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ある程度予備知識のあるキモオタが『Undertale』をプレイした感想(Nルート編)

 新型コロナウイルスによって大学の春休みが延長されています、顔面子供部屋おじさんです。(これ書き始めたの4月前半なんですけど投稿したの5月になってもう直ぐオンライン授業始まります。怠惰すぎでしょ)まあ怠惰に過ごしているのはいつもの事なんですけれど、やはり外に出ることができないと言うのはなかなか退屈で、遂に話題のゲーム「Undertale」を購入しプレイすることにしました。先日Pルートと呼ばれるストーリーをクリアし感動のエンディングを迎えたので、感想でも書こうかなと思います。Twitterでは物語の核心に触れそうなことは書きませんでしたが、こちらではネタバレもしますので、ネタバレが嫌いだと言う人は見ない方がいいかもしれません。あとはコミュ力や配慮皆無な陰キャラが感想をだらだらと書くだけなので不快な文章だったら申し訳ありません。考察や周回ができるほどのガチ勢じゃないのでにわか的な発言もご容赦ください。(予防線貼りまくり)





















 __とは言ったものの、Undertaleはまあストーリー的に物凄くよくできているので何も知らない、或いは物語の顛末は知らないでプレイした方がいいのは当然なんですけど、実は僕は今回Undertaleをプレイする前から予備知識はある程度あったんですよね。Undertaleは道中の雑魚モンスター含めて攻撃を一切しないことが鍵になること、N(普通)、P(真のハッピーエンド)、G(モンスターを殺しまくる)ルート、Gルートを突き進めればサンズと言う強力なモンスターが立ち塞がること、あとトリエルというママがいること、その他諸々知っていました。それじゃあUndertaleをやる意味がないやんけ!Gルートの顛末を知っているのに自分はプレイしていないのか、この卑怯者!(実際Gルートを進むと動画やネットで存在を知っているのにプレイしない人への非難めいた言及があるらしい)と思われるかもしれませんが、言い訳をさせてもらうと、Undertaleは既に大人気ゲームを超えて一大ミームとなっており、ネットを見ると様々なパロディやリスペクトがあること、色んな動画投稿者がサンズと戦っているのでそれをなんとなく見ていることなど色々挙げられます。ブラスター回転攻撃を回って避けるのは印象に残っています。僕も「けものフレンズ.exe」と言うUndertaleに影響を受けたホラゲーからその存在を知りましたし・・・。それにUndertaleで一番有名なBGMといえばやはり「MEGALOVANIA」ですし、最近スマブラに参戦したのもサンズですしお寿司(アンダイン)・・・。

 なので、自分は最初からモンスターを誤ってぶっ倒してしまうということなく進んでいます。雑魚は倒しても大丈夫だろ!と思って倒して進んだりトリエル戦では戦うしかないのかと思って殺してしまって後悔したというような新鮮な経験をしたくなかったわけではないですが、雑魚モンスターでも倒してしまうと殺害になってしまうと知った以上やるわけにも行きません。

Undertaleは思っているより難しい

 とりあえずPルートを目指すことにしますが、Pルートは1周目では攻略できないらしいということを知っていたので取り敢えずはできる限り道中のモンスターを殺さないようにして進むことにします。

「Undertale」では、人間とは別の種族としてモンスターが存在します。過去に人間とモンスターは戦争を起こし、敗れたモンスターたちは曰く付きの秘境であるイビト山の深い谷底である地下世界に追いやられ、地上への出口にバリアを張られて幽閉されてしまいます。そして、僕は冒険でもしたのかイビト山を一人で訪れ、谷底に落ちてしまう・・・。というところから物語が始まります。さあ、名前を入力してスタートです。ハイ、よーいスタート(棒読み)

