「住民主体のDX」をはじめるきっかけ
こんにちは。オザワと申します。
地方都市の地域包括支援センターで社会福祉士をしております。
このnoteでは、私の担当している地区が
・なぜDXに取り組むことになったのか
・なぜ「住民主体のDX」を目指すのか
・それに向けてどんなアクションを起こすのか
について、まとめています。
今回は、「なぜDXに取り組むことになったか」についてまとめていきます。
結論
結論から述べると、
・災害時の情報収集・共有ツールの強化
・災害時の安否確認の選択肢を増やす
この2点が私の担当している地区の課題として挙がったためです。
きっかけ
そもそものきっかけは2019年の台風・大雨による災害です。
私が担当する地区でも土砂崩れが発生し、川が氾濫危険水位まで上昇し、住民に対して避難指示が発令されました。
この時、住民の避難誘導の最前線にいたのは町会長や民生委員の皆さんです。
後日の地区の福祉を検討する会で町会長や民生委員の皆さんからでた意見はこのような内容でした。
・屋外に設置された防災無線が雨音で聞こえなかった。
・防災無線が聞こえない住民から町会長へ問い合わせの電話が集中した。
・町会長への電話が集中した結果、住民の避難誘導についての連携を民生委
員や地区の防災部長が取ることができなかった。
・台風や大雨の中(自分が被災するリスクがある中)、支援が必要そうな高
齢者宅へ町会長や民生委員が直接訪問して状況確認や避難の意思確認を行
なった。
課題
この意見を元に地区の支所と地域包括支援センターが整理した課題がこちらです。
・屋外の防災無線は聞き取りづらい
・主な連絡手段が「電話」しかない(一度に1人にしか連絡できない。)
・顔を見ての安否確認の方法が訪問するしかない
課題解決ために必要なこと
課題解決のために必要と考えたのが、冒頭でもお伝えした
・災害時の情報収集・共有ツールの強化
・災害時の安否確認の選択肢を増やす
この2点になります。
課題解決に用いるツール
課題解決のために用いるツールは
・LINE
・防災アプリ
これらを活用し課題解決のための具体的な計画へと進めていきます。
具体的な計画を考えるにあたり、「継続性」「持続性」について検討し、「住民主体」へと繋がっていきます。
なぜ「住民主体のDX」を目指すことになったかについては次の記事にまとめます。
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ぜひコメント欄に皆様の取り組みの様子やご感想をお聞かせ頂ければと存じます。
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