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ソーシャルセクターデザイン講座1回目「子育て支援」を終えて

今日7月4日から6回に渡るソーシャルセクターの学びの場「ソーシャルセクターデザイン講座」が始まりました。

1回目は私がスピーカーになり、これまで18年の「子育て支援」活動を元にコミュニティという切り口で話をしました。

コミュニティを「地域 コミュニティ」「テーマコミュニティ」「地縁・血縁コミュニティ」の3つに定義するならば、私は「地域 コミュニティ」を現在の様々な社会課題を解決の方向に探っていける「場」として重要だと捉え、力を入れて活動しています。

また地域 コミュニティの中でも「子育て支援」に長年どうして取り組んできたか?

それは人間の根幹をつくる乳幼児期の大人(親)との関係性がとても大切だから。

子どもを取り巻く課題は山積しており、課題を解決してもまた違う課題がでてくるのが常。大切なのは課題解決ではなく、課題解決に取り組むこと。取り組む人数を増やすことで複雑に絡みあった課題の糸が緩んで、少しずつ解けていく。

今回は子育て支援の活動の原点であり、地域 コミュニティとしては理想的に育っている「のざわテットーひろば」http://tettohiroba.lolipop.jp/top/

現在大きく成長しようとしている「コッコロ」https://coccolo.org

まだ「場」にもなっていないが、産まれようとしている「あそびのでまえ」https://www.facebook.com/MeguroPlay/

この私が関わっている3つのNPOを例に出して現在それぞれのNPOが抱えている課題を分析していきました。

11人の様々なプロフィールをお持ちの参加者にも「コミュニティ」のイメージを最初話ていただき、後半は意見交換をしました。

その中で「コミュニティに入っている人と入っていない人の格差をどうするのか?」「時間をかけてつくる場の大切さ」「一人一人の意識がコミュニティを作っていく」「コミュニティを知って理解することの大切さ」「面倒だけど多様な地域コミュニ ティ」「コミュニティで相入れない人と仲良くするのが大切」などの意見をもらいました。

今回は子育て当事者でない方が11人中7人。その方たちに子育て支援の必要性を話せたのはよかった。参加された方がこの講座がきっかけで「子育て」、「子育て支援」、「コミュニティ」について考え、自分なりの行動をとってもらえたら嬉しいです。

次回は7月11日(土)10時半から「教育」です。


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