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J2開幕戦:徳島VS金沢

久しぶりにサッカーを真面目に見たのでnoteにレビューを投稿します。

我らが徳島のサッカークラブ、徳島ヴォルティスを取り上げてみることにしました。

スタジアムは実家から5分。

ユースチームに練習参加したこともあります。笑

去年J1で最終節まで踏ん張ったものの降格の憂き目にあった徳島。

主力選手は根こそぎ持っていかれ大解散しましたが、今季も活きのいい将来有望な若手選手を多く獲得していますので、なかなかロマンチックなメンバーになっています。楽しみです。


1.スターティングメンバー

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徳島は新加入櫻井選手をアンカーに置く4−1−2−3。

後方からのビルドアップでボールを保持しながら攻めるスタンスは変わらず。ポヤトス体制2年目、本領発揮となるか。

今年は監督が開幕前からチームに帯同できたわけですが、昨年オリンピックの中断期間後のゲームで散々な結果に終わっていたので、ポヤトス監督のトレーニングやゲームの準備には少し不安があります。笑


対する金沢はもう同じ監督が6年チームを率いているらしい。

4−4−2のブロックを敷きながら、基本的にはシンプルに前線のターゲットの2トップ、サイドのスペースにロングパスを狙います。

新加入の元日本代表トヨグバ仕様って感じですが、去年の試合を見ていないのでどれぐらい変わったかはわかりません。


2.徳島のボール保持と金沢の守備

主にボールを握るのは徳島。

まず金沢の守備でかなり徹底されていたのが、

豊田と林のツートップがアンカーの櫻井を監視していたことです。

どちらかがCBにプレスを行い、片方がアンカーケアと言うよりは、CBにプレスがかからなくても櫻井にボールを入れないことを優先していたように思います。

何度も首を振って櫻井の位置を確認するシーンが印象的でした。

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CBにボールを持たれることはある程度許容していた金沢ですが、CBからSBへボールが入ると、SHが積極的にプレスに行っていました。

前線のパスコースを見つけられず、徳島はCBに戻すシーンが多かったように思います。

渡井と白井の両セントラルには、金沢のWボランチがついていたので、

CB,SBから、一つ飛ばしてCFの藤尾に縦パスを刺す場面もありましたが、

いかんせん藤尾にボールが収まりませんでした。

中盤の選手へのルートを消せていたので、金沢の両CBは藤尾に思い切ってアタックできていた印象です。

新加入の藤尾がどんなプレースタイルなのかあまりわからないのですが、背負ってプレーするのはあまり得意ではないとスカウティングされていたのかもしれません。

そう思うと、去年までエースとして活躍していた垣田選手は、裏のスペースも狙えて、背負ってキープもできる貴重な選手でした。笑

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垣田選手、J1で頑張ってください!笑

前線でタメが作れず、WGも裏のスペースをつけず、セントラルもライン間でボールを受けれない徳島の攻撃は停滞気味。

やはり最初の交代カードは藤尾でしたね。バケンガとの交代でした。



2.徳島のネガトラと金沢のカウンター


徳島はボールを失うと基本的にはプレッシングからの即時奪回を狙います。

その場合は4−4−2の形。CFに加えて、セントラルのどちらか一枚が前に押し出して金沢のCBに寄せていました。その後方にアンカーの櫻井と寄せなかった方のセントラル。

WGは外切りプレスを匂わせていましたが、どこまで統一されていたかは不明。

日本代表も時々両WGが外切りプレスを敢行することはありますが、クロップ監督のもとで普段プレーしている南野と、それ以外の選手では明らかに精度が違っていました。やっぱ難しいんですかね。笑

子供の時から 中を切れ!!!

って言われますもんね。笑

ある程度押し込まれたら両WGと櫻井が引いて4−1−4−1でセット。

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金沢は無理にショートパスを繋がず、シンプルにサイドのスペースや、豊田を狙ってロングパスを供給。

前半の序盤にはカウンターから決定機もありました。左サイドからストレート気味の早いクロスをファーサイドの豊田へ。

豊田選手は遠いサイドで待ち構えて、相手SBとのミスマッチを起こしていました。

空中戦においてはJ2で驚異になりそうです。

徳島はプレッシングも、金沢がシンプルに蹴ってくるため空転気味。

後半はより金沢が引き気味になったのでより試合が膠着してしまいました。




3.考えられる徳島の対策


金沢の守備がハマっていたので、ハーフタイムに何かしら変更をしてくるかと思ってみていましたが、あまり変化はなかったように思いました。笑

開幕戦の固さや、独特の雰囲気もありますし、あるいは力関係的にこのままでも押し切れると踏んだか。現場のリアルはいつだって外野の人間にはわかりませんが、

徳島のビルドアップ時の対策案をいくつか挙げてみました。


対策案その1:サリー

ツートップに捕まえられていた櫻井を一列落とし、最終ラインで配給役にすること。パス精度も上がりますし、ドリブルで運ぶこともできたかもしれません。ただやはり、藤尾も交代したバケンガもボールを収められなかったので、櫻井からボールが入っていたとしても潰されていた可能性あり。それでもSBを早い段階で押し上げられるし、金沢のマークをズラすことはできていたかも。まあ、櫻井はボールを受られずともツートップを引き付けていたので他のエリアでもっと頑張ってくれよって感じですが。笑


対策案その2:セントラルの列下り 

パスコースを封鎖されていた櫻井以上に、この試合は両セントラルの渡井と白井も機能していなかった印象。たまに下がって受けに行ったときに、金沢のボランチは結構付いてきていたので、思い切ってCB脇まで下りても面白かったかも。レアル・マドリードのクロースがよくやるやつ。

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金沢のボランチは流石についていくか迷うし、SBも押し上げられる。WGやCFは空いたハーフスペースも狙える。もしかしたらツートップもうまく誘い出せたかも。とにかく最初から最後まで金沢は配置を変えずに対応できていましたし、自分たちの土俵で戦えていました。思い切った移動を打ち込んでみても良かったのでは。


対策案その3:エグい現代型CBと収まるCFの獲得

これは元も子もない案。笑 この試合が停滞してしまった大きな要因は時間とスペースを与えられていた徳島のCBとCFが優位性を持てなかったこと。ヨルディ・バイスくらい蹴れて運べるCBだったらもっと金沢は警戒して寄せていたかもしれないし、笑 いくら中盤へのパスコースが封鎖されようがしっかり収まるCFがいれば問題なかった。(まじで元も子もない。笑


4.最後に

だいぶ雑なレビューになってしまいましたが、なんやかんや徳島の試合は見てしまいますし、勝ってほしいと思います。笑

徳島県民のサッカーバカですから。笑

終了間際にDFのカカを投入したあたりも、金沢の守備に対して解決策を見いだせなかったあたりも、少しポヤトス監督に不安を感じてしまいましたが。笑。まだシーズンは始まったばかり。

魔境J2は過酷なリーグですが、J1を戦ったチームとして意地を見せてもらいたいですね。

あ、内容でだいたい伝わったと思いますが試合の結果はスコアレスドローです。(笑)

DAZN解説のタブチさんは、オリオラサンデーのゴリゴリドリブルについて一生懸命コメントしてましたが、、、、


あれがすごいのは素人でも分かんねん!!!笑


愚痴はこの程度にして。笑

また時間があれば徳島の試合を真面目に見てみたいと思います。

徳島のサッカーファンの皆様のコメントお待ちしております。笑


では!あくまでも個人の意見です。

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