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SocialCompass活動レポート

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『社会貢献&SDGs×アート&デザイン』をコンセプトとした 一般社団法人ソーシャルコンパスの活動報告をまとめていきます!
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2021年6月の記事一覧

WhiteCanvas2020授賞式・展覧会レポートと受賞者の紹介(動画追加)

WhiteCanvas授賞式・展覧会2020年10月24日、第一回目となるWhiteCanvasアートコンペディションの授賞式・展覧会のオープニングセレモニーがカンボジア・プノンペンのiRohaGardenホテルで行われた。 2020年5月〜8月までカンボジア国内で公募が行われ、200作品の応募が集まる。その中から厳選された、一般部門20作品とキッズ部門10作品のノミネート作品が展示された。 会場には作品の展示のみならず、カンボジア発のVRプラットフォームCOMONY内に

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熱海の街がアートで変わる‼︎『PROJECT ATAMI』密着ドキュメンタリー

東方文化支援財団の中野善壽さんが手がける熱海再建プロジェクト『PROJECT ATAMI』。その活動を追うドキュメンタリー番組のオープンングアニメーションを作らせて頂きました。 ちなみにOPアニメーション 4:57 ~ から! 天王洲アイルをアートの力で盛り上げた、寺田倉庫の前社長でもある中野善壽さんが次に目をつけたのが『熱海』。東京駅からも36分程度で行けてしまう『熱海』を、アートの力で盛り上げて行きます。 将来的には、WhiteCanvasを使ってアジアからも『熱海』と何か関わっていけたらと思っています。 萎びた温泉街だった『熱海』が面白くなっていきそうです。

ワッティー着ぐるみ誕生秘話【第9回ワッティーってなに?】

2015年10月クラウドファンディングを行った。 内容は『カンボジアの体操キャラクターワッティーの着ぐるみを作りたい!』。 しかしクラウドファンディングは難しい。実際に、ソーシャルゲームのプロモーション費を集めるクラウドファンディングでは大失敗をした。 単にお金を集めるだけでは成功できなさそうなので、何かストーリーを作りたかった。そこで考えたのが、成功した暁にはワッティーの着ぐるみでアンコールワット国際ハーフマラソンに参加することだ。 カンボジアの子どもたちの運動不足は

HAGAR Internationalインターネット安全啓発動画『SocialCompass活動レポート0006』

2017年、HAGAR Internationalという国際NGOと共に、子供向けインターネット使用の安全啓発用のアニメーションを作成した。 HAGAR Internationalは、スイスを本拠地に置く世界的な人道支援団体。アフガニスタンやベトナム、カンボジアで子供の人権問題に取り組んでいる。 スマホやタブレットなどが普及して、カンボジアでも子どもたちがインターネットに触れる機会も増えている。そこで、インターネットでは出会い系やポルノなど、子供たちにとって危険な側面があ

日本のバスはどこへ行く?【第8回ワッティーってなに?】

カンボジアには公共交通機関がなかった。電車もなければ、公共バスもない。あるのは、トゥクトゥクや原付タクシーだけだった。 ドアtoドアで、目的地に行ってくれるトゥクトゥクや原付タクシーはとても便利。しかし、人口増加や所得増加による車両保有台数の拡大で渋滞が発生し、交通事故死亡者数の増加もし始めていた。 そんなプノンペンに、日本から無償資金協力でバスが送られた。この協力で路線バスの運行・車両点検・整備、乗務員の育成、組織の経営管理などバス公社の能力向上の支援が行われた。 プ

途上国の宇宙感を映し出すプラネタリウム『SocialCompass活動レポート』

カンボジアの子どもたちが考える宇宙とは? カンボジアやミャンマーの子どもたちに対して環境問題啓発していく上で、『僕たちの地球を守ろう』という概念が理解できるのか、という疑問にぶつかった。 なぜなら、カンボジアでは理科教育が進んでいない。 カンボジアの子どもたちは地球が丸いことも知らないかもしれない。 地球を知らないのに、『僕たちの地球を守ろう』は理解できないだろう。 ということは、夜空の星々が宇宙だということも知らないかもしれない。 そこで実際カンボジアの子どもたちに

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JVCカンボジア40年の歴史をまとめる映像制作(6/19までカンパ募集中!)

JVCカンボジアでは、1980年の団体創設以来、難民支援を皮切りに職業訓練、持続的農業など様々な分野での成果を上げてきた。 SocialCompassは、その40年の歴史を映像にまとめるお手伝いをしております。 私もカンボジア中がロックダウンに入る前に、シェムリアップなどを撮影取材をさせて頂きました。そして、学生時代にJVCカンボジアでインターンをしていた、SocialCompassの理事・貝塚乃梨子が監督します。 膨大な動記録インタビューや過去の資料をまとめて鋭意編集中!! 『JVCカンボジア40年活動記録映像は近日公開予定!!』 ------------------------------------------------------------------------ JVCカンボジアでは、6/19までカンパも募集しています。多くの方のご協力のもと、この貴重な記録を完成させていきます。応援よろしくお願いいたします(JVCカンボジア40年映像制作委員会より) 6/19までカンパ募集中!詳しくは下記リンクまで! https://www.ngo-jvc.net/jp/notice/202...

森林伐採で、ハゲたワッティー 【第7回ワッティーってなに?】

ワッティーの髪の毛はフサフサだった? アンコールワットの化身だけど、生い立ちなどは一切不明だったワッティー。ワッティーのそんな昔の一端を知ることができる(?)貴重なアニメーションがこの『EcoWatty』だ。 『EcoWatty』は2017年、国際協力機構(JICA)とカンボジア環境省とともに、森林保全・林業をテーマに制作されたフルアニメーション。 カンボジアの森林伐採 は深刻だ。カンボジアの森林減少率は世界で最も高い国のひとつなのだ。14年間で144万ha。東京都の3分

カンボジアでプラネタリウムドームを作ろう!『SocialCompass活動レポート0004』

2017年度のTOYOTA財団の国際助成プログラムの助成対象に選ばれた。 JICAと共に行ったEcoCityProjectの第二弾のようなプロジェクトを想定して申請を出したのだ。2カ国間に跨る事業という制約があったため、カンボジアとミャンマーと選ぶ。なぜなら、カンボジアと同じような経済発展を遂げているミャンマーも、カンボジアと似た問題を孕んでいると思ったからだ。 TOYOTA財団の国際助成プログラムの予算内には、ミャンマー現地での視察予算も入っており、ミャンマー最大の都市

租税戦隊タックスレンジャー【第6回ワッティーってなに?】

2017年、国際協力機構(JICA)とカンボジア租税総局(GDT)と共に、アニメーションを製作した。 カンボジアでは納税意識の低さも相まって、近隣諸国と比較しても税収割合は低い。そこでJICAは、納税者がスムーズに申告納税できるための簡易帳簿の導入や納税者教育などを支援していた。 その中で納税者の税に対する理解を深めるための広報活動の一環として、ワッティーを使った『租税』についての啓発動画を作成することになった。しかし、租税総局にとってみれば『何故ワッティー?』である。