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支援型NFT第7回 『破壊とNFTアート化』

5月1日の昨晩、アクリルガッシュで30cm x 24cmサイズのキャンバスに描いた絵が完成した。タイトルは『二つの太陽』と名付けた。

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そして、その作ったばかりの作品を壊してみた

元々は今、お世話になっているナニーさんに向けて描いていたのだが、どうもフィリピン人の普通の感覚の人には喜んでもらえる気がしなかったので、一旦壊してみたのだ。個人的には写真に撮るといい感じだが、ちょっとサイケデリック過ぎてプレゼントにするにはアクが強すぎる気がする。

元々はこの絵をプレゼントした友人のところで働いていたナニーさんが、我が家で働き出して3ヶ月弱。プノンペンのロックダウンに合わせて近所に引っ越してきてくれたりなど、何か無理言ってお世話になってきたのでプレゼントできたらと思い作り始めた。

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制作開始が2021年4月10日。制作期間はトータル約1ヶ月弱くらい。

題材は、ナニーさんとうちの息子の笑顔を太陽に見立てた作品だ。
フィリピン人のラテンのノリと笑顔は、眩しい大きな太陽を連想させた。そして息子の名前・日奈太は太陽をイメージして名付けたので、小さな太陽だ。まさに『二つの太陽』が寄り添っている、カラフルな宇宙を構想した。

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最初の下塗りは息子の日奈太と共同作業。2歳児の感覚で色を混ぜていくと、色彩はどんどん茶色っぽくなっていく。それを手直しながらの1ヶ月だった。

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4月18日。すっかり消えてしまった下書きを、再度アクリルガッシュで再構築。

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4月28日。彩度を上げて塗りたいところに、白ベースを作って再度着色。

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完成してみてみると、カラフル好きの自分としては満足いく作品になったが、人にあげるにはサイケデリック過ぎる気がする。。。もらった方も困るだろうじゃないか、と自問自答に陥る。

話は変わるが、NFTアートについて初期の頃からずっと疑問だったことは、実物のアート作品の扱いはどうなるのだろうか?、ということだ。

基本的にはデジタルアートなので、現物がないゲームやCGの作品が多い。

その問いのひとつが、StartBahnが行っているICタグで実物と繋げるということだろう。まさにモノとITw繋げるIOTを使った解決策だ。アジアのアートコンペディション『WhiteCanvas』の受賞作品も全て、StartBahnのICタグを付けさせてもらった。

とはいえ、現在のミャンマーのように入国に困難で、作品実物にICタグを付けれない時はどうしたらいいのだろうか?
そして、表現方法がデジタルではなく、アナログしかない人はどうすれば?

そんなことを思っていたら、こんなイベントが行われるらしい!

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「燃えるアート展」というタイトルよりも、「全て爆破」「絵画100点NFT化」の方がわかりやす。まだまだ黎明期のNFTアート。NFTアートを法律系の視点で描いている方々も多いが、この「全てを爆破」という解決法がめちゃくちゃわかりやすい。アナログ作品のNFT化のためには、実物が存在しなければ良いということだ。それもパブリックな状態で破壊する。

そうすれば、所有権はブロックチェーン上だけで管理することができる。

ということで、悩ましい作品は、完成とともに破壊してNFT化してみることにしたわけだ。

それなりに時間を掛け、自分の子どもと一緒に描いた思い入れがある作品を。自分自身の手でで破壊するという行為は、思っきりと勢いが必要だ。

破壊している最中は狂ったような一抹の快感を感じるが、終わった後には後悔と反省でいっぱいにもなる。OpenSea上のこの作品の外部リンクには、DropBoxにアップした破壊されたこの作品のリンクを刻んだ。

この作品は破壊してしまったので、ナニーさんへの感謝を告げるプレゼントについて、彼女の次の誕生日までにどうにかしよう。
そして、もしNFT化したこのこの作品が売れた際には、彼女に還元しようと思う。

#NFTアート #triarts #仮想通貨 #革命


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