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体癖別・コミュ障【ディス編】

”コミュ障”という言葉は、決して良い言葉とは言えませんね。
コミュニケーション障害…
それはしばしば”うまく話ができない人”を揶揄して言う言葉です。

が、一口にコミュ障といっても、世の中には実に様々な類のコミュ障がいますね。
口ごもってしまう人もいれば、自分の意見を一方的に押し付けるような人もいます。
あるいは、話があちこちに飛んで何を話したいのか分からない人や、質問に対しての答えが斜め上すぎて何を言っているのかちょっとよく分からない人、何気ない会話からいきなり不機嫌になって戦闘モードになる人もいたり、普段は無口なのにしゃべり出すと相手や周りの反応を全く気にせずしゃべり続ける人もいたりします。

それらの複合もしばしば見られますし、コミュニケーションが円滑でない人のすべてを「コミュ障」という一つの言葉ではくくるのは、少々無理があるような気がしませんか?

自分を「コミュ障だ」と自認する人もいれば、自分では全く気づいていない人もいます。
前者はコミュニケーションを怖れ、後者はコミュニケーションを軽視します。

いずれが優っているとか劣っているということではありません。
問題なのは、コミュニケーションの不具合によって人間関係が崩壊してしまうことや、なくならなくてもよい自信がなくなってしまうことでしょう。
コミュニケーションは人と人とをつなぎ、おそらくはそれ以上に、人と人とを引き離すのです。

もし、人ともっとうまく付き合えたら?
会話をもっと楽しみ、誰とでももっと仲良くなれて、相手からもっと好かれ、自分をもっと好きになることができたら?

「自分はコミュ障である」という「自認」という名の「自己防衛」を超えることができたら?
「自分は話すのがうまい」という「自信」という名の「自己顕示」を抑えることができたら?

人生はもっと面白いはず。

ですが、私たちの体癖がその障壁となることもありますね。
そう、まさに体癖によって、コミュ障のパターンが異なるのです。

体癖は、無意識で発動するものです。
自分の顕在意識が意図しない言葉を口に出してしまったり、相手が相手の話をしたいことが分かっているのに自分の話をしてしまったり、相手の言ったことを自分の頭の中で考えすぎて会話のテンポが遅れたり、相手が言っていることを「攻撃」と捉えたりしてしまうのは、少なからず体癖が関係しています。

そればかりか、体癖は「自分はこういう存在である」という自己認識を作り、コミュニケーションに過剰に臆病にさせたり、それとは逆に、過剰に「自分は話すのが得意だ」と思わせたりするのです。

というわけで今回と次回の『タイヘキストマガジン』は、”体癖別・コミュ障”と、その乗り越え方のヒントについて。

以前、『体癖各種に学ぶ!体癖処世術〜”○種システム”を手に入れる〜』というnoteをリリースしました。
体癖各種がするコミュニケーションの良い部分にフォーカスし、心理技術的に分解して紹介した記事でした。

こちらです↓

今回はその逆。
私ソシャフィアの八種性を全開にして、各体癖をディスり倒します。
閲覧注意です!

が、それはもちろん意図があってのこと。
決して体癖各種を貶める目的でディスり倒すのではありませんし、お読みになる方の自信を失わせる目的で書くのではありません。

あくまでもお読みくださっているあなたが「コミュ障を脱し、さらに人間関係を心地よく円滑にするために」、できるだけ体癖各種を平等にディスっていきます。

コミュニケーションをより良いものにするためには、まずは自覚。
無意識でおこなっている(かもしれない)体癖による働きに意識を向けること。
自覚するだけで、かなりコミュ障度は減っていくでしょう。

そして、必ずしもあなたが以下に紹介する各体癖のコミュ障っぷりに該当するとは限りません。
今までの人生の中で自分の失敗から学んで改善してきた部分もあるでしょうし、ストロークに溢れていてすでに相手にフォーカスすることができている部分もあるでしょう。

が、本当に賢い人の多くは、「これは自分も当てはまるのかもしれない」と自分を省みるものですね。
自己認識は自己認識に過ぎず、自分が自分だと思っている自分が自分のすべてではないことを知っているのです。

それに、複合体癖もありますね。
一番色濃いのは一種だけど、コミュニケーションにおいては二番目に濃い体癖の方が出ている場合もあります。
あくまでも「純正○種のやらかしがちな要素」を前提として書いています。

