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複合体癖の葛藤

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「満足なパートナーなのに…」

六種一種の女性の方に相談を受けました。

「すごく良い旦那さんなんですけど、話しているとなぜだかイライラしてしまうんです…すごく優しくて何でも受け入れてくれて、一緒に過ごしていると楽しいんですけどね…」

その日は私の運営する東京・赤羽のソシャフィア体癖院で体癖コーチングのセッションで、「実は旦那さんが今も一緒に赤羽まで来てくれていて、待っていてくれている」とのこと。
そしてそれは彼女にとっては嬉しいことなのだそうです。

が、話しているとイライラする…
特にすでに知っていることを言われたり指摘されたり、会話をしていても話が合わずイライラしたりしてしまうのだそうです。

これはどういうことなのか?

体癖的に見れば、おそらく…
その方の旦那さんは、その方の六種の感受性は埋めているけれど、一種としての感受性は埋めていないのでしょう。

一種は想像力をかき立てるような、知的な会話を好みます。
他の人が知らないような知識を披露したり、楽しい妄想を共有したりするのが大好きなのです。
さらにパートナーにもそういったやり取りの相手になるのを求めるようなところもあります。

また、自分独自のルール(本人はそれが世間一般では当たり前だと思っているルール)に従ってくれなかったり、小馬鹿にされたように感じるとムッとしたりするといった弱点もあります。

ですので、承認欲求が満たされていると安心し幸せになる六種の部分が満たされていたとしても、その一種の部分が満たされていないと「一緒にいると幸せなのだけれど、ついつい相手にイライラしてしまう」という”葛藤”が起こるわけですね。

複合体癖は常にそういう矛盾を抱えているもので、一方の種の感受性が埋まっていても、もう一方の種の感受性が埋まっていないと、不満を覚えてしまうのです。
夫婦関係や恋愛の場面で、相手がどんなに素晴らしいパートナーであったとしても、なんとなく他のカップルをうらやんだり、「もっと良い人がいるかもしれない」なんて思ってしまうわけです。

仕事だってそうでしょう。
いくら給料が高くても、自分が好きなことができなくて不満を抱えている人はたくさんいますね。

そして重要なことに、ほとんどの人が複合体癖。
つまりは、ほとんどの人の心の中に葛藤があり、矛盾がある、ということ。

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