

こういう日本の日常を当たり前だと固執してしまうと、それ以外の状況を「ありえない!」と思ってしまう。恥隠しのポーズだけならまだかわいい。未知との遭遇で混乱し、先の予想もできず、正常な判断ができなくなる。それはまさに社会生活に支障を来たすことになる。大袈裟ではない。マジだ。

常識を疑おう

色んな文化に触れよう。そうすれば自分の常識が少しずつ崩壊していく。良い意味で。凝り固まった社会生活上の常識を壊していくメリットは多い。

  • 普通に暮らしているなかで「ありがたい」と思うことが増える

  • 他者に対して感謝の気持で接するようになる

  • 社会の仕組みが見えてきて、自分の考えが深まってくる

  • 初対面の人との交流がしやすくなる(共通の話題探しをしなくなる)

  • 先の予測をする習慣がついて、未来への想像力が高まってくる

  • 未知との遭遇で混乱せず、適切な判断ができるようになる。

  • 未来のイメージが具体的になって、行動的になる

  • 感情年齢が若くなる

いい事づくし。特に感情年齢。

感情年齢の若返り

感情年齢は、前頭葉と密接な関係にあるのだそうだ。泣いたり笑ったりといった原始的な感情より、もっと微妙で高度な判断を担っているのが前頭葉。その仕事は、なにかに感動したり、好奇心やときめきを持ったり、やる気を出したり、気持ちのコントロールや切り替えをすることだ。

出典;40代から始まる「感情の老化」を食い止める方法|『「感情の老化」を防ぐ本』
(サライ.jp)

常識を疑うこと、未知と遭遇することで、脳の前頭葉が頑張ります。

前頭葉は、人が行動を開始し、または抑制する機能を司ります。 さらに、生活をする上で必要な情報を整理、計画して処理・判断することも前頭葉の役割です。 加えて、自己を客観的に捉えることや感情を持つこと、言葉を発することができるのも、前頭葉が機能しているからです。

出典:前頭葉の損傷と障害(たくみ法律事務所)

脳の中でも前頭葉は鍛えられる箇所のようです。でも逆に、日常の変化がないと逆に前頭葉は衰退してしまうのです。前頭葉が衰退すると感情が老化する。だから日頃から前頭葉を怠けさせないようにすることが大事!

それには、常識を疑うこと。未経験のことを始めたり、行ったことのない場所を訪れたりすることは前頭葉を鍛えて、感情年齢を若返えらせます。

「ありえない!」って感情は、感情年齢老化のサイン。

ボーッと生きてんじゃねーよー!(チコちゃん;5歳)

感情を若々しくして過ごすために、今日からアチコチ飛び回ろう!
Jump around! Jump! Jump! Jump! Jump! Jump! 

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