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未来の議論を内包した場づくりをする組織「Social Change Lab」設立のお知らせ

Social Change Lab設立

本日、「未来の議論を内包した場づくりをする」を目的に、若者が社会に接続できる環境を作り属性の違う人が対話をし社会変革のアイデアを探求・実践をする組織Social Change Lab(SCL)を立ち上げました。これを機に、当社の前身であるIRENKAKOTAN合同会社の創業者の種市慎太郎がファウンダーとなり、私が事務局長を努める形で始めることになりました。

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コンセプト説明文-x


Social Change Labは、若者と社会が未来の議論をオープンに行うための「メディア事業」、社会への関心をアクションへ変えたU-25のチェンジメーカーと未来の議論を行いながら事業の成長を目指す「ソーシャル版ビジネススクール事業」、社会的な事業を若者と共に行なっていくことを目指す非営利事業や非営利組織への場づくりを通した支援を行う「ソーシャルマネジメント事業」に取り組み、未来の議論を内包した場づくりを通した、若者と社会の接続にチャレンジしています。

このnoteでは、未来の議論を内包した場とはなんなのか、私たちは何を大事にして社会と若者の接続をしていくのかを書いていきます。

未来の議論を内包した場とは

私たちは、若者が自分たち主体で社会課題を考え、手触り感のある変化を起こせるようになるには、若者を議論に招いた未来の知的資本を生み出す場=フューチャーセンターが必要だと思っています。北欧で生まれたフューチャーセンターという概念を、今、日本で若者主体でやる訳は、誰も未来について答えを知っているわけではない時代、若者を招いた対話を通じて若者も社会も未来をともに考えることで、若者と社会をつなぐ必要があるという理由があります。

フューチャーセンターが言う、さまざまな立場の人を招いた議論とは、ビジネスセクター(企業)、パブリックセクター(行政)、ソーシャルセクター(NPO)のことを指し、この人らがクリエイティブな発想でセクターの壁を超え、議論によってセクター間の新たな繋がりを生み出すことが重要になってきます。その議論に若者を招くことで、未来の議論の中で若者が問いを立てたり、議論からなる実験の実践者が若者になり、未来の議論の主人公が若者になることができます。それによって若者が社会は自分たちの手で変えられる現場を経験することができるようになります。

このような動きを作っていくことに可能性を感じ、私たちは若者と社会を接続するために、「未来の議論」という社会側も若者側も対等に話せる「アジェンダ」を設定した広い意味での「場」をつくることで、若者が社会に参画するきっかけを生み出します。

私たちの描く社会とは

私たちは、未来の議論を内包した場をつくることで「ひとりひとりが未来の社会を良くするための議論に参加できるように。」という言葉をビジョンに掲げています。これは、社会がどう変わっていくのが理想なのかを自分の言葉で考え表現できるようになる若者を増やしたいとの想いからこのビジョンに至りました。若者ひとりひとりが社会課題を自分ごととして捉えられ、小さくでも社会が少しずつ良く行動をし、社会全体が若者の声から生まれる視点が主軸で動く可能性に満ち溢れた社会を目指しています。

そのために、未来の社会を明るく捉え、意見を言える若者を増やすこと、多様な属性の人と対話しながら社会を変えるプレイヤーを育むことをミッションとしています。若者自身が描く未来の社会に関する議論を見たり聞いたりした上で、議論の場で少しでも意見が言えるようになると、議論を企む数が増えると共に、議論がより深くできると考えています。よって、一人でも多くの若者が自分で議論の核となるような「社会変革するための議題」をもったうえで、多属性の人から議題への問いを立てることができ、探求と実践を繰り返せす実験質の機能が持てるようになると考えています。

このような社会を実現するために「未来の議論を内包した場」を作るときに求める行動指針は以下3つを考えています。

・社会を批判的にみる目を変え、可能性に目を向ける。
 ー社会への違和感を言語化し変化させられるかもしれないという見方に変える
・解決策をすぐに出したい気持ちを変え、実験する。
 ー議論を通じて見つけたアイデア1つが失敗しても、新たに仮説を立て直し、行動に移す
・今だけを見て判断する思考を変え、未来を含んだ今を考える。
 ー直接的に解決するアプローチよりも解決の一助となる価値を積み上げていく