イビト山の谷底に落ちて早々、可愛らしい花の姿をしたモンスターが人間である僕に親しげに話しかけてきます。フラウィーくんです。

「やあ、ボクがこの世界を案内してあげるよ!友情カプセルを受け取って!」

クソ花め、地上のインターネッツをやってりゃあこの画面が「戦闘画面」であることくらいわかるんだよぉ〜w(アンテの戦闘リスペクト、まじで氾濫してます) 勿論、フラウィーくんに僕を助けようと言う気はさらさらなく、友情カプセルに触れると被弾します。彼はすぐさま残忍な本性を現し、僕にとどめを刺そうとしてきます。「しね」(迫真)ところがどっこい、弾に触れるとHPは回復、火の玉が飛んできてフラウィーくんを吹き飛ばします。哀れ・・・。僕を助けてくれたのはヤギの姿をしたおば様、トリエルさんでした。トリエルさんは本当に善人?のようで、僕を子供扱いしながら母親の如く道案内をしてくれます。(多分主人公は小学生くらいのキッズです)マネキンやカエルくんとの模擬戦もあり、雑魚モンスターであっても何かしら会話をすれば「逃す」ことが可能になることを教わります。道中に何匹かいるカエルくんたちはゲームシステムのことを色々と教えてくれて便利です。そしてトリエルママと一旦別れると、雑魚モンスターとエンカウントするようになります。野生のポケモンですね。攻撃すると死んでしまうので、どうにかモンスターの歓心の買いそうな方法を「行動」コマンドの中から探して「逃せる」ようにします。この方法を見つけるのがなかなか難しい。それに、モンスターたちはこちらが攻撃しようが良いことをしようが、普通に攻撃してきます。たとえそれが、仲良くなれた様子のモンスターだったとしても。自分も、雑魚モンスターくらいの攻撃は流石に避けれると思っていました。

・・・ドゥン!ドゥン!ドゥン!バリッ・・・パリーン!(GAME OVER)

序盤に出てくる雑魚モンスターの攻撃すら、自分は避けることができませんでした。え、だって皆サンズの攻撃を当たり前のように避けてたじゃないですか・・・?意外と難しいぞ、このゲーム・・・。(弾幕ゲー未経験)多分東方シリーズとかやっていると簡単に避けることができるのかも。道中の敵と仲良くなるのも一苦労です。倒せない奴は一部除き「逃げる」こともできるみたいですから、仲良くなる方法がわからなかったり攻撃が難しい敵は逃げても問題なさそうです。

道中、喋る石やお化けのナプスタブルックくんなど、個性的なモンスターたちに出会いながら歩みを進めると、トリエルがお家を用意して、ここで暮らせるようにしてくれています。本当に僕のことを息子として育ててくれるつもりのようです。ええ・・・。部屋まで用意してくれて、ベッドで眠るとご丁寧にパイ(回復アイテム)まで用意してくれています。HP全回復するようなので強敵に当たった時に使うとしましょう。家の中は自由に探索できるようですが、地下室に入るとトリエルがやって来て、必ず引き戻されてしまいます。さては子供に見せられない物を隠しているな?ちょいちょい怪しい所があるとはいえ、トリエルさんは本当に優しいですし、こうして暮らしていてもいいのかもしれません。

ですが、いつまでもこうしている訳には行きません。主人公にもきっと地上で探している人がいるに違いありません。僕は地上に戻らなければいけません。

「一生地上に出ず働かなくてもいいって、これマジ?ママ、ありがとう!w」(トリエルさん、ごめん!僕は地上に戻らなきゃいけないんだ!)

やっぱ寝ます。地上に戻っても学校はあるだろうし将来社畜にならなければいけないだろうしハッキリ言ってめんどくさいんすよね。ここでママと一生を過ごすんで、地上の皆、ほな・・・。

「目を醒してくれ・・・!君はモンスターと人間の架け橋・・・!」

謎の声がニートを許してくれません。地下世界でも親の臑を嚙るヒキニートに厳しいのは変わり無いようです。期待されては仕方ないので、トリエルさんにここから出たいと伝えます。最初ははぐらかしていたトリエルさんですが、僕の決意(セーブポイントに行くたび「決意が漲った」という文章が出ますね。)が固いと知ると、地下室が遺跡(このエリア)の出口に繋がっていると教えてくれます。トリエルさんが語るに、モンスターの王・アズゴアは人間を見つけて殺すようお達しを出しているらしく、ここにやって来てしまう人間を保護するためにもここから出す訳にはいかないそうだ。(だったらもうそれでいいじゃん)というのも、人間の魂を7つ集めるとモンスターたちはこの地下の世界から出ることが出来るようになり、僕はなんとその記念すべき7人目だそうです。アズゴアは、僕を殺して地上に進出したら人間と戦争を起こし滅ぼす気だとか・・・恐ろしいですねぇ。尚更外に出たくないです。