よって今回は、「○種的コミュ障」というふうに記載しましたので、まだお体からの体癖診断をお受けでないなら、すべての○種的の項をお読みいただくことをオススメします。
いや、すでにお受けになった方もぜひとも最後まで全部お読みください、せっかく頑張って書いたので(笑)

というわけで、八種らしいエクスキューズ(言い訳)に満ちた長い前説をお読みいただき、ありがとうございます(笑)
ここからはノーガードでバチバチにディスり倒します。
ところどころ、八種九種的な私怨で書いている部分もあるかもしれません。
ついついユーモアを忘れてしまっているところも。
それでもクレームやご意見などは一切聞く耳を持たない姿勢で書いていきますので、再度ご注意のほどよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

そちらをお読みになった後の【対策編】(後編)で、コミュ障を脱するための心理学的なヒントを、あなたは得ることになるでしょう。
私ソシャフィアは、コミュニケーションの方法を教える心理学講師として、日本全国を回っていたんですよ!
そのせいで、病気になって臓器が一つ無くなっちゃったけど(笑)

その方法については、次回の『タイヘキストマガジン』で。
今回はただひたすらにディスり倒しますので、お読みにくださるのであればどうぞご覚悟をもってお望みいただければm(_ _)m

一種的コミュ障

一種は、あまり「コミュ障」という印象はありませんね。

快活な人が多く、話し好きで、頭の回転も早く、たとえ話も上手で、「わひょわひょ!」とか言いながらウェットな会話を楽しんでいる人の多い体癖です。

何かを教えたり、順を追って説明したりするのも得意で、どちらかと言えば話をするのがうまい。
人に臆することも少なく、口ごもって言いたいことも言えないようなことも多くはないでしょう。

が…

もう何度も『タイヘキストマガジン』で書いていますが…
”上から目線”と言えば、一種。

自分が正しいと思っていて、その思い込みを押し付けます。
その思い込みは、自分独自の思い込みというよりは、”世間一般”を基準にした通念(みんなが持っている思い込み)や、権威ある人が言ったことを何の疑問も持たずに、ほぼそっくりそのまま、自分も同じことを言っているだけに過ぎなかったりもします。

人の感情に配慮するよりも、正論ティーを飲ませて相手を”導く”ことの方が重要だと考えている、のかどうか分かりませんが、世間的な”正義”を振り下ろしてきます。
それでいて相手が反論してきたら、「メンツを潰された!」とムキになって頑張って論破してこようとするのです。

しかも、体構造的に首が上を向きやすく、相手は見下ろされているような気分になったり。
「あなたがご存じないようですから、この私がアドバイスして教えてあげますけど〜、この私が」みたいな態度を、意図せず匂わせる人もいます。

要は、偉そう。
世間一般で言うところのいわゆるコミュ障ではないけれど、相手を萎縮させ、言いたいことを言わせなくさせるような、相手をコミュ障にしてしまうような言動を無意識にとってしまうのです。

いや、中には意図的に相手を封じ込めようとする人も。
自分の言い分を通して、「この人は頭が良い人なんだ。すごい人なんだ〜」と思わせるために。
ところが、それが完全に裏目に出ていることにすら、気づいていないのです。
はい、残念でした〜!

そして、時に”上の空”で相手の話を全く聞いていないことも。
頭の中でユカイな妄想を繰り広げ、目の前で起こっている状況よりも、そちらを優先してしまうのですね。

晴哉先生の奥様の昭子さんは一種で、晴哉先生から「上空院」という、ギャグが高度すぎてちょっと何を言っているのかよくワカラナイあだ名をつけられていたそうですが、そんな感じでボケーッとしている時も。
と言うと何だかちょっとkawaii感じですが、油断しているとキリッとしている時に上からガツンと正論ティーを振り下ろしてくるのです。

それをされた相手の感情に配慮しないところは、ある意味ではやはりコミュ障なのです。
コミュニケーションは、自分の”正しさ”を証明するために行う場面も人生の中ではあるのでしょうが、友達や同僚や恋人やパートナーや配偶者にもそんな感じですので、知らぬ間に敵を作って自分の評判を自分で落としてしまっているのですね。

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