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リリー・フランキー「スナック ラジオ」 に心理的安全性を見た!

「スナック ラジオ」というラジオ番組を聞いたことありますか?
リリー・フランキーさんとBABI、川村那月さん三人の番組です。
土曜日の夕方、絶妙な時間に流れる放送です。(その昔は、サントリーのウェイティング・バーというのがあったような気がしますが確かではない。)
この時間、街に出るのか、飲みに行くのか、家族と外食するのか、バーに行くのか、ちょっと色気のある時間で、ちょっと寂しい時間です。

スナラジと呼ばれています。

初めは他愛のない話しばかりと聞いていたが、、、

 こんなに年の差があるとお互い牽制しあって口も聞きたくないのが普通? 親子であれば口も聞かないかも知れない。バビさんもなつきさんも今時の女性、オヤジになんか興味のない年齢のはず。リリーさんはお父さんに近い年齢なのに。
 いつ放送が終わっても仕方がないといつもリリーさんが言ってましたが、密かに人気が出て長続きしています。(特に年配にも)
 が、ここのロジックに何かミソがありそうだ、、、と分析したくなりました。

等身大の自分達を、飾らず出している、いや自然に出ている、、、

 一見、華やかで今風に見える女性2人。話してる内容からしても、、、と思いきや、自分達にかっこ付けることもなくあからさまに日常を話してくれています。そしてリスナーのお便りなどもしっかり聞いていて、何と言っても相手に対して感情移入されています。
 人の心がわかる2人。かっこつけず自分達をさらけ出している。組織に属してるそれなりの人間は、上へのアピール強く等身大以上の成果を主張する人が大半、、、なのにそんな事と無関係な生き方をしている人を見ていると何かホッとするのと羨ましいのかも知れませんね。

そしてリリーさんは2人の話しをしっかり聞いている

 子供だからと茶化すこともなく、同じ目線で見ている。女性2人も年の差あれど同じ土俵での意見をぶつけていくし、リリーさんも「こいつら年下だから・・・」見たいな返しでなく本当の友達感覚で返しています。また自分のことも包み隠さずさらけだしている所が凄い!

 またこれを組織に当てはめてみると、会社の上の人間は同じ部署の人間に対して同じ目線で見ているでしょうかねぇ? また部下の話をしっかりと聞いてあげてますでしょうかねぇ?そんな出来た上司に巡り会えている人は幸せと言わざるを得ない・・・ですね。

今の時代、こんな世代を離れた人間関係は少なくなった。

 皆、かっこつけてない。
かっこつけていないので嘘がない。
虚勢を張る必要もない。
派手でもない。
人と比べる必要もない。

だから無理なく生きていける、 背伸びする必要もない。

 どこか情緒的な面もあり、どこか寂しそうな所もあり、はかなさを知っているゆえに、つい人に優しくなれるような・・・

  一見は派手な女性2人と不良オヤジみたいな感じですが、この3人は番組が終ったとしても付き合って寄り添って生きていくのでしょうね。

灯台デモクラシー、そんな仲間が自分にもいたではないか!

 自分にもそんな仲間がいた。うっかり忘れていた、と言うか身近すぎて気が付かなかったのか?

 1人は自称アラフォーのAさん。1人は自称アラサーのSさん。皆んな自分の仲間だ。会社で上向いて仕事するのに嫌気がさし、仕事ほっぽり出して休んで辞めそうになった時に寄り添ってくれた2人。赤の他人と言えば他人、でも会社の中で結ばれた「スナック・ラジオ」的存在の仲間だ。

 皆さんにもきっとそんな仲間が身近にいますよ! 冷静に我に帰ると以外と見えてくると思います。

追伸…サラリーマンで言うと出世や地位など関係ない人たちか。

 さらにふと思ったことがあります。
サラリーマンで言うと、出世欲もないタイプの人たちなんだなぁと。
よって変なガサツさも無く、ましてや競争心もなく見たいな…。
こんな人たちが居ると、友達になりたいですね。。。

(終わり)

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