イーロン マスクの発言と"2.6.2の法則"と日本人の働くスタイルの関連性は?
前回からの続きです。(クリック)
働くことの幸福度の考え方はどこにあるのか?
そして経営者と雇われ側の考え方の違いは?
日本がのんびりした国になったと言われる要因、一部の識者の方は日本のゆとり教育にあると言われています。それを広めたのは海外からの圧力だと。あながち真実では?と思っている。
日本がGDPの点でも競争力の点でも世界を脅かす存在となってしまい、このままだと・・・と言うことらしい。
その結果はどうでしょう・・・?
これが原因(ゆとり教育)とは言えないが、上がらない賃金、進まないイノベーション、追いつかれ追い抜かれる優秀な技術など、、、
半導体メモリーはどうなった? EV自動車は中国やテスラに負け、生産台数はインドが台頭して来ているらしい。
他国は着実ににイノベーションを起こし、日本は慢心していたと言えるのでは、、、つまりは"ウサギとカメ"見たいな、、、
イーロン マスク氏の発言は厳しすぎますか?
最近流行りのWell-Beingと"ゆとり企業" は意味が違う。危機的状況であれば、誰が残業禁止だとか言うだろうか? もし自分が経営者ならどうする? 「残業しません」「出社しません、在宅勤務がデフォルトです」など権利を主張する会社員ばかりで競争に打ち勝てるだろうか???
ここに彼の発言を全て否定する訳にはいかない理由がある。
100%仕事好きな人間ばかりいるとは限らない、2.6,2の法則を思い出した。
2.6.2の法則がある(ちなみに自分の経験した会社は1.6.3だったと今振り返ると思える)。 ここに解決の道筋がある。
上位"2"の部分の人たちは仕事が好きなのだ(以前こんな記事を書きました。ご興味あれば「ジョブ型ワーク"推進企業が"ゆるブラック"になる」)ここの人達に残業するななど言う必要はないのだ。そのかわりきちんと見返りをする。残業時間の制限などをなくす、 やる気があるのだからとことんやってもらえばいい、そして成果主義、ジョブ型雇用とすれば良いのである。
そして"6"と"2"の部分の人達に対しては、別の給与体系を考えれば良いのだ。年功序列、メンバーシップでも良い。そこは企業の考えるところ、社内規定を作れば良い。
世間体を気にするなら"ハイブリッド雇用"を採用するのが良い。
残念ながら日本企業は一方的なメディアの情報に流される。Z世代が流行語であればZ世代に受け入れられることばかり考える。Well-Beingと言えばオフィスを快適にすることばかり考える。人手不足と言われれば賃上げどうしようかと焦り出す。45才以上不要と言われれば、減らすことばかり考える、、、
こんな企業に失望するのがまさしくこれからの人達である。その証拠にZ世代の人達もあえて就職することを選択しない、ある意味自分のやりたい事を目指しスタートアップ、フリーランスを目指したりしている。やりたい事が地方活性化だとすると身軽に彼らは地方にも行くのだ。
しかし最近はこんなことに気づく兆しも見え始めている。何かが少しずつ変わろうとしている。自分はマイナスではなく、ここにとても大きな爆発力とイノベーションが生まれると内心期待しています。
そのためにもZ世代、年寄り(ミレニアム)ともにうまく融合出来る働き方が熟成されればより良い日本社会が訪れると考えます。企業は今のところZせ世代のみにフォーカスしていますが、、、
(終わり)
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