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福祉から平和を(15)9条、その前に。

自分は憲法改正に反対だ。そもそも「改正」って、現行憲法を欠陥と決めつけた表現で不適切だと思う。現行憲法でも出来ていることは多いだろう。合理性のないアピールの刷り込みは辞めて、9条をそのまま保持してほしい。

きょうされん なかまニュース 2022年5月号より

9条は、国民が国際平和を求めて、国際紛争の解決に武力等を持ち込まないことを明示している。でも、多分、私たち、その前にやることがある。

「国際」を「国内」に置き換えて実践できているだろうか?

つまりこういうこと。

「日本国民は、正義と秩序を基調とする国内平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国内紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」

ちなみに、憲法の前文に「平和」が何度も述べられてますが、前文には義務を国民に課す法的効力はありません。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

日本国憲法 前文

国内というか、身近なところで威嚇や威圧のような武力行為がはびこっている。こういう平和に反する行動には断固反対。国内平和に努める義務を国民に課すべき、と思うほど(平和と遵法って食い合わせ悪いけど)。

国民同氏が平和を求めて行動することが憲法条文にないのが不思議。
正義と秩序を基調とする国内平和を誠実に希求しましょう。

みんなの手で平和を。


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