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「子供と一緒の写真がない・・・」シングルファミリーの方へ、ソー写ルグッドができること。

写真でどうやって社会に貢献できるのか、イメージが湧かない方も多くいるのではと思います。でも、写真が何かの力になれることって、実は身近にたくさんあると思うのです。

ソー写ルグッドは写真で社会貢献する会社であり、設立間もない会社ですが、法人化する前からも写真の力を活かせるように活動してまいりました。

災害ボランティアを増やすために撮影した写真。
NPOの活動を応援し、伴走ボランティアという取り組みを広めるための写真。
コロナ渦で大切な記念日を失った方達のための、思い出の写真・・・。

こうした例はまだほんのわずかで、社会には写真が力になれることがもっともっとあるはず。そんなことを考える中、シングルファミリーを応援されている一般社団法人ハートフルファミリーさん(以下HFFさん)の存在を知りました。HFFさんはシングルファミリーの方々へ、役に立つ情報や物資の提供、シングルファミリーを応援したい個人・法人からの支援を繋げるなどの活動をされています。

そんなHFFさんの活動を知った私たちは「私たちに何かできることはないですか?」とご連絡したところ、「シングルファミリーのパパ・ママに向けて、お誕生日のプレゼントとしてオンライン撮影をしてほしい」とご要望を受けました。

これをきっかけに、”オンライン撮影バースデー企画”としてHFFさんとのコラボ、*プロボノ撮影が2021年2月よりスタートいたしました。今回はその活動報告もかねて、4月までに撮影した方々の写真を交えご紹介いたします。

*プロボノ撮影とは、写真を通して社会課題の解決を目的とし、プロのスキルを提供するボランティア撮影です。

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1. コラボ企画の内容

HFFさんは3000人を超えるシングルファミリーの会員様がいらっしゃいます。今回はその方達を対象としたプロボノ撮影で、毎月お誕生月となる方に抽選で、毎月3組にオンライン撮影をプレゼントするという企画です。

2.撮影中にいつも聞く、ある"リクエスト"

商業撮影であれプロボノ撮影であれ、どんな撮影でも「なにかリクエストはありますか?」と聞くようにしています。(もちろん現場・被写体となる方の状況によります)そんな中でみなさん様々なリクエストがあったりするのですが、HFFさんの撮影ではいつも決まって聞く言葉があります。

「子供との写真がないので、一緒に写っている写真が撮りたいです」

はじめてこの言葉を聞いた時、”一緒に写る”ということ自体の大切さを改めて感じました。

お子さんがいるご家庭の方でパートナーがいる方は、その方とお子さんが一緒に写ったり、逆にパートナーの方が撮ってくれたりするかもしれません。でもシングルファミリーの場合、お子さんだけ写るという写真が必然的に多くなります。だから今回の企画の撮影では、みんなで一緒の写真をたくさん撮ります。

そしていつも、カメラの向こうでみんな笑顔いっぱいです。

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3.プレゼントした方のご感想

実際に頂いた中で、嬉しかったご感想をひとつご紹介します。

とても素敵なお誕生日プレゼント頂きありがとうございました!普段3人で撮る写真はほとんどなく、また自撮りになるので、あまりいい写真がなかったのですが、今回素敵な方に撮影頂きとても楽しかったです!子どもたちも自然体で楽しんでいる笑顔でとても嬉しいです!ありがとうございました!

嬉しそうにママに抱きつくお子さんの姿がとても印象的だった方からのメッセージ。自撮り写真のいいところもたくさんあるけれど、やっぱり誰かに自然な表情を撮ってもらうことの大切さを感じました。

オンライン撮影_親子


4.今回の企画で改めて感じていること

この記事を読んでくださっているあなたは、なにか辛いことがあったら、ある時の写真を見返した経験はありますか?多くの方にとって、思い出や記憶に残っている写真があるのではないでしょうか。

スマホで誰でも写真が撮れる時代。自動で明るさを調節してきれいに撮ってくれるんだから、自撮りだっていい。わざわざ誰かに撮ってもらわなくたっていい、と思うかもしれません。

でもきっと、あなたが見返した写真は、ただ単純に「きれいな写真だから」じゃなくて、そこに何かの思い出がこめられているはずです。そして時にはその思い出に、「自分も一緒に写っていたい」そして「みんな自然に、いい表情を、いい瞬間を撮ってほしい」。そう願う方もたくさんいると思います。

だからこそ、誰でも写真が撮れるこの時代に、撮り手の存在がより重要になると考えます。フォトグラファーだからこそできることが、より活きてくる時代だとも思います。

自分にとって大切な写真があれば、それを見て「よし、またがんばろう!」と思い、そしてそれは、私たちが生きていくことに繋がると思うのです。

長く続くコロナ禍で、もともとあった社会課題が深刻化している問題もあります。人との交流が減り、新たに思い出も作れず、こころが不安定にもなりやすい世の中です。

すべての問題を解決することはできないし、自分の無力さが情けなく、悔しくなることもあります。しかし、できることは少なくとも、ちいさな力でも、ソー写ルグッドは引き続き、写真で社会に貢献する会社でありたいと思います。

5.さいごに

HFFさんとのこの企画は、2021年2月から一年間続きます。掲載許可を頂いたお写真があれば、また少しずつご紹介していきますね。

たくさんの笑顔に繋がるように、ソー写ルグッドは進みます!


*この記事を読んで「プロボノ撮影してほしい!」というご希望がある方は、ぜひご連絡ください。社会課題に関心のあるフォトグラファーさんも募集中です。お気軽にお問い合わせください。


ソー写ルグッド株式会社:https://socialgoodphotography.com/
お問い合わせ:info@socialgoodphotography.com

*写真は許可を頂いた方のみ、noteに掲載させていただいています。

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