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今の状況は運?実力?~運が良いと考えることのススメ~

タイトルの質問に皆さんはどう答えるだろうか。「子供のころから何一つ不自由ない生活を送れている。運が良い」と言う人もいれば、「恵まれない出自から下剋上してきたんだ。これはれっきとした実力だ」という人もいるだろう。
個人的にはこの世の中の事象はすべて相対的なものであるから、今の状況の大半は運が占めていると思っている。例えば良い大学に入ったのは自分の実力だと言われると、「親の頭が良い上に子供にしっかりとした教育を受けさせられる収入もあったのか。運の良い人だなあ」という感想を持つ。親は貧乏で塾なんか行けなかったけど良い大学に入ったんだという主張にも「才能がある上、長時間勉強することに捧げられるくらい時間に余裕があったなんて運の良い人だなあ」と思う。
ここまで極端である必要はないが、少なくとも自身の運が良いと考えることは人生にプラスの要素を与えるように感じる。少し説明する。

運が良いと考えると謙虚になれる

例えば宝くじで7億円が当たったらどうするだろう。自分は運が良いと考え、日ごろお世話になっている家族や友人にお返しをするのではないだろうか。
宝くじが当たるなんてことは早々ないが、運が良いと考えると良いことをしていこうというエネルギーになる。「いただいた運だからとりあえず全力でやってみるかあ」となれば良い循環が生まれるだろう。

実力だと考えすぎると息づまる

麻雀をご存じの人にはわかりやすい話になるが、仕事は麻雀に似ていると思う。自分が関わること全ての盤面が完璧に見えている人はいない。不確実な中で決断をしたことを自分の実力だと本心から言い切れる人はどれだけいるだろうか。失敗してしまった時、どこかに他責の心が入ってこないだろうか。或いは麻雀だったら「期待値を考えると合っていた」という敗北の正当化をするだろうし、ゲームの性質上それが正しいと思う。
世の中には自分でコントロールできないことだらけなのだから、もう少し肩の力を抜いても良いのではないか。もちろん、失敗したのであれば不確実性が下がったのだから要因分析はしっかりやるとしてだ。

まとめると

運の良し悪しは言い訳に使われてしまうこともあり、心地よくない人もいるだろう。しかし、自分が今、生きていることは運が良いと考えれば行動を前向きに変えられるのではないか。

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