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旅育!!ノマド家族〜中村家の子育て日記〜

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カンボジアのフィリーペーパー『Nyonyum』で連載。旅しながら育児をする旅育に憧れる、夫・中村英誉と妻・有紀子夫婦コラム。
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#毎日note

旅育のカワイイ障壁

中村家が旅に出るのに、大きな障害ができた。 猫を飼いだしたのだ。 ペットがいると、旅に出にくくなる。 猫好きな妻が、猫を飼いたがっているのを、今まではそれとなく賛成せずにきてきた。 しかし、ある日、息子の日奈太が、子猫を拾ってきた。 なんでも、水辺で死にそうだった子猫らしい。 家に帰ったら、『ニタ』という名前が決まっていた。 日奈太が自分で決めたらしい。 意外にいい名前。 とはいえ、ベビーシッターのジェニーの友人のフィリピン人の女性が飼ってくれるらしい。 数日の

宇宙旅行は馬車から!?【旅育!!ノマド家族。】

米オンライン通販大手アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が20日、自身が保有する宇宙開発企業「ブルー・オリジン」の初の有人飛行ロケットに搭乗し、短時間の宇宙旅行に成功した。 ロケットに乗っての宇宙旅行。まさに男の子のロマンである。 私よりもう少し上の世代は、アポロの月旅行もあり、幼い頃の夢が宇宙飛行士が多かった気がする。しかし、私の幼少期は、スペースシャトルの失敗なども続き、宇宙開発は少し停滞気味だった。 そんな宇宙開発も、イーロン・マスクや、ジェフ・ベゾスの登場により、加

近所だったマレーシア【旅育!!ノマド家族】

旅、したいですよね? なかなか、旅に出ずらい時代になってしまった。 世界が今状況になっていなければ、カンボジアを拠点に色々と妻と子どもといっしょに色々なところを、もっと旅する予定だった。2歳までは子どものフライチケットが安いこともあるので、色々な計画は立てていた。 そんな思いの2019年4月。カンボジアの連休で、最初に家族でアジア旅をしたのがマレーシア・ペナンだ。 仕事で日本へ帰国していた私と、カンボジアで待っていてくれた妻子が、マレーシアの首都クアラルンプールで落ち合

一時帰国が大冒険【旅育!!ノマド家族】

日本へ一時帰国した。 帰国前日、コロナ感染者がAEON にも発生した!?と大騒ぎになっていた。 「本当に再び戻ってこられるのだろうか?」と、カンボジアを離れて良いものかどうか悩まされることになる。 『旅育』というタイトルで連載しているが、まさか『単なる一時帰国』が『ドキドキの大冒険』になる日が来るとは思わなかった。 帰国後すぐに家族とは会わず、東京で隔離を二週間。その後一週間、東京で仕事処理する。 まだその当時はGoToがあったのでマシだったが、それでもいつも以

沖縄子連れノマドワーカー【旅育‼︎ノマド家族。】

2018年旅育しながらの子育てノマドワーカーを目指し、生後5ヶ月の日奈太を連れて旅に出た。熊本から再び飛行機に乗り、今度は沖縄へ。 単純に沖縄へ行ったことがないので、一度行ってみたかった。(妻は何度も行ったことがあるらしい。)そして、日奈太にとっての初フライトがいきなり国際線というのはハードルが高そうなので、練習がてらの国内線で選んだのが沖縄だったのだ。 それにしても、息子の日奈太は飛行機の中で大人しかった。 気圧の関係で泣き出してしまう赤ちゃんも多いらしい。しかし、日奈

生後5ヶ月!ノマド家族のはじまりはエコビレッジへ行ってみた。【旅育‼︎ノマド家族。】

子育てノマドワーカーを目指し、生後5ヶ月の日奈太を連れて旅に出た。 目的地は、熊本の三角のエコビレッジSAIHATE。 日奈太の人生初の旅は、そんなエコビレッジへの訪問だった。 エコビレッジとは、Wikipedia曰く、持続可能性を目標としたまちづくりや社会づくりのコンセプト、またそのコミュニティ。パーマカルチャーの実践や、持続可能性の追求など、SDGsにもつながる今注目の概念だ。 実はこのエコビレッジSAIHATEには、2011年のまだ開村前にお邪魔したことがある。今回

夫婦仲の秘訣は相手の話を聞くこと【旅育!!ノマド家族。】

この記事は2020年06月30日のカンボジアのフリーペーパー『NyoNyum』掲載のものです。 日本へ行ったり来たりするのには不便な時代だが、ありがたいものでオンラインでやれることは充実してきた。 まず意外なことが、新たな『出会い』が増えたことだ。 今までは帰国した際の限りある時間の中で、新たな出会いをもぎ取っていた。 しかし最近は Zoom を使えば、すぐに話せる。紹介されればすぐ繋がる。 すると、今までにない不思議な出会い方が増えた。 有名な会社の経営者や

息子との再会を夢見ながらZoomで成長を見守る日々【旅育!!ノマド家族。】

この記事は2020年06月30日のカンボジアのフリーペーパー『NyoNyum』掲載のものです。 「2歳までは飛行機代が安いから、3人で世界を回ると良いよ」という恩師からのアドバイスが、旅育の始まりだった。 そんな息子も2020年6月30日で2歳になる。 クメール正月や国王誕生日、この一番暑い季節は休暇ばかり。 5月頭にはフィリピンに行く予定を入れ、ルワンダやアムステルダムにも行きたいと色々計画していた。 しかし3月も半ばになると、世界はそんなことを言っていられる