どうしてもここから先に進みたければ、私を倒してから行け!とばかりに戦闘開始。いや、出たくない言うとるやんけ!兎にも角にも初のボスキャラです。普通に攻撃して来ますし、避けるのもなかなか難しいです。(ママなんだから手加減してよ)「逃す」を選択すると「戦うか逃げるかしなさい!」と怒られてしまいます。知識ゼロでプレイしてトリエルさんを攻撃して倒してしまった人多そう。しかしGルートがある以上攻撃すると多分「倒す」判定されるので下手に攻撃する訳には行きません。何か方法がないかと「行動」コマンドを探っているうちに、トリエルさんの攻撃の手が緩んできます。HPが減ってくると攻撃の弾幕が露骨に自機を避けるようになりますしね。そしてトリエルさんは僕を認めてくれたのか、戦いを辞めここから出ていくことを認めてくれます。

「さようなら、私の大事な子・・・」

感動のお別れです。まあ僕は冒険よりママの庇護下で一生オギャりながら寝ていたいんですけどね。

モンスターたちとの出会い

遺跡エリアを出た僕は、「スノーフル」と呼ばれる雪国のエリアに入ります。そこで「あの」サンズと出会います。登場早いなあ、君、Gルートのボスキャラでしょ?どうも悪さをしない限りは味方をしてくれるキャラっぽいです。(後にトリエルに頼まれて僕を守っていたことが分かります)初っ端からブーブークッションを仕掛け(この音がガチの脱糞音みたいで汚い)、雪国仕込みの寒い駄洒落をヘラヘラと曰いながら裏では弟の心配をしていたりメタ発言を仄かしてきたりするなど、飄々としている風でどこか大物感漂う骨のモンスターですね。同じく骨のモンスターで、彼の弟であるパピルスも、人間を捕まえて手柄を立てようと張り切っているようですが、僕と会ってからも道中の罠の解き方を教えてくれるなど、いい奴オーラが出ています。優しさとモンスターとしての役目で板挟みになって一度は直接対決になりますが、最終的には和解して僕の童t・・・ではなく道程を応援してくれます。(ジャンプアクション的な彼の攻撃は結構難しかったですが、敗北しても死ぬことはなくガバガバなオリにぶち込まれるだけなので、やっぱり彼はいい奴です。)そうそう、道中にいた中ボスの犬たち、君らに何回も殺されたことは忘れません。

「スノーフル」を出た先のエリアである洞窟のエリア「ウォーターフェル」で待ち構えていたモンスターは、スノーフルにいたサンズやパピルスのように甘ちゃんではありませんでした。王に使える騎士団長で、半魚人のモンスターであるアンダインが、殺る気満々で何度も襲いかかって来ます。ですが、間一髪というところで、アンダインの追っかけをしているモンスターの少年くんの意図しない邪魔によって救われます。モンスターの少年との交流、そして道中で出会う不思議な話し方をする犬のような猫のようなモンスター・手ミーや貧弱ゥ!貧弱ゥ!と言いながら(DIOじゃねーか)因縁をつけてくる中ボス・プンスカマネキン(このDIO戦が意外と難しかった)と言った個性豊かなモンスターたちとの出会い、そして遺跡で出会ったナプスタブルックくんの家に遊びに行くなど様々なイベントがありながら、遂にアンダインとの決戦の時が訪れます。アンダインとの戦闘はまるで音ゲーです。四方向から降ってくる槍を対応する方向キータイミングよく防ぐことで身を守れます。ですがはなから人間を倒す気でいるアンダインは「行動」コマンドで仲良くなって和解、という訳にはいかず、彼女の攻撃を凌ぎつつ隙を見て「逃げる」コマンドを選んで先に進む必要があります。(クッソ苦戦しました・・・。)

