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現実なんて身も蓋もないけど

現実なんてさ、身も蓋もないか〜ら♪

millennium parade × Belle (中村佳穂)による楽曲”U”の歌詞の結び。

確かに現実は身も蓋もなくて向き合うと苦しくなります。
だけど現実から目を背けたままで良いのでしょうか?

ジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」は現実を避け続けた姉弟の物語。2人の生き様はメチャクチャで嫌悪感を覚えるけど、その嫌悪の源は自分の”内なる子供”だと気づきます。”内なる子供”も夢幻の世界に安住したくて彼らに嫉妬する。それが嫌悪として大人の自分に現れます。

小説、映画、漫画を鑑賞したけど、映画が一番生々しかった。

大人になっても”内なる子供”の言いなりに生きると破滅します。ポールとエリザベートのように養ってくれる誰かが居ても物語のようにいずれ自分たちが破滅するし、居なければ誰かにすがりついてその人の人生を破滅させる。
”内なる子供”のせいで生きづらいなら医療・福祉の利用が最善です。

自然界には取り憑くように他者に依存して生きる動物が居るけど、人間はもっと高度な社会性を使いこなして平和を意図的に創れる動物だと思う。


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