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「頼れる先を知ってもらう」多賀城の試み スライド&意見交換会記録

6月4日と28日に、多賀城市の生活支援課課長である柴田光起さんをゲストにお招きして、【生理用品配布をきっかけに「頼れる先を知ってもらう」多賀城の試み】というトークを実施しました。この時に作成したスライドと、当日の記録を公開します。

まずは、柴田さんにお話いただいた内容をまとめたスライドがこちら。

210628多賀城_延長戦説明資料

多賀城市では、2021年5月7日から、市内の公立小中学校のトイレに、生理用品を無料で置いています。この取り組みは、単に生理用品を配布することを目的にはしておらず、生活に困窮している方々を行政の制度や地域のサポートに繋げることを目的としています。

「生理の貧困」という言葉を耳にするようになりましたが、課題の本質は「生理用品が手に入らない(節約しないといけない)くらい、貧困状態にある」ということです。「生理の貧困」という言葉は、物を配布すれば解決するかのようにも見えてしまう(聞こえてしまう)ため、課題の本質の理解を同時に進めないといけませんし、支援する側も課題の本質にアプローチする工夫を検討することが求められると思います。

この点、多賀城市では、生理用品ひとつひとつに行政や民間のサポート情報を掲載したカードを添付し、今回の事業をきっかけに「行政や地域の支援のネットワークにつながってほしい」という思いが込められています。

また、子どもたちに向けて「困っていたら私たちが支えるよ」というメッセージを発信しているという点も非常に興味深いです。この事業の一番の意義といってもいいかもしれません。

二回にかけて行われたトークと意見交換会の様子は、簡単な記録にまとめています。スライドと合わせて、こちらもぜひご覧ください。

せんだい・みやぎソーシャルハブでは、今後も月一回のペースで、ゲストを招いてのトークや情報・意見交換会を開催していきます。
日頃の活動の様子はfacebookページをご覧ください↓



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