彼女の追撃から逃げつつ先に進むと「ウォーターフェル」を出てマグマのエリアである「ホットランド」に入ります。アンダインは半魚人な上に重厚な鎧を着ているので暑さに耐えきれず、途中で倒れてしまいます。なぜか都合よく近くにあるウォーターサーバーから水を汲んで彼女にかけてあげると、彼女は温情をかけた僕を殺してしまうのは忍びないと思ったのか、攻撃をやめて立ち去っていきます。さて、「ホットランド」に歩みを進めるとその先にはラボ(研究所)があり、そこにはトカゲのモンスターであるアルフィーが主人公を待っていました。彼女はラボで働く研究者のようです。ところが、どうやらアルフィーは、王国に仕えるモンスターとして人間を捕らえるべく対人間ロボットのメタトンを作るなどしていたようですが、僕の動向を監視しているうちに僕の冒険に感情移入してしまったらしく、僕に協力的です。僕が持っていたガラケーをジェットパック付きのスマホに改造(どうやって?)してくれたり、暴走して狂気の殺人ロボットと化し、「殺人お料理ショー」や「殺人オペラ」など滅茶苦茶なことをしてくるメタトンの対処法を教えてくれたりと、様々な方法で僕をサポートしてくれます。(メタトンは地下世界ではお茶の間の人気者のようです。)道中で見ることができるアルフィーのSNSでは、好きなアニメの続編が解釈違いだったことにお気持ち表明をする過激派オタクであることがわかるなど、僕のようでつくづく信用の出来るトカゲですね。「ホットランド」にも勿論面白いサブモンスターたちがおり、たとえばロイヤルガードの二人組(どちらも男)は片方の鎧を脱がせてもう片方を欲情させ、昏睡レイp・・・ではなく女の子の特権である大胆な告白でカップルを成立させることで「逃す」ことのできる中ボスです。お前ホモか!(歓喜) クモのお菓子屋さんである中ボス・マフェットの攻略には一日かかりました・・・。(金を払うと攻撃の手が一度だけ緩む仕様とか卑怯だろ)その先にあるMTTホテルのハンバーガーショップには、物凄い面白い顔(坂上忍)をしているバーガーパンツくんが店員をしています。彼もサンズ程では無いにしろネット上の有名人ですね。見たことがあります。このバーガーパンツくんは捻くれ者で斜に構えたような事ばかりを言い、「俺は19年生きているが人生をもう丸々無駄にしちまった」と粋がる姿はまるで僕みたいです。ショップの店員に共感させるなよ、 TobyFoxさん・・・。

「コア」というメカメカしい建物に入ると、動くレーザービームのような罠も複雑で難しくなり、エンカウントする野生の雑魚モンスターもどんどん強くなっていきます。さらに、アルフィーが想定していない事態がどんどん起こるようになります。そして歩みを進めるとその最奥にメタトンが登場。「自分が暴走したというのは大嘘で、人間を自分から助けてあげることで承認欲求に浸る為のアルフィーの自演だった」という衝撃の事実が明かされます。インターネットでも良くあることだ・・・。そして本当に僕を殺して地下世界から解放され、地上でも人気者になろうと考えたメタトンは、アルフィーの計画に乗っかりつつもコアに罠を設置し、傭兵のモンスターを雇って僕を抹殺しようとしていたそうです。

それでもアルフィーの指示に従いながらメタトンの後ろについているボタンを押すと、煙に包まれながらメタトンはメタトンEXに変形。(ここの登場シーン、某クソアニメにパロられていましたね)箱型で愛嬌のあるメタトンとは違い、キザな人間の男のようなデザインをしています。メタトンEXとの戦いは地下世界のエンターテイナーである彼らしくテレビ配信されながらの戦闘です。「行動」コマンドを選んだり「アイテム」コマンドで回復しながら彼の攻撃を避けたりシューティングをしたりすると「視聴率」が上がってクリアです。途中、自由にメタトンEXにメッセージを送れるというユニークな攻撃があるのですが、僕はそこで彼に「ち○こ」と送りつけました。すると・・・「この番組はキッズも見てるんだぞ!!」と激怒されてしまいました。お茶の間をヒエッヒエにしてゴメンな、地下世界の皆・・・。後半のボスだけに、アンダイン以上にその攻撃は多彩かつ苛烈です。正直攻略に2日かかりましたし、攻略サイトも見て避け方を研究しました。それでもメタトンEXに立ち向かい続けると、段々とメタトンの手足が取れていき、(おいおい、これ殺しちゃったりしないよな?)と思いつつも「攻撃」を押していないことを信じて対決を繰り返すこと数十度、遂に視聴率が10000を超えます。メタトンEXは、ここまで視聴率を引き上げてくれた僕、そして今まで自分を応援し続けてくれた地下世界のファンたちの存在に気付き感謝すると、バッテリー切れで倒れたのでした。アルフィーは追いかけて僕を騙したことを謝罪。僕も中学高校くらいのときはインターネッツで色々悪さをしたりされたりしましたから、気持ちはよ〜くわかります。そしてアルフィーは「人間が地下世界を出る時はモンスターを殺してその魂を使わなければ出られない」ことを告げ、去っていきます。ええ・・・それ結構重要なことじゃないか?