これらを大事にした事業運営を心がけていきます。

未来の議論を内包したメディア・スクール・事業について

私たちは、未来の議論を内包した場を​​メディア・スクール・事業という3つの形式でつくります。メディアでは社会課題との知るきっかけから社会変革への興味の誘発のために「若者が議論を見て気づく」、スクールでは社会課題に立ち向かう若者へ議題へ問いの切り口を深めるために「若者が議論の中心になる」、事業では非営利組織や企業と協働して社会課題への関心を引き上げ適切に巻き込むことで「若者が議論に参加できる」ような仕組みを提案します。

1 「Social Dialog」〜未来の議論を内包したメディア

Social Dialogは「若者と社会が未来の議論をオープンに行う」をコンセプトとした対話型メディアです。インスタグラムを通じたビジュアルベースでの社会課題に関して探求するコンテンツや、社会の問題や課題に向き合っている若者や企業をおよびした「なぜ、今、それを行うのか?」を問いかけながら進める対話型ライブ配信コンテンツ「Dialog Live」を月毎にテーマを決めて運営しています。


2 「SCL School」〜未来の議論を内包したスクール


SCL Schoolは「ソーシャル版ビジネススクール」をコンセプトとした起業家支援プログラムです。起業家は自身のアイデアやプロジェクトを持ってそのプロジェクトの進捗を生むことを目標に本プログラムへ参加し、企業や投資家などとの対話を通じた自身の事業の成長を目指すプログラムを提供します。 2022年秋開講に向けて準備中です。


3 「SCL Management」未来の議論を内包した事業


SCL Managementは社会的事業を若者と取り組みたい非営利組織や企業に若者を巻き込んだ場づくりを通じた事業運営の支援を行うコミュニティマネジメントを専門としたチームです。私たちは、リアルな社会に興味をもった若者世代との繋がりを活かして、非営利組織や企業のプロジェクトに、若者を適切に巻き込み、未来の議論を通じたより良い関係構築をすすめつつ、事業の関係人口を増やし成長させることに貢献します。

リリース記念イベントのお知らせ

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SCLのリリースを記念して、事務局長に就任した私と代表の種市が「未来の社会への議論を内包した場」をどんな想いで設立したのか、SCLで取り上げたい社会課題トピックを軸にトークイベントを行いますので、ぜひご視聴ください!

Dialog Live Vol.1
未来の社会を変えられると気づけ、社会と接点を持てるようになるには?

日時:2022年4月22日(金)20:00-21:00
形式:Social Change Labのinstagramアカウントにてライブ配信


今後の展望


Social Dialogのinstagaram投稿としては社会課題に解決に立ち向かう団体の紹介や海外の事例紹介を発信する予定です。また、Dialog LiveではU-25の社会起業家やNPO代表を中心に招き、事務局長の中野が問いを投げかけ、なぜその社会課題に取り組んでいるのか、どのような想いで活動を始めたのかを深掘りしていくinstgaramライブを行います。

SCL Schoolでは、社会起業家を目指し活動する若者のスキルを伸ばすために企業・起業家・投資家がソーシャルコンセプトの解像度を上げるメンタリングをすることで、提案したマイプロジェクトに自信を持って取り組める環境を作りたいと構想しています。企業は、社会起業家への支援を行うシードVCや金融機関や不動産会社、採用を狙う事業会社、協業希望などに協賛金を支払っていただいて参画可能として若者にリソースを提供したいと考えています。2022年秋開校に向けて、今後詳細な情報を随時更新していく予定です。

Social Change Lab
代表:種市慎太郎
共同代表:西村航
事務局長:中野智文
設立:2022年4月
住所:〒060-0052 北海道札幌市中央区南2条東2丁目7-1




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