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SDGs×世界遺産 絵本プロジェクト

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息子用プレゼントとして、『ありがとう』をコンセプトにSDGs×世界遺産のキャラクター絵本を作るプロジェクト。
運営しているクリエイター

#持続可能な開発目標

【大幅刷新!】HeriKidsありがとうえほんVr3.0

『ありがとうえほん』の重版が決定! 今週末にシェムリアップで行われるアートワークショップで、500部印刷した絵本の在庫もなくなる予定。 そこで、内容も一新して重版することにしまいた! 3歳の息子に向けた絵本ということもあり、内容が少し抽象的だった前バージョン。全部ひらがな表記も辞め、漢字を使うことにしました。(振り仮名表記あり) そして対象年齢も、3歳から6歳向けに引き上げ。 かなりわかりやすい文章になったと思います。 キャラクターの名前も一部変更(SDGs02マダ

SDGs迷路で遊ぼう!【こども下水道新聞掲載】

SDGs迷路を作った。 遊びながら、SDGsの17のゴールについて学んでいく迷路。 絵本にも出演しているワッティーをはじめとした『SDGs×世界遺産』のキャラクターたちHeriKidsたちが総出演している。 この迷路は、日本水道新聞社発行の子ども向け新聞『こども下水道新聞』のイラスト記事として制作した。 『こども下水道新聞』とは、環境教育の始まる小学4年生に焦点を当て、毎年度、下水道事業を実施する各都市の協力を得ながら製作している子ども向け新聞だ。 昨年はSDGsすご

『SDGsすごろく』が2度目の掲載!

日本水道新聞社にメールが届く。 ソーシャルコンパスで作った『SDGsすごろく』を掲載したいとの依頼。 依頼主は、福井県で発行している子育て情報誌「スマイルママ」。 SDGs特集ということで『SDGsすごろく』に興味を持ってもらったようだ。 『SDGsすごろく』は、日本水道新聞社発行の子ども向け新聞『こども下水道新聞』にて、昨年2020年にイラストの記事として制作した。 『こども下水道新聞』からは、2019年から毎年、SDGsを掲載することをコンセプトにイラスト記事を描か

SDGs絵本22『リベンジ決意とクメール語版』

息子の誕生日に合わせて絵本を作った。なんとかギリギリに完成させて、印刷したものを息子に渡した。 喜んだ様子で、お気に入りの棚に仕舞われる。随分と気に入ってくれたんだな、と最初は思っていたが、ちょっと怪しい。 誕生日から半月が経った。 お気に入りの棚に入ったまま、出てくる様子はない。読み聞かせをしようと思い、棚から取り出してもってくる。 すると、息子にめちゃくちゃ怒られる。 勝手に持ち出すな、と。ある意味大切にしてくれてはいるようなのだが、読んではいない。。。 代わ

SDGs絵本20『富士山は地球とつながっている』

SDGs×世界遺産のキャラクター作りもいよいよ最後のひとつ。SDGs目標15 陸の豊かさを守ろう だ。 地球の陸地面積の30%以上を占める約40億ヘクタールの森林が、毎年1,300万ヘクタールも失われていることで様々な問題が起こっている。 それはつまり、毎年東京都59個分の森林が失われていることになる。 元々のSDGs目標15 陸の豊かさを守ろう のキャラクターは、手が『木』になっているということでカンボジアのアンコールワットのキャラクター・ワッティーを配置していた。

SDGs絵本19『貧困をデザインする』

SDGs 目標1 貧困をなくそう の元々のキャラクターはネズミの家族だった。貧困のイメージをドブネズミに投影したのだ。ネズミになら貧困のイメージを投影して文句も出てこないだろう。 しかし、このSDGsの目標と世界遺産を組み合わせのキャラクターはそうはいかない。なぜなら、貧困はネガティブワードだからだ。世界遺産と貧困のイメージを組み合わせて良いものだろうか? ステレオタイプの貧困国というとアフリカ。最初はアフリカの世界遺産も考えたが、気が進まない。 昨今のアフリカのイ

SDGs絵本17『世界遺産第1号から繋がるともだちの輪』

英語でありがとうは『Thank you』。 ありがとうの絵本を作るにあたって、Thank you は必要不可欠。そんな英語圏での世界遺産を探してみた。 探すにあたって、最初の世界遺産はどこなんだろうと、疑問に思う。 1.ガラパゴス諸島(エクアドル) 2.キト市街(エクアドル) 3.イエローストーン(アメリカ) 4.メサ・ヴェルデ国立公園 (アメリカ) 5.ナハニ国立公園(カナダ) 6.ランス・オ・メドー国定史跡(カナダ) 7.クラクフ歴史地区(ポーランド) 8.ヴィエリチ

SDGs絵本16『飢餓と戦う世界遺産!?』

SDGs 目標2 飢餓をゼロと世界遺産のキャラクター。 飢餓のキャラクターをイメージしたときに、パッと頭に浮かんだのが空腹のハイエナだった。ライオンキングの小悪党の印象もあるのかもしれない。他の動物が仕留めた餌を横取りするちょっと悪いイメージ。 そんなハイエナのキャラクターを描いてみる。 ハイエナと世界遺産の繋がりを探してみると、エチオピアにある世界遺産・歴史的城塞都市ハラール・ジュゴル には長い伝統としてハイエナへの餌付けも行われているらしい。 まさか、ハイエナ

SDGs絵本13『健康と福祉はエンタメで』

健康や福祉といえば医療。そのイメージだろうか? おなかには短絡的に赤十字。そして、なぜだかお化けのQ太郎を連想させるデザインに、医者のコスプレをさせただけ。 元々のSDGsの目標3すべての人に健康と福祉を のデザインは、健康や福祉なのになぜだか不謹慎にもお化けというキャラクターだった。 SDGs 目標3すべての人に健康と福祉を と世界遺産を組み合わせで調べたのが『病院』だった。イタリア・バルセロナには、世界でもっとも美しい病院と呼ばれるサン・パウ病院が存在する。 サ

SDGs絵本10『なぜ?どうして、ピラミッド?』

SDGs×世界遺産のキャラクターを作ろうと思った時、直感的に目標4 質の高い教育をみんなに は、エジプトの世界遺産ピラミッドにしようと思った。 数ある世界遺産の中で、圧倒的な知名度を誇るピラミッド。そして誰もが知る世界遺産といえば、ピラミッドしかないだろう。その三角形の構造には数学的なイメージもあり、いかにも知的な感じを醸し出す。 元々のSDGsを擬人化しただけの以前のデザインは、ひらめきをイメージさせる電球と教師の衣装をきた安直なデザインだった。 正直、あり触れた