アズゴア、フラウィーとの決戦

そして僕は遂にアズゴアの王城「ニューホーム」に辿り着きます。遂に僕の命を狙う王との決戦です。しかし、トリエル以外の道中で出会ったモンスターたちは皆、「アズゴアは優しく気たての良い王様だ」と語っていました。果たしてアズゴアはどんなモンスターなのでしょうか?仮に善良な王様で僕を見逃してくれたとして、僕は彼の魂を奪わないことにはお家に帰ることができません。そのためにここまで進んできたとはいえ、僕はどうするのが正解なのでしょうか?むしろ魂を奪うことに躊躇しない、人間に対しては非情な王であって欲しいものです。

先に進むと、過去にエンカウントした雑魚モンスターたちが過去に起こった衝撃的な出来事について語ってくれました。アズゴアとトリエルは過去に王室の夫婦であり、二人の間には王子アズリエルがいたこと。アズリエルは最初に地下世界にやってきた人間を保護し、王室で養子として育てていたこと。しかしその養子が死の病にかかり、彼の遺言に従って故郷の花畑に遺体を持ってやって来たアズリエルは、人間を殺したと勘違いされ現地の人間に虐待に遭い殺されてしまったこと。(おそらく人間の魂1+モンスターの魂1でそいつはバリアを通過できる。人間の魂7でバリアを破壊できる程の最強の力を手に入れることができる)この悲しい事件で復讐の鬼になったアズゴアはここにやって来る人間を殺して魂を7つ集めバリアを破壊して人間を滅ぼすと宣言し、その様子に失望したトリエルは離縁を切り出し遺跡に逃れたこと。

オオゥ・・・予想以上の鬱展開です。モンスターの王の責務といったような話どころではなく、それ以上の悲しみを背負った本当に優しい父親だったのです。悲しいなぁ・・・。遺跡にあった家そっくりなアズゴアの私邸を抜けると、「最後の回廊」に辿り着きます。よく動画配信者がサンズと戦っている場所です。おおおおおおお。遂にやって来ました。地獄の業火!勿論僕は誰も殺していないのでサンズと戦うことはありませんが、サンズから「「LV」、とは「LOVE」のことで「Level Of ViolencE」、「EXP」とは「EXecution Points」だ」という説明が入った後、今までの所業を基に評価が下されます。(勿論誰も殺さないようにしたのでお褒めの言葉を頂きました。) えぇ〜〜〜〜〜〜〜それはズルイだろ〜〜〜〜〜〜普通LVと言ったらレベル、EXPと言ったら経験値って思うじゃないですか〜〜〜〜〜〜。上手いこと考えますねえ製作者も。

「最後の回廊」を抜けると、遂にアズゴアとご対面です。彼もトリエルと同じヤギのモンスターで、とても威厳があるとは言い難い純朴そうな見た目をしたおじさんでした。しかしやはり戦いは避けられない。それだのに、戦う前の僕にいきなり襲いかかることはなく、勇気付けてくれたり何かやり残したことがないか聞いたりと気遣ってくれます。戦いたくないですねえ・・・。ところで、王室のマップの最奥にある今までの殺された人間の遺体があると思われる棺があるエリアには、何故か僕の名前が書いてある空の棺がありました。名前を知って用意していたのでしょうか?ちょっと謎です。(この謎はPルート編のフラグです)

運命を変える事はできないのか、荘厳な音楽と共に戦いが始まります。

「人間よ・・・君に出会えて良かった。・・・さらばだ!」

こう言うや否や、アズゴアは何と大槍を取り出し「逃す」コマンドをぶっ壊して来たのです!!!!!!!!! ここまで来たらもう「行動」を繰り返し「逃せる」状態になるまで待つことは出来ません。キル・オア・ダイ、究極のデスゲームの始まりです。遂に「戦う」コマンドを選ぶ時が来たのです。

覚悟はいいかアズゴア?「FIGHT」選べば始まるゴア表現 チェケラッチョ(突然のラップ)

アズゴアの攻撃はトリエルの魔法攻撃を強化したような感じのものに大槍を振るう攻撃を繰り返していきます。最後のボスらしく強力な攻撃も多いですが、彼の性格ゆえかHPが少ない状態で攻撃を受けると一度HPが1で留まることや、今までのボスや中ボスに比べると癖のない攻撃ばかりなこと、そして大回復するから最後に取っておこうと思っていたパイを使用するとトリエルのことを思い出し彼のステータスが下がることから(事前に回復アイテムを買い漁ったが)数回でクリアすることが出来ました。(あと体力が半分くらい・・・!と思ったら突然大ダメージを与える事ができてビックリしました。)敗北した以上、この私の魂を使って地上に帰れとその首を僕の前に差し出すアズゴア。「戦う」を選び地上に帰るか、「逃す」を選び地下に留まるか。究極の選択です。・・・しかし、こんなに優しい彼を殺せるわけがありません。(そもそも地下世界で遊んで暮らすのがニートである僕の本望なのです)当然、「逃す」を選びますが・・・

突然、アズゴアの周りを見たことがある種が囲みます。そうです、あの「仲良しカプセル」です。そしてアズゴアに加わる無慈悲な攻撃。アズゴアはフラウィーに殺されてしまいます。フラウィーがクソ花と呼ばれていることは知っていたのでチュートリアルで終わりではないことは察していましたが、最後の最後の登場とは油断も隙もない。なんてことを・・・。

そしてゲームは強制終了、再起動するとオープニングムービーが流れてすぐバグを起こしたようになりセーブデータは書き換えられています。このクソ花は初めから僕らが戦っているスキに6つの人間の魂を取り込み、凶悪な力を手に入れることを狙っていたようです。奴は人間の魂をいくつも取り込み僕より強い魂を持つことで、モンスターより魂が強力な人間がこの世界で使える特権であるセーブデータを操る力すら得たということです。

そして現れるオメガフラウィー 。グロテスクな人体のパーツと植物の蔦、そしてモニターで形成されたクソコラのような悍しい姿をしています。そして僕はこの戦闘を知っているぞ!とすぐ気づきました。何故ならこの戦闘は「けものフレンズ.exe」でパロられていたシーンだったからです。オメガフラウィー は枠の中に降る弾幕を避ける今までとは違い、画面一杯に大量の攻撃を仕掛けて来ます。どれも避けることは難しい激烈な攻撃で、それに加えコマンドを選ぶことはできず回復も不可能ですが、途中で現れる人間の魂たちに呼びかけることで回復アイテムを貰え、全ての魂と共鳴することで状況も音楽も一気に好転!!激アツ演出です。そのまま画面に現れる「戦う」コマンドを選ぶことで無事勝利を収めることができます。何と僕、これは初見1回目でクリアすることができました。ラスボス戦にありがちな絶対に死なないようになっているイベント戦なのかな?と思いましたが、Twitterで調べてみると苦戦したとの声もあり、素直に上達したのか、運が良かったのかという感じです。

しかし、フラウィーはセーブデータをロードし自分の敗北を無かったことにしてドヤります。さっきの激アツ演出は何だったんだよ・・・!という感じですが、僕に御託を垂れているうちに先程僕とリンクした人間の魂たちに反逆され、その力を失ってしまいます。

花の姿に戻ってしおらしくなったフラウィーはの前に「戦う」コマンドと「逃す」コマンドが現れます。ここで戦っては不殺を貫いて来た意味がありません。「逃す」コマンドを押しても、「僕を逃したらまたお前やお前らの仲間を殺しに行くぞ」と凄んできますが(こいつ〜〜〜)、それでも根気よく「逃す」を押し続ける必要があります。ここで負けてはPルートには行けないのでしょう。すると、フラウィーは僕が何故温情をかけるのか理解できないと言いながら逃げていきます。そして先に進むと光に包まれて・・・

「Undertale」というタイトルロゴと共に一周目(Nルート)終了です。ちなみに、サンズから「地下世界はトリエルが女王となり、人間との融和を目指している。アンダインはアズゴアを殺されたことに怒っており復讐しようと思っているが、パピルスはその計画に乗じてまた人間に会いたいと思っている」という電話がかかって来ます。アズゴアを殺ったのは僕じゃないんだけどな・・・。

感想と言いながら粗筋紹介になっちゃってますね。次回、Pルート編を書きます。その時にはちゃんと感想を書きます